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All I need money, all you need love.

感謝の気持ちって‥‥って話。

茅葺きの廃屋を自力で直し始めてからずっと
地元の仲間や、大学時代の友人たち、多くの人たちに支えられてきました。

暑い中、みんなドロドロになって解体作業もしました。作業終了後、「お礼」にみんなでお風呂に行ったり、食事に行ったり。賃金は払えないけど、お風呂代や食事代は出さないと・・・ね。

ある時
大きな荷物を友人に車を出してもらい運んでもらいました。
夜遅く、帰りに3人で「お礼」にラーメンを食べました。
ガソリン代も出そうとしたのですが彼らに断わられました。
後日、その友人と飲んでた時に言われました。

「毎回、手伝ってくれたみんなを風呂に連れて行ったり、御飯を食べさせたり『お金』は大丈夫なの?」と。

事実、お風呂に行った時、みんなの入浴料を彼に立替えてもらってました。彼は京都の町家を自力で改修して二人の自宅兼設計事務所を作った経緯を持ってます。
改修には多くの仲間が手伝いに行きました。
その時に来てくれたみんなにお弁当を毎回買って、その「お金」はかなりきつかったそうです。
彼等は自分達の経験を通じて僕のことを心配してくれての質問でした。
正直、僕は経済的には厳しい状況でした。

僕は「お金の関係」からできるだけ離れたくて田舎での生活を目指してます。
しかし、仲間の好意に対して僕は「お金」で返そうとしてました。
つまらない見栄、つまらないプライドでした。
皮肉にも当の本人が「お金」にとらわれていたのです。

「お金」が無いのだから「自分のできること」で精一杯のお礼をすればいい。
彼はそう伝えてくれました。

僕はお昼は食べに行くのではなくお昼ご飯や豚汁を作ってみんなに食べてもらうことにしました。実家の家族にも助けられて。

それにしても、僕は本当に幸せ者です・・・・・・。

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