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SCP-382-J2P

オブジェクトクラス: keter

特別収容プロトコル: SCP-382-J2Pは、勝ち抜きバトルで稀にその姿を観測されています。ブランパレスの屋上から外界へ移動する事はなく、収容する必要があるのか、また本質的に収容する事が可能なのかについては協議を要します。ピピッ島のエリア3番に生息する固有種も目撃されていますが、彼らは勝ち抜きバトルの個体と違い極めて消極的であり、闘争を避ける動きを見せる為、対象の確保及び収容に取り掛かるならば困難は避けられません。 

説明: SCP-382-J2Pの飛空円盤を思わせる下部がどっしりと広がった体躯は、金属に類似した未知の組織で構成されており、色は銀色で、ダイヤモンドにも匹敵する硬度が確認されています。SCP-382-J2Pは常に浮遊しており、戦闘方法は上空へ飛び上がった後に急降下し外敵を押しつぶすというもので、特にスタンダードボディに該当するモンスターには絶大な威力を発揮します。
性格はオブジェクトクラスketerへの配置に異論の余地がないほど攻撃的で、多くの場合アンカーナックルを好んで使用します。また、仁王斬り、爆裂拳、剣の舞等で攻撃する個体や、後天的に耐性が強化されている為にマホトラ、マインド等本来無力化に役立つ搦め手が効果をなさない個体も存在し、これら全てのケースはアタックカンタをもってしても太刀打ち出来ない程の危険性があります。しかし極稀に、ハートブレイクを使用し、自滅する個体も報告されています。このような個体は脳の判断機能に異常があると予想される為、比較的対処し易いと言えるでしょう。

SCP-382-J2Pは高度な遺伝子工学技術、「配合」でも生み出す事ができ、銀河衛星兵器である「スラ・ブラスター」と、ダイヤモンドの指輪の様な光沢を発する「ダイヤモンドスライム」を素材とします。しかしスラ・ブラスターは魔王を討伐する程の凄腕マスターでも1体しか入手出来ない希少性があり、それを素材として消費する事には否定的な意見もあります。

本来SCPは保護する事が理念となっていますが、SCP-382-J2Pは一般的な生物と同様複数の個体が存在し、対面した者を見境なく排除する残虐な生態も持ち併せている事から、勝ち抜きバトルの競技者には、本SCPが勝ち抜きバトルの障壁として立ちはだかった場合のみ殺戮・処分が許可されています。

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