会議などで
管理職同士が安直な合意に達しているのをみると吐き気がする。
互いの意図や言動を都合よく解釈しているからこそそうした安直な連帯が成り立つのだが、ある程度年齢を重ねたこの人たちは、それが下の人達に現実的な苦難をもたらすことなども含めて忘却してしまうのか、見えないふりをしているのか。
しかし一番絶望的なのは、人間関係とはこうした幸福な勘違いによる安直な連帯のことなのだ。
これが人の世の全てで、この世界はその幻想にいちいち酔える者たちの遊園地なのだ。
それに酔えない人間はこの世に生まれてくる資格がないのだ。
そのことが一番僕を憂鬱にさせる。