こんな時に、最大の弱点が作動
古本屋さんも好きですが、新刊ばかりを扱う本屋さんには、エネルギーを感じるはしです。
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みんなひとつやふたつ、自分の弱いところありますよね。
私はいくつもあるんですが、体の中の弱点で、シリーズができるほど弱い部分があります。
今日はそんな弱点のエピソードです。お時間のある方お付き合いください。
弱点
私の弱点は、おなかです。
とにかく子供の時からすぐにおなかを壊します。
よくあったのは、友達のお誕生会に招かれたあとは、必ず家に帰ってきてから、トイレに籠っていました。
友達のお母さんの手作りのごちそうに、ケーキとジュース、お菓子を食べておなかいっぱいで、家につくと、おなかがゴロゴロします。
トイレでは、あまりのおなかの痛さに、心の中で(あんなに食べ過ぎてごめんなさい)とか(神様、いたみを止めてください)とお祈りをします。
それくらい、痛いのです。
その現象はずっと続いていて、いつもより食べ過ぎて、おなかが苦しいと思っていると、腹痛と共にトイレにダッシュします。
前触れなく、突如として腹痛が襲うこともあります。
特に、昼ご飯の後や仕事中だったり、車に乗った時だったりと。
いつからか、お祈りはしなくなりましたけど、たまに祈りたくなる時があります。
こんな時に。
看護師国家試験受験のため、試験会場があるS市に前日入りしました。
翌日は、人生のかかった大勝負なので、同級生たちと夕食に「とんかつ」を食べにいきました。
試験に勝つです。
前日に勉強してもあまり意味がないなどと言って、みんなで少しだけビールを飲んで景気づけをしました。
翌日、午前の試験開始30分くらいたったところで、突然とやってきたのです。
腹痛が。
こんな時に。
人生がかかった試験の最中に。
トイレに行きたいけど、試験中は勝手にトイレにいくことはできません。
しかも、まだ全ての問題を解いたわけでもないのです。
今、トイレに駆け込んで、一生を棒に振るわけにもいかず、苦しみながら問題を解いていきます。
とにかく急いで解答していきます。
腹痛に時々、思考を遮られます。
あぶら汗が出たと思えば、鳥肌が立ったりします。
とりあえず、なんとか答えを記入し、試験官に向かってそっと右手を上げます。
途中退出は、試験官の指示に従うように言われていました。
試験官もそっと近づいてきました。
私「トイレに行きたいです」
手やポケットに何も持っていないことを確認されて、試験官と共にトイレに向かいます。
ドアの向こうには、試験官。
仕方ないです。
おかげで、試験とは違う緊張感から解放されました。
そして、自分の席までを試験官とともに戻っていきます。
先ほど、大急ぎで解答した問題を見直します。
いくつか答えが違う気がする問題も出てきて、究極の緊迫感の中で答えた直感を信じるか、冷静な今の自分を信じるかなんてことを考えたりしながら、試験を続けました。
同級生たちは、「試験が終わるまで待てなかったの?」「ちゃんと試験できたの?」と、心配してくれていました。
昼ご飯は、午後に備えて数口を食べるだけにしておきました。
午後は落ち着いて試験が終了。
おかげさまで、現在、看護師として働いています。
ずっとこんな調子なので、食べる物に注意したり、消化のことを考えて食べる順番を変えたりと工夫もしています。
大腸の検査も何度もしていますが、毎回、問題ありません。
あとは、おなかが痛くなることをなるべく気にしないようにしています。
でも、痛くなるんですけどね。
以前から、おなかの話を記事にしようと思っていましたがなかなかタイミングがありませんでした。
今回はこんな本を読んだからです。
こちらの本は、我慢できずに漏らしてしまった作品集です。
素晴らしい作家さんたちのエピソードや作品が並びます。
私は、まだ漏らしてないですよ。
(今後はわかりませんが)
挨拶文を楽しもう!|蒼 広樹(あお ひろき)@挨拶文を 楽しもう (note.com)