徳川家康はどうやって天下人になったのか？磯田道史が解き明かす「弱者の戦略」とは

2023年8月20日 14:33

「徳川家康　弱者の戦略」（Amazonオーディオブック）の要約　著者：磯田道史　ナレーション：北川俊忠

「徳川家康弱者の戦略」は、歴史学者の磯田道史さんが書いた新書です。

この本では、徳川家康がどのようにして弱小大名から天下人になったのか、その戦略と思考を解き明かしています。

家康は信長や秀吉と違って、常に強敵に囲まれていましたが、その中で自分の立場を守り、時には危機をチャンスに変えることができました。

家康の強みは、自分の弱さを認めて、他者から学ぶことにありました。

家康は人質時代から、今川や織田、武田などの有力大名から政治や軍事のノウハウを吸収しました。

また、家康は自分の部下や同盟者を大切にし、信頼関係を築くことで支持を得ました。

家康は天下統一を目指すというよりも、自分の領土を守り、平和と安定を求めるという姿勢でした。

そのためには、時には抵抗することもあれば、時には妥協することもありました。

家康は自分の目的のために柔軟に対応し、最終的には幕府を開いて日本の歴史に大きな影響を与えました。

リンクから最初の30日間は無料でこの本を読むことができます。

5つ星のうち5つ: 歴史の教科書には書かれていない家康の戦略

磯田道史さんの解説がとてもわかりやすく、家康の人間性や思考がよく伝わってくる。家康は弱者として生き抜いたからこそ、他者との関係を大切にし、柔軟に対応できたのだと感じた。ナレーターの北川俊忠さんの声も落ち着いていて聞きやすかった。

5つ星のうち4つ: 家康の弱さが強さになった理由

家康は信長や秀吉と違って、自分の弱さを認めて、敵から学ぶことができた。そのおかげで、危機的な状況でも冷静に判断し、有利な方向に導くことができた。磯田道史さんの分析が興味深く、北川俊忠さんのナレーションも聞きやすかったが、少し早口だったので、スピード調整が必要だった。

5つ星のうち3つ: 家康の戦略を知ることができるが、内容が薄い

家康の戦略を知ることができる本ではあるが、内容が薄く感じた。もっと具体的なエピソードや裏話などがあればよかった。磯田道史さんの語り口はわかりやすいし、北川俊忠さんのナレーションも悪くないが、もう少し深みが欲しかった。

5つ星のうち2つ: 家康の戦略というよりは家康の歴史

家康の戦略というタイトルに惹かれて購入したが、期待外れだった。家康の戦略というよりは家康の歴史をざっくりと説明した本だった。磯田道史さんの解説は平易でわかりやすいが、新しい発見や驚きはなかった。北川俊忠さんのナレーションも普通だった。

5つ星のうち1つ: 家康を持ち上げすぎている

家康を持ち上げすぎている本だと感じた。家康は弱者として生き抜いたからこそ素晴らしいという主張には納得できなかった。家康は他者を利用して自分の地位を高めることしか考えていなかったと思う。磯田道史さんの解説は偏っているし、北川俊忠さんのナレーションも退屈だった。