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【モブ子の恋18巻】入江くんの「全部合わせる」は危険

モブ子の恋18巻。
遠距離恋愛中の悩み、幼なじみとの関係の変化、職場の同期への恋心…

18巻も穏やかだけど着実に人間関係が動いていて、心が温かくなるストーリーでとても良かった。

その中でも印象に残ったシーンについて、感想を書いておこうと思う。

印象に残ったシーン

まず印象的だったのは、入江くんがインターンに参加したシーン。

3人1組のチームに分かれてWEBサイトの制作をすることになったものの、他のメンバーに気後れして自分の意見が言えず、合わせているだけになってしまう入江くん。

その様子を見ていた社員の方に指摘され、相手に合わせるだけなのは「逃げ」なのだと気付く。

そして、信子ちゃんと将来について話したときも「自分が全部合わせるから大丈夫」と言っていたことを思い返す。

感想と私の話

この場面の入江くん、指摘されたことを素直に受け止めて反省できてて偉いなーと思った。確かに相手に合わせることも時には必要だけど、全部の判断を相手に委ねてしまうのはちょっと無責任なんだよね。

それに、「全部合わせる」って結構大変だと思う。最初は良くても後からしんどくなってくるよ。

実は私も結婚当初、夫に合わせすぎたことがある。夫の職場の近くに引っ越すために仕事も辞めたし、健康に気を遣う夫に合わせて食事は基本手作り、好きだったテレビも、リビングで仕事する夫に気を遣って見なくなった。

そしたらしんどくなってきちゃって、精神的に不安定になってしまった。夫に合わせて環境を変えすぎたんだと思う。「自分が合わせればいい」っていう考えは甘かったなと思った。

そんな経験があったからこそ、この場面は本当に心にしみた。

今はもう、夫に合わせすぎるのはやめて、住む場所も2人で考え直したし、食事は手作りしたりしなかったり私の好きなようにやっている。(「嫌なら自分で作ってね」のスタンス笑)
テレビも、夫の仕事部屋と分けたので心置きなく見られるように。

自分が心地よく暮らせる環境は、安易に手放しちゃだめだなと思った。

確かに結婚するとなったら、どっちかが合わせる場面も必ずでてくるけど、一方だけが合わせるんじゃなくて「お互い様」にしとかないとね。

入江くんと信子ちゃんはどう乗り越えていくのか、これからも見守りたいと思う。

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