【BG3】バルダーズゲート3:全クラス役割・ビルド解説【成長方針ガイドあり】
この記事は表題の通り、バルダーズゲート3の全クラス解説です。
クラスごとの役割やレベル帯での強み、成長方針を説明していますので、キャラビルドやレベルアップ、マルチクラスに悩んでいる方はぜひご活用ください。
最初に各クラスの役割と適性を大まかに表にしたものを置いておきます。
パーティ構成の補完や、この後のクラスガイドを見る際の参考にしていただければ幸いです。(大まかに、上ほど武器戦闘寄りです)
呪文使用なし/苦手
ファイター
もっとも基本的な武器戦闘クラスで、シンプルに戦闘力が高い。
底力の自己回復も地味だが有用。後衛に回って弓を打つこともでき、反対に重装鎧と盾をつけてのタンク適性もある物理型の万能職。
1-2LV
1LVで戦闘スタイルが取れるため、序盤の戦闘能力は一段抜けている。
(パッシブで命中が2伸びる弓術や、大きくダメージを出せる二刀流など)
2LVの怒涛のアクションも単純に手数が増え強力。
3-4LV
3LVのサブクラス選択で<バトルマスター>を取ると強制移動攻撃や反撃の戦技が取れて殲滅力が向上する。回数制限はあるが、小休憩で回復するためあまり心配いらない。
<チャンピオン>は将来を見据えて。この段階ではいまいち。
<エルドリッチ・ナイト>は魔法はおまけだが、投擲武器がなくならなくなるため、4LVで投擲が強くなる「酒場流喧嘩殺法」を取れば独自の強みを持った投擲ビルドができる。
5LV-
5LVの追加攻撃は武器攻撃系の基本だが強力。6LV以降は11LVの強化追加攻撃まで特筆するものはないが、戦技ダイスが強化される<バトルマスター>は一本伸ばしも優秀。
<チャンピオン><エルドリッチ・ナイト>はマルチクラスがおススメ。
ファイターが取得するのに向いているマルチクラス
<バトルマスター>:クレリック(戦の領域)とのマルチクラスがボーナスアクションでの攻撃が増え有用。一本伸ばしが強いので、無理にマルチクラスする必要は薄い。
<チャンピオン>:バーバリアン2LVを取り、捨て身の攻撃(常に攻撃有利)を取得するのがおススメ。他には、クリティカルを強化していくスタイルになるため、ローグ3LVの<アサシン>を取り、確定クリティカルの暗殺術:奇襲を活用してもいいだろう。
<エルドリッチ・ナイト>:バーバリアン3LVを取り、激怒の投擲を取って投擲回数を増やしていくのがおススメ。そのあとはローグ3LVの<シーフ>を取ってボーナスアクションを増やすと、手数が増え強力。
他クラスでファイターを取得する際のおススメレベル
1LV:戦闘スタイルと底力が取れるのでローコストで強力。ビルドの中で1LV余った時に手軽に補強できる。
2LV:怒涛のアクションによるアクション強化が強力。アクションが増える効果は珍しく、魔法職ですら検討しうる。
3LV:クリティカル率の上昇するチャンピオンを取りに行ったり、怒涛のアクションを取ったついでにバトルマスターで戦技をもらうなどの活用が主。
戦闘職でマルチクラスに迷ったらファイター3LVを取るのはかなり手堅い。
バーバリアン
激怒が特徴のクラスで、物理被ダメージ半減によりHP以上の硬さを誇る。ダメージを受けたり与えたりしないターンができると激怒が終了してしまうため、その点は注意が必要。基本的にガンガン前に出る立ち回りになるが、投擲を駆使して中距離で戦うことも可能。
激怒回数が切れるとつらいため、継戦能力は低め。
1-2LV
1LVから激怒が使え、被ダメージ半減は強力。
2LVからの捨て身の攻撃で命中が安定するため、序盤の安定性に大きく貢献する。
3-4LV
