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syozopanda
父親と息子の関係
前回の記事で家族旅行について書いたが、旅行を楽しめるようになったには、もうひとつ理由がある。
それは父親と息子達の関係だ。
父親(私にとっては旦那)はすぐ怒るタイプだった。
本人は怒っているつもりはないらしいが、愛すべき守る存在に対して、強い口調で世話をやいたり、注意することをコミュニケーションとする人だった。
私は保育士でその方法が子どもに与える影響をよく知っていたから、その接し方を許さなかった。
そのため、旦那が子ども達にかける言葉や態度に常に目を光らせ、間に入ってフォローを欠かさなかった。
もちろん旦那にもそのような接し方はやめてほしい事は伝えていた。
しかし子ども達が精神的に自立し、親を1人の人間として接するようになり、旦那も子ども達を大人として認めるようになった頃、旦那の子どもに対しての接し方が変わった。
かわいい後輩に接するような、穏やかな接し方になった。
守るべき存在ではなくなったのだろう。
その姿に私はすごく驚いたし、うれしかった。
そして私の肩の荷もおりた。
常に意識をしながら生活するのが本当に負担になっていた事が、解放された今だからよくわかる。
最近ようやく本当の意味で家族として機能し始めた気がする。
息子達も1人の大人の男性として、父親の話をよく聞いている。
どう思っているかは聞いたことはないが。
そんな息子達に、愛情を持って教えようとする旦那の姿は心強い。
自己中心的で子どもに対して愛情の薄い人だと思っていたが、実は愛情深くその表現方法が間違っていただけなのかもしれないと思うようになってきた。
しかし、根本的に根づいているその方法はなかなか変わるわけもなく、愛犬に対しては相変わらずだ。
それでもずっと続くと思っていた、父親と息子達の関係が変化していくのは楽しみだ。