おすすめ℃🌟🌟🌟🌟🌟シヴィル・ウォー(CIVIL WAR)2024年109分 A24作品!ミステリー、サスペンス、アクション、良心が試される
ターゲットは大統領!
自国民同士の戦いを、戦場カメラマンの目を通してみる。
アメリカ内戦フィクション。
109分間、ひと時も飽きない意表をつく展開、リアルに感じる戦争体験。
A24が創るということで、期待大でしたが流石の出来です。
グロい、過激であれば良いという作風ではないので、血が苦手な方も安心して観てください。
現代の戦争とは、ベトナム戦争や第2次世界大戦とは違います。
これはヒューマンドラマです。
戦争とは、ではありません。
この世界に生きる自分は何者なんだ?
●物語
連邦政府から19の州が離脱したアメリカ。
テキサス・カリフォルニア同盟の“西部勢力”と、政府軍で内戦勃発。
各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。
ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストたちは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。
戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていく。
●見どころ
ベテランジャーナリストと、ジャーナリストを目指す若手。
憧れや思いだけでは緊急事態の不条理には立ち向かえません。
例えば、戦争と無関係なジャーナリストや民間人であっても被害を受け、敵視され、もしくは敵意なくとも無邪気に蹂躙される恐怖。
この映画は世界の戦争王と呼べるアメリカ内戦だからこそ、意味を持つものなんではないかと思いまいした。
登場するジャーナリストたちは、ビジネスとして戦争を捉えてます。
人が死ぬのも、街が壊れるのも、そう大統領の命であっても。
麻痺しているのか、仕事にのめり込んでいるのか、しかし、ビジネスであっても戦争の本質はかわりません。
言葉で表せられない、複雑な気持ちを映画とともに味わってください。
これを書きながら、もう一度映画館行こうかな、なんて思いました。
きっと、観るたびに感想や気づきが変わる良作なんでしょうね。