3LVのサブクラス選択で<バーサーカー>を取ると、激怒の投擲を取得でき、ボーナスアクションでの投擲が可能になるためこの段階では破格の手数。そのまま4LVで投擲が強くなる「酒場流喧嘩殺法」を取ればかなり高い打点になる。
<ワイルドハート>は範囲攻撃型のタイガーか精神以外のダメージ半減がもらえタンクが担える熊がおススメ。
<ワイルド・マジック>は強さ面では正直微妙で、マルチクラスも難しい。バーバリアンの基礎性能のおかげで戦えるので、ランダム性が好きなら。
5LV-
安定だが5LVに追加攻撃があり、マルチを考えるのは基本ここから。バーバリアンはレベルにより激怒回数が増えるほか、9LVの荒々しきクリティカルはクリティカル型なら優秀なため一本伸ばしも悪くない。
バーバリアンが取得するのに向いているマルチクラス
共通してバーバリアンは戦闘スタイルが取れないため、ファイター1~3LVやパラディン2LV、レンジャー3LVなどの戦闘スタイルを取りに行けるマルチクラスと相性がいい。
<バーサーカー>:ボーナスアクションの増やせるローグ3LVの<シーフ>が最適。また、ファイターの中でも武器との絆を持つ<エルドリッチナイト>(3LV)は相性がいい。
<ワイルドハート>:タイガーで攻撃性能を上げるならばレンジャーでデカブツ狩りを取ったり、ファイターでチャンピオンを取りクリティカル率を上げるのが相性がいい。熊でタンク性能を上げるならばパラディンの<古き者の誓い>などを活用して自己回復を用意してもよいだろう。
<ワイルドマジック>:呪文スロットの回復を活用できること、戦闘スタイルを取れることからパラディン2LV以上とのマルチクラスが比較的相性が良い。
他クラスでファイターを取得する際のおススメレベル
1LV:基本的に激怒だけください、と言っているも同然。とはいえ間違いなく強力なのでボーナスアクションが工面できるなら、その価値はある場面が多い。
3LV:<バーサーカー>を取りボーナスアクションでの投擲を行うか、<ワイルドハート>を取り熊での耐性を得てタンク性能を上げる目的での取得が主。
モンク
基本的には素手のエキスパート。成長の方向性を問わず、特技の「酒場流喧嘩殺法」は事実上必須なので4LVで覚えることになるだろう。筋力を固定するアイテムが多数あるゲームのため、それを利用する前提でのビルドを組んでもよい。
前衛職ではあるが、防御面が脆いため位置取りに気を付けながら戦いたい。
1-2LV
1LVから武術により攻撃回数が多く、連打を使えば3回攻撃までできるため回数はほかの追随を許さない。
2LVになると護身に寄る回避アクションや運足法による離脱など、身を護る術も増えるため集中攻撃されないように立ち回りたい。
3-4LV
3LVで<開手門>を取ると、連打が強化され相手の特徴に合わせた立ち回りができるようになる。特に、リアクションを封じれば離脱しても機会攻撃を受けないことは重要。
<暗影門>はどちらかというと探索面の強化が主。隠密行動に長けるのでそういうプレイがしたい人向け。
<四大門>は素手攻撃に合わせ各種属性魔法が使えるようになるため、敵に合わせた攻撃がしやすくなるが、単純火力は<開手門>より劣りがち。
4LVの特技では基本的に「酒場流喧嘩殺法」で素手を強化しダメージを伸ばしたい。
5LV-
5LVに追加攻撃があり、相手のスタンを狙える朦朧撃が覚えられ強力。また6LVで素手攻撃が魔法扱いになり一部耐性を無視できるため(<開手門>ではすでに追加ダメージもある)、このあたりのレベルは特に強力。そのあとは特筆するものはないが、気ポイントの上限や素手威力がモンクレベルに依存するため、一本伸ばしも悪くない。
モンクが取得するのに向いているマルチクラス
サブクラス固有の課題よりもモンク共通の課題が多く、おすすめのクラスも似通る。
共通してボーナスアクションで2回素で攻撃ができる連打が存在するため、それの回数を増やせるローグ3LV<シーフ>は有力。
また、耐久面で不安があるため、激怒のあるバーバリアンや、シールドや秘術の防壁のあるウィザード<防御術>とは相性が良い。
<暗影門>:隠密プレイとかみ合ったレンジャーの<グルームストーカー>やシーフの<アサシン>は有力。
他クラスでモンクを取得する際のおススメレベル
基本的に他クラスでの取得は向かない。
素手攻撃を活かすクラスになるため、かなり独特の構成を見つける必要があるだろう。
ローグ
戦闘よりは探索に重きを置いているクラスであり、一本伸ばしに向きづらい。他クラスからマルチで取得する候補によく上がるクラス。
メインで戦う分には隠密のしやすい弓が基本で、中衛~後衛が良いだろう。
なお、後述の通り実は序盤の戦闘力は高い。厳しくなるのは他クラスが追加攻撃を得る5-6LVから。
1-2LV
全員の火力が低い1LV時点での急所攻撃の恩恵は大きく、相対的に火力が高い。
2LVの巧妙なアクションで位置取りや隠密しやすくなるため、安定したダメージディーラーとして立ち回れる。
3-4LV
3LVで急所攻撃のダメージが上がるため、相変わらずしっかりとしたダメージディーラーである。
<シーフ>でボーナスアクションを増やすと立ち回りがさらにしやすくなる。武器塗布や突き飛ばしなどの、普段は使いづらいものも活用しながら戦うことになるだろう。
<アサシン>の暗殺術:奇襲の確定クリティカルと、暗殺者の敏速による戦闘開始時の追加行動は強力でこの時点では最高峰のアタッカーになる。
<アーケイン・トリックスター>は活用がかなり難しい。9LVに強力な特技があるのでそれまで雌伏の時と言いたいが… 強さを求めるならオススメはできない。
5LV-
追加攻撃がないのが大きな欠点。クラスによるが、5-6LVから追加攻撃が手に入るクラスが多く、明確に差が出てしまう。
6LVで技能判定が強くなり、11LVまで行くと技能判定でファンブルしないという個性が出るため、一本伸ばししていくなら探索職で戦闘はおまけと割り切ったキャラビルドとするべきだろう。
ローグが取得するのに向いているマルチクラス
ローグをメインで育成すること自体が難しく、悩ましい。
急所攻撃は通常アクションで発動できるため、7LVまでシーフを育成して直感回避まで覚え急所攻撃のダメージを4d6にした後、ファイター5LVで追加攻撃と戦闘スタイル、怒涛のアクションを取りに行くのが良いだろうか。
基本はマルチクラスとして取得したいので、5-6レベルになってきたらリビルドを考えてもいいだろう。
他クラスでローグを取得する際のおススメレベル
3LV:<シーフ>を取りボーナスアクションを増やすのが非常に強力。多くのクラスにとって、筆頭のマルチクラス候補になる。また、一部隠密を活用するクラスでは<アサシン>も優秀。
呪文使用/普通
一応呪文が使えるが、おまけ程度のクラス。
基本的には戦闘外の回復や、探索に使うことが多い。
レンジャー
前述のローグに比べると少し戦闘向きだが、探索もかなり得意。非常におススメなのは、1LVで調教師を選んでファミリアを取得することであり、探索の助けになる上に、戦闘でも小休憩事に召喚できるデコイ(的)として活躍してくれる。
敏捷を伸ばすことになるケースが多いため、射撃武器を活用しながら中衛としてフレキシブルに立ち回るのが最も向いているだろう。
1-2LV
1LV時点ならばファミリアも一応の戦闘員になる。初期装備の弓で頑張ろう。
2LVは弓術か2刀流がおススメ。将来的には片手弓(ハンドクロスボウ)2刀流も可能なため、2刀流2かだからと言って前に出るのが必須ではない。
呪文はおまけだが、序盤は回復能力が増えるだけでもありがたいだろう。探索では獣との会話があるのが偉い。
3-4LV
<ビーストマスター>はユニットが1体増えるのが強力であり、序盤は戦闘員としても優秀。徐々に戦いについていきにくくなるが、それでも数は力。
<ハンター>は回数制限のない複数攻撃の、群れ崩しが取れるのが優秀で、無難な選択肢。
<暗中の追跡者>は隠密戦闘に長けたクラスで、レベルの高い暗視がもらえるため探索にも貢献する。
5LV-
追加攻撃が5LVでもらえるため、戦闘員として後れを取らない。ちなみに、ここで前述のローグと強弱が逆転することが多い。
一方で、ここから先に強力なスキルは少ないため、<ハンター><暗中の追跡者>はマルチクラスをしていくのが良いだろう。
<ビーストマスター>は獣の相棒の性能がレンジャーレベルに連動しているため、一本伸ばしが良い。
レンジャーが取得するのに向いているマルチクラス
<ハンター>:2刀流ならばローグ3LVの<シーフ>でボーナスアクションをもらいたい。その後は戦闘スタイルで弓術をもらえるファイター1-3LVや、耐久を伸ばすバーバリアン(熊)などが良いだろう。弓メインならば攻撃回数を伸ばせるクレリックの<戦の領域>や技能面を強化できる<知識の領域>などが良いだろう。
<暗中の追跡者>:ローグ3LVの<アサシン>で奇襲攻撃を強化したい。そのあとはファイター2-3LVを取って怒涛のアクションを手に入れたり、そのままローグを伸ばして急所攻撃のダメージを底上げしてもよいだろう。
他クラスでレンジャーを取得する際のおススメレベル
3Lv:戦闘スタイルを取りつつ<ハンター>ので2体攻撃を取るか<暗中の追跡者>でイニシアチブ強化や隠密性能を取るのが基本。
パラディン
回復魔法を覚え、重装を着れるため安定したタンク役になれるほか、呪文スロットを使用してダメージを強化する神聖な一撃が強力で打撃力もある。
ただ、特殊能力の癒しの手も呪文スロットも大休憩での回復であるため、継戦能力は少し低いので、その点に注意しながら戦いたい
1-2LV
1LV時点からサブクラスを得る。誓いは性能もそうだが、ロール(会話の選択肢)にも影響があるためそこのフレーバーと含めて検討しよう。
この時点ではボーナスアクションの審問官の力で武器強化のできる<復讐の誓い>か、治癒の光輝で回復のできる<古き者の誓い>が優秀。
2LVで戦闘スタイルと、打点向上の神聖な一撃が手に入る。
3-4LV
<献身の誓い>の3LVで得る武器聖別の強化は10ターンと長く続くため、戦闘が見えている状態では特に強い。
<復讐の誓い>は3LVの滅殺の誓言で敵単体への有利を簡単に得られて命中が安定するのが強い。(2023/12/31時点、自分を対象にするとすべての敵に有利を得られるバグあり)
<古きものの誓い>はこの時点で特筆するものはないが、1LVから使えるボーナスアクションでの回復が強力なので、タンクとしては最適なものだろう。
なお、あえて誓いを破ることで、<誓い破り>というクラスになることもできる。本格的に強力になるのはまだ先。
5LV-
で追加攻撃を得る。6LVの防護のオーラが強力で、<誓い破り>なら7LVの憎しみのオーラによるダメージ追加、<復讐の誓い>なら9LVで覚えるヘイストが強力。
呪文スロットも癒しの手の回数もレベルで伸びていくため、一本伸ばしでも問題ない。
パラディンが取得するのに向いているマルチクラス
サブクラスを問わず、同じく魅力を活用するウォーロックとのマルチクラスが強力で、剣の契約による追加攻撃を取得するのが有力。
ただし、最高難易度では不可能(剣の契約の追加攻撃と、通常の追加攻撃が重複しない)になっていることに注意。
<復讐の誓い>:ソーサラー3LVで呪文二重化を取りヘイストを二重化できるようにするのも選択肢。
<古きものの誓い>:タンク性能を高める上でウィザードの<防御術>とのマルチがおススメ。カウンタースペルに呪文スロットを使ってしまっても惜しくないのが強み。
<誓い破り>:ファイター3LVで<バトルマスター>を取り、回避即反撃で攻撃回数を稼ぐのがおススメ。呪文機能を低下させないためレンジャー3LVの<ハンター>も良い。
他クラスでパラディンを取得する際のおススメレベル
2LV:神聖な一撃と戦闘スタイルが手に入るため、前衛能力の底上げになる。一応だが、呪文スロットも手に入ることも無視できない。
呪文使用/得意
このカテゴリは基本的には呪文を唱えることがメインのクラスになる。
このカテゴリ間でマルチクラスする限りは呪文スロットの数は減らない(※習得できる呪文のレベルはそれぞれのクラス依存)なことは覚えておくとマルチクラスがしやすい。
ドルイド
自然の化身に変身することで、前衛としても戦える呪文職。
自然の化身状態で倒されても元の姿に戻るのみのため、かなり耐久性に優れたクラス。自然の化身は小休憩で回復するため、継戦力も高い。
なお、自然の化身の性能と呪文レベルおよびスロットの双方の都合から、マルチクラスは苦手な部類。
1-2LV
1LVは特段強みがない。長い期間ではないため、単なる回復役として頑張ろう。
2LVで自然の化身が手に入り、サブクラスの選択になる。
どのサブクラスにしても、この時点での自然の化身は非常に強力。
<月の円環>はボーナスアクションで自然の化身になれる。チャージさえ残っていれば何度でも変身でき、月の修復によるボーナスアクションでの回復までできるため、全クラスで最高のタンク性能になる。
<土地の円環>は自然魔法回復による小休憩ごとの呪文スロット回復など、継戦力がさらに向上する。将来的にホールドパーソンやヘイストなど有用な呪文が覚えられるのも強力。
<胞子の円環>は非常に扱いが難しい。リアクションで反撃できるとはいえ、この時点ではいまいち。
3-4LV
「酒場流喧嘩殺法」を4LVでとると、自然の化身の素手攻撃力も向上する。
また、4LVで変身先も増加する。
5LV-
追加攻撃はないが、自然の化身が追加攻撃できるようになる野生の一撃が手に入るため遅れは特段とらない。6LVで変身できるようになるオウルベアはボーナスアクションでも攻撃でき強力。なお、ここで<胞子の円環>がゾンビを大量生産できるようになり楽しいが、強力かと言われると疑問。
10LVで自然の化身の追加攻撃がさらに増えるため、ここまでは一本伸ばしが安定するだろう。
※バグか使用か不明(12/31):自然の化身になった状態で小休憩をすると、化身状態のまま自然の化身のチャージが全回復する。
(そのまま戦闘すれば、都合3回変身できる)
ドルイドが取得するのに向いているマルチクラス
先述の通り、マルチクラスにはあまり向かない。1LVだけバーバリアンを取って激怒で耐久を増したり、ウィザードで呪文の選択肢を増やしたりするのは有効だろう。クレリックの各領域の恩恵をもらってもよい。
他クラスでドルイドを取得する際のおススメレベル
ドルイドレベル依存の効果が多いため、あまりマルチクラスには向いていない。
強いて言うならば、ボーナスアクションが余っていて耐久に不安があるならば、月の円環のドルイドを取って化身になることで一時的HPのように運用する価値はあるかもしれない。
クレリック
基本的な回復呪文を扱えるクラスだが、選ぶサブクラス:領域によって性質が変わるが、いずれにしても術者の割には硬い方になりがちなので、中衛として前衛を抜けた敵を止めるようにしたい。
1-2LV
1LVからヒールができ、領域の特徴も活用できるため強力。
2LVまで戦闘力に不安はないので、将来を見据えて領域を選びたい。
<生命の領域>:生命の使徒で回復量が増加し、神聖伝導で範囲回復も手に入る。回復役として最適。
<光の領域>:無限回の回避強化の身を守る閃光が無難に強力。神聖伝導で範囲攻撃もある。
<欺きの領域>:残念ながら性能面はいまいち。おすすめできない。一応低レベル帯では神聖伝導の二重存在による命中強化が有用なこともある。
<知識の領域>:戦闘面ではイマイチ。技能習熟と神聖伝導で探索面が強化できるため、パーティに必要なら。
<自然の領域>:動物会話が欲しく、パーティ内に担当者がいないなら検討できる。それ以上の強みはない。
<嵐の領域>:リアクションでダメージを与えられるほか、神聖伝導による雷ダメージ増強も強力。
<戦の領域>:クレリックレベル依存でボーナスアクションで行える追加攻撃が増えるため、序盤は特に強い。神聖伝導のダメージ増加も同様。
3-4LV
あまり目立った強化がないため、相対的に他クラスに見劣りしがち。
とはいえ回復役の必要性は高いため、気にせず使っていけるだろう。
5LV-
追加攻撃がないため、攻撃能力は見劣りしていくため、回復や呪文での支援に専念していくことになるだろう。その意味で<戦の領域>はきつくなってくる時期かもしれない。
10LVの神聖介入はインパクトがあるが、非常に珍しいゲーム中1回技なためそれを目指すかは悩ましい。
6LVで他人へ回避強化を飛ばせる<光の領域>や、レベル依存で回復量強化が強くなる<生命の領域>あたりは特に一本伸ばしに向いている。
クレリックが取得するのに向いているマルチクラス
回復に専念するなら必ずしも高レベルの呪文は必要でないため、ウィザードやソーサラーと混ぜてカウンターマジックを取っていくのは一考。
どちらも呪文が得意であり、一本伸ばしと比べて呪文スロットで劣ることはない。
<知識の領域>:バード3LV<知の楽派>で習熟追加を取ることで、呪文能力をあまり減らさないままで役割を強化できる。
他クラスでクレリックを取得する際のおススメレベル
1LV:領域の特徴を取れるので強力。リアクション強化の<光>、習熟強化の<知識>、攻撃と軍用武器と重装習熟追加の<戦>あたりが有力。例外的に、<嵐>は2LVで雷ダメージ最大化を取りに行くことがあるだろう。
バード
技能習熟が豊富でバードの声援による支援もできるため、呪文クラスの中で特に探索に強い。武器戦闘もこなせるが、耐久面に少し不安があるためあくまで中衛として立ち回る方がおススメ。回復呪文も使える汎用性の高いクラス。
1-2LV
あらゆる能力が不安定な1LVにおいてバードの声援の1d6はかなり有効。序盤はこれだけでも役割を果たしている。もちろん、ヒールも優秀。
2LVから小休憩が増えるのはほかのクラスの継戦力も向上させるため、優秀。
3-4LV
サブクラスを習得するほか、習熟強化でさらに探索面が強くなる。
<知の楽派>は探索面にさらに特化するほか、相手のセーブ判定を低下させられる言葉の刃も優秀。
<剣の楽派>は2体攻撃を覚え中層鎧習熟がつく。戦闘スタイルも合わせて、前衛の一員として追いつける戦闘力が手に入る。
<勇の楽派>は軍用武器と中層鎧への習熟を得ながらバードの声援を強化できるため、弓での攻撃をメインとするならばおすすめ。
5LV-
小休憩で声援が回復するようになり、支援能力が大きく向上する。
追加攻撃は<剣><勇>でのみ6LVから。知の楽派は魔法の数が増えることになる。呪文が増え声援も強くなるため一本伸ばしが強いが、6LVまでである程度完成はしているためマルチクラスをすることもできる。
バードが取得するのに向いているマルチクラス
<知の楽派>:探索面のさらなる強化に<知識の領域>を1LVで取得するのがおススメ。魔法能力は落ちるが、ローグ1LVを取って更なる高みを目指してもよい。戦闘面を伸ばすならウォーロック2LVで怪光線を貰おう。
<剣の楽派><勇の楽派>:パラディンと同様ウォーロック5LVでさらなる追加攻撃と魅力を使った武器攻撃を得るのは優秀。
それ以外だと、戦闘スタイルのとれるファイターを1-3LV取るのが安定した底上げになるだろう。
<剣>に関しては2刀流ならローグ(シーフ)もよい。
他クラスでバードを取得する際のおススメレベル
2LV:小休憩が増えるのが優秀。バードの声援も安定して強いので有用。
3LV:2LVの利点に加え、<剣>の戦闘スタイル追加と美技、<知>の技能習熟と言葉の刃を取るのが強力。
ソーサラー
魔力点という独自のリソースを使ってボーナスアクションで呪文詠唱ができるのが最大の特徴。継戦能力は低くなるが、短期的には最高クラスの出力を出せる術者となる。サブクラス問わずヘイストを2体に撃てるため、支援能力も強力。
1-2LV
1LVからサブクラスを選ぶ。<竜の祖先>は序盤ではまあまあなAC(回避力)を出してくれるのが優秀。<嵐の魔法>は飛行移動ができるようになるため立ち回りに優れている。<混沌魔法>はランダムがお好きな方に。強さはいまいち。
3-4LV
呪文高速化が強力。魔力点3を使うとはいえ、ボーナスアクションで呪文を唱えられるため、他の術者と比べ瞬間出力が高い。
5Lv-
5LVでヘイストを覚えるため、他の前衛の追加攻撃取得タイミングと相まって一気に戦闘力が向上する可能性が高い。6LVで<竜の祖先>は呪文火力が向上する。
特筆する伸びが今後あるわけではないが、単純に呪文レベルが上がりスロットが増えるだけでも協力。
ソーサラーが取得するのに向いているマルチクラス
共通して継戦能力に欠けるため、ウォーロック2LVを取得して怪光線をで戦えるようにするのはかなり有力。また、クレリック2LVで<嵐の領域>を取ることでダメージ補強をするのも良い。
他クラスでソーサラーを取得する際のおススメレベル
3LV:ヘイストを二重化したいニーズはあるが、その場合魔力点3になる3LVが必要。合わせて呪文高速化を取って使い分けるか、緊急需要に敵味方識別や発動隠匿を取ってもいいだろう。
ウィザード
呪文書から魔法を覚えられる点が重要かつ優秀。呪文スロットさえあればウィザードのレベルとは関係なく覚えられるため、マルチクラスにも向く。
一応呪文スロット回復も持っているが、やはり呪文スロットに依存しているため継戦力は低め。
1-2LV
1LVは強みが出ずヒールがないため、術者系でも特につらいかもしれない。2LVからサブクラスの学派を選ぶ。
<防御術>:被ダメージ軽減。この段階では前衛に出れるほどではない。
<召喚術>:水が作れるだけ。イマイチ
<占術>:予見により保持したダイスと敵味方の出目を入れ替えることで支援や妨害ができる(大休憩ごと2個分)。かなり強力。
<心術>:敵を魅了できるが、ウィザードと能力値がずれてる(魅力依存)なのが難点。回数も少ない。
<力術>:力術の範囲魔法に味方を巻き込まない。ずっと便利。
<幻術>:イマイチ。
<死霊術>:微量だがHPが回復するので腐りはしない。
<変性術>:錬金術の作成数が増える。使用頻度が低い。
3-4LV
2LV魔法が増えるだけ。武器攻撃クラスの伸びがうらやましいかもしれないが我慢
5LV-
