一日10分の早歩きで死亡リスクが23%減る

一日10分の早歩きで死亡リスクが23%減る
ケンブリッジ大学の研究

健康のことを考えて運動をしたいと考えている人も多いだろう
そんな人は、まず早歩きから始めよう

運動というと、ジムに行ったり、スポーツをしたり、ランニングをイメージするかもしれないが、早歩きだって立派な運動である
通勤・通学の際に早歩きをするだけで十分に健康になれる

研究者は過去に行われた運動と健康に関する研究を196件集めて、メタ分析を行った
(メタ分析は、研究を集めて研究する手法。信憑性が高い)

その結果、週に75分の運動をするだけで、死亡リスクと病気のリスクが下がることが判明した
具体的には、死亡リスクが23%減少
心血管疾患のリスクが17%、ガン全体のリスクが7%、それぞれ減少した
また、ガンは種類によって減少幅が違い、白血病、骨肉腫、頭頸部などのガンには効果的で、14%から26%のリスク低下が確認された

ただし、中強度の運動を週に150分したほうがリスクは下がる
死亡リスクは30%ほど下がり、病気のリスクも2倍以上下がる
(中強度の運動とは、息が上がり、なんとか会話ができるくらい)

普段運動をしていないのなら、早歩きから始めるのがいいだろう
特に、普段運動をしていない人ほど、運動の効果は大きい
また、体力に余裕が出てきたら、運動時間を増やして週に150分を目標にしたい

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参考文献
Non-occupational physical activity and risk of cardiovascular disease, cancer and mortality outcomes: a dose–response meta-analysis of large prospective studies
https://bjsm.bmj.com/content/early/2023/01/23/bjsports-2022-105669