私が酒を飲む理由
私、お酒が好きです。
大体飲んだら色々言ってしまう気がします。「酔ってるのやばいなぁ」ってみんな笑ってくれるけれど、軽く後悔することも多いです。
流石にコンプラ的にアウトな事とか人間としてやばいことを言うとか、秘密をバラすような酔い方はしないのですが。
私って何でお酒好きなんだろ…?
ってずっと思ってました。
大学生の時も好きでした。
でもそれは先輩とのコミュニケーションツールとして、誰かと飲むことが好きだったにすぎません。
最近は1人で飲むこともありますし、24ぐらいになってからは明確に「お酒を飲むこと」が好きだと思うようになりました。
好きな理由
考えてみると簡単でした。
この図、見たことありませんか?
これ、私のお酒を飲む理由に近いのだろうなって思います。
きっと私は常にどこか不安で、楽しいことをしててもどこかで現実を考えてしまって、向き合わないといけなくて、それが嫌だけど目を逸らしてもどこかで考えてしまう。
酔うとその現実から少しだけ離れられるからだと思います。
つまり、『現実逃避』の4文字で片付けられる問題をこうも長々しく(楽しく)書いているわけです。
色々気にしすぎと言われればそれまでなんです。でも、多分私はとてつもなくコミュ障です。人見知りではなくコミュ障なんですよ。
色々考えすぎて人からの自分の見られ方が気になりすぎて、人の感じ方が気になりすぎて、ぐるぐるモヤモヤしながら話してるのだと思います。
でも常に意識して話しているとかではなく、無意識のうちに考えているものなのかなって思っています。
意識の理由
『自分が傷つきたくないから』ですかね。
それと同じくして、自分の言葉で人を傷つけたくないからなのかもしれません。
まぁ、「自分の言葉で他人が傷ついた」という事実で結局自分が傷つきたくないだけなのです。
人間の言葉、行動には他の人間を変える可能性が少なからずあると思います。
自分だったら傷つかないけれどその人は傷ついたり、受け取り方で変わったり…、言葉ってなんだか面倒ですね。
酒を飲んだ時の私にとってどうでもいい言葉で傷付いてしまう人がいることが多分怖いんです。だから人と話すのが苦手。
わかってます。私が言ったことなんて皆そんなに気にしてないことは。自意識過剰だよって言われればそうだと思います。
私だってそう思ってます。でも、私の不意に発した言葉で誰かが傷付くのが怖い。誰かを傷つけるってことは、それによって自分も傷つく可能性があるってことで。
だからなんとなく
この人ならば私の意図を察してくれるだろう
この人ならば私の言葉なんか気にしないだろう
って人とじゃないとちゃんとコミュニケーションが取れないのだろうなと思います。
私だってコミュ力欲しいです。誰とでもある程度話せるようになりたいし、仲良くなりたい!!!
そんな気持ちももちろんあって、酔った時にすら、自分の話をしながら周りの温度とかを気にしていたり、反省会開いたりしてるからもう末期だなと思っています。
ただ、酔った方が判定が自分自身も適当になって、気にしなくていいところまで気にせず話せるからお酒に逃げてしまうんでしょうね。本当に良くないとは思ってます(笑)
酔ってる方が自分も相手も傷つくことは少ないのかなと今までの経験から感じるから多分『酔うこと』が好きなんです。
じゃあ1人飲みは?
コミュニケーション能力低いから飲んでるの?じゃあ1人で飲んでる時は何なの?
って疑問が湧いてくる人も居ると思うので、1人飲みについても考えてみましょう。
実はそれが1番最初に出した現実から逃れたいってやつなのだと思います。仕事も恋愛も人間関係も1人でぐるぐる考えてしまう。
もはや答えの出ないことを考えるのは趣味なんだと思います。
振り返ってたくさんの可能性や選択肢について考えて、反省して前に進む。(本当に前に進んでるのだろうか?という疑問は一旦置いておくとして)
別にこの経験自体は嫌ではないし、悪いことでもないし、長い人生どこかでは生かされると思っています。
ただ、私は視野は狭いのです。どこかを見たら一直線なのです。
だから、解決策が見当たらなくて、モヤモヤぐるぐるして、どうしていいかわからなくなることが多々あります。
その上、キャパもないので時々全てを捨てて何も考えたくない時があります。
そんな時にお酒につい逃げてしまうのかなと。
お酒に対して『逃げ』と考えている時点で実はお酒が嫌いなのかもしれません。
切っても切れないクズ彼氏のよう…。
実は酒彼氏なのかも…。
『あのハイボールの見た目の爽やかさに反したクセから離れられない…』
『一見したら苦いのに、飲み込む時に残る爽やかさなんてビールのバカ…』
『いつでもそこに居てくれて、ほのかなフルーツのように味わい深いのに、いろんな顔を見せてくる日本酒さん…』
ってなっているだけかもしれません。これが共依存ってやつですかね。
ちなみに私はお酒は甘口の日本酒が好きです。
そんな酒彼氏と関係を持続するためにもお金や現実と向き合う必要はあるわけです。
ただ夕飯買いに行ったら意外とストロングゼロくんとは目が合うわけです。現実から逃げたい時には気づいたらカゴの中にいることもあるでしょう。
結局だけど
お酒好きなの可愛くない。
すぐ酔っちゃう子可愛い!!
というど偏見を持ちながらも、私は酒を飲める私が好きなんだと思います。
いつか肝臓壊す前にこの価値観をぶっ壊せると良いなぁ。
そう思いながらも、私が思う『私らしさ』の中に『お酒』というものがあって、お酒で繋がる縁もたくさんあったから私の生活から切れないわけです。
あとは普通に時代に即さないことを言ってしまうなら『飲みニケーション』というものはまだ存在すると思ってます。酒の場でしか語らえない。そんな大人はまだまだたくさんいます。
私もそんなくだらない大人の1人です。
これが嫌いな人もいることは、よくわかってるつもりではあります。酔わないと語れない熱い話なんて無くせば良いと思います。
それでもお酒で薄めた羞恥心から語られるものは本心で、ちゃんと本当の自分が目指しているものではあるつもりです。普段はちょっと恥ずかしくて言えないだけで。
だから、「お酒の場」も「お酒」も「お酒を飲んでいる私」も好きな時点でお酒から抜け出せないのだろうと思っています。素敵な大人ではないなと思います。
まぁ、素敵な大人を目指すのは来世に期待して今世は立派な酒ライフを楽しみますかね。