基本的に単純に呪文が強くなっていく。<防御術>は独特のビルドが必要となるが、非常に硬くなるためタンクをしても良いし、6LVからのリアクションで味方を守ってもいい。6LVから死体操りが強化される<死霊術>、予見がさらに強くなる<占術>など各クラスの特徴が出始める。
<心術><力術>(一応<幻術><召喚術>も)は10LVから本領を発揮するため、一本伸ばししていくのが良いだろう。
ウィザードが取得するのに向いているマルチクラス
ヘイストを2体に撒いたり、呪文高速化を使うためのソーサラー3LVはそれなりに優秀。また、クレリック2LVで<嵐の領域>を取ることでダメージ補強をするのも良い。
<防御術>:タンクになれる特殊なサブクラス。前衛が欲しかったり、硬い中衛が欲しければその方向で育ててもいい。優秀な防御呪文のアガシスの鎧のため、ソーサラー1LV(血脈:白)かウォーロックとのマルチを推奨。
他クラスでウィザードを取得する際のおススメレベル
1LV:呪文書から呪文を覚えるためだけにマルチするケースがほとんど。例外的に<占術>の予見は強力で2LVでマルチする価値がある。
呪文使用/特殊
ウォーロック
ウォーロックだけ独自使用なので分割。簡単に説明すると、小休憩ごとに回復する代わりに少ない個数のスロットしかもらえない。
また、事実上専用の初級呪文の怪光線が強力で、継戦能力は群を抜いている。前衛で武器を振るうこともできるが、防御面に少し不安あり。中衛~後衛で動きたい。
1-2LV
呪いの追加ダメ―ジもあり、1LV時点では攻撃能力に優れている。サブクラスは<フィーンド>の一時的HP取得がこの時点では比較的強力。
2LVの妖術の「苦悶の怪光線」は事実上必修。魅力ボーナスが乗り、初級呪文としてはかなりのダメージになる。
3-4LV
3LVで武器を強化できる剣の契約、使い魔を得る鎖の契約、魔法種類を増やす書の契約から選択。
武器で攻撃するなら剣の契約。後衛をやるならばこのレベル帯では鎖の契約が強く透明化できるインプは探索でも役立つ。一方で5LV以降を見据えるならば書の契約のほうが強い。
5LV-
怪光線が2発になり、どのビルドでもまあまあな戦力になる。
剣の契約は追加攻撃を得、書の契約は無料の呪文を得るため強化幅は大きい。ただ、6LV以降の伸びがいまいちで、得意に武器攻撃向きのものが12LVまでないのは致命的。
剣の契約ならマルチクラスをすべき。魔法自体は悪くないので、書の契約なら一本伸ばしも良い。
ウォーロックが取得するのに向いているマルチクラス
剣の契約なら追加攻撃のあるクラスはどれも価値がある。戦闘スタイルを取れ、低レベルで取得できるものも優秀なファイターか、魅力修正を活かせるパラディンが良い。
書の契約は呪文の種類を増やすためのウィザード1や呪文高速化のためのソーサラー3をマルチしても良い。エルドリッチブラスト×2は強力。いっそ、ファイター2で怒涛のアクションを貰うのも良い。
他クラスでウォーロックを取得する際のおススメレベル
2LV:怪光線を取り、ダメージに魅力を追加することで回数制限のない強力な遠距離攻撃として活用できる。初級呪文なので、キャラクターレベルに依存して攻撃回数が増えるのが大きい。
5LV:剣の契約で追加攻撃を取ることにより武器攻撃クラスの攻撃性能を向上できる。魅力修正で攻撃する点に注意。
ただし、最高難易度では不可能(剣の契約の追加攻撃と、通常の追加攻撃が重複しない)になっていることに注意。
あとがき
これは2023/12/31時点(初稿)の情報です。
日本語の情報が少なく、翻訳記事が読みづらかったので自力でできる限り作りました。
折角、本編が日本語化されたので、年末年始はBG3を遊び倒そうと思います。
それでは、よいお年を。