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【番外編】VIOを全部イった話。
私は脱毛施術者である。
なので、よく聞かれる質問No.1は
「お姉さんもやっぱりVIO全部ツルツルなんですか?」
である。
しかし、私の解答は「NO」だ。
どっちかというとボーボーであった。
そう、つい数分前まで。
生やしていたのは理由があった。
元夫が絶対に生やしていてほしいタイプだったからだ。
一度嫌になって全ゾリしたところ、浮気だなんだと大騒ぎされ、密林保護を余儀なくされたことがある。
しかもなかなかめざとく、ちょっと毛の範囲を狭くしただけで気づかれたりするