今更語りたいラストオリジン、レモネードデルタ編
はじめに
日本版11章が公開されてそれなりに期間が空いたが、移管に当たってライターも変わるとのこと。
せっかくなので(?)直近のシナリオについて語りたい。
あとこれは11章まで既読した方向けです。
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※※※※※※ネタバレを含みます※※※※※※
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① レモネードデルタは咎人なのか
語りたい大部分のここ。
ご存じの通りレモネードデルタは残虐である。
多くのマリオネットの作成や、3姉妹に対する仕打ちを考えると、
爆死するという結末は因果応報、と多くのプレイしたユーザー思ったことだろう。
でもデルタは人間によって作られたバイオロイド。
彼女の残虐性は先天的なもので、そもそも彼女を形成する土壌なんだよね。
それって、「この世に生まれたことが消えない罪」(DIE SET DOWN)
ってことじゃないの?
「罪を憎んで人を憎まず」なんて言葉もあるけど、オルカがデルタを倒した構図は単に敵対していたからというよりも、私怨の側面が強く感じられるようなシナリオになってる。(少なくとも私はそう感じた。)
これを踏まえてオルカがしたことは、本当に正しいことだったのかな?
② 他のバイオロイドはいいのか?
許されない行為をしたと評されたデルタではあったが、
前段のスパイとして潜りこんだワーグ。
撮影の為、多くのバイオロイドを殺害したヨアンナ。
私怨で紅蓮を襲った薔花。(他もあるかもしれないが・・・)
大事には至らなかったから。根はいい奴だから許す。ってそれでいいのか?
オルカの事を大事にする為、他を犠牲にすることも覚悟すると言っていた割には随分と甘くないか?。それで大事なものは守れるのか。
行動が一貫しているならば文句はないが、なぜデルタには酌量がないんだ?。
② 誰が彼女を思える?
司令官には記憶がないし、旧人類の罪を償うような言われはない。
でも誰かデルタの事を思えるのかと考えた時、それは間違いなく人間である司令官ただ一人だ。
許す許さないの話ではない。
腐っても人間の一人として、存在が罪であるバイオロイドに対して何か理解しようとしてもよかったんじゃないか?。
彼女は人間の身勝手で生まれたんだよ?。
全てに憎まれながら生を終えるなんてあんまりじゃないか・・・。
全く救いがないじゃないか。。。
最後に
ラストオリジンがイチャイチャラブラブドスケベゲームなのは間違いない。
けど、作品を面白くしてるのはラストオリジンの世界観が刹那的で、
バイオロイドという存在が歪であるが故のものだと個人的には思う。
加えて重厚な世界設定。
滅亡前の日記を見ても明らかに子供向けとは言いずらい内容になっている。
少し言葉を強いけど、
こういうゲームのシナリオのある種
「〇〇編」みたいな大きなくくりの最後が因果応報。
悪が滅びてよかってね。めでたしめでたし。で終わっていいのだろうか。
と思う。
散々書いたけど、別に今の温度感が好きって思う人もいると思うし、
これはこれでいいのか、とも思う。
(個人的にはあまり。。。って感じだけど。。。でもイチャイチャは満足)
次の人はこういう部分も自分好みだと嬉しい。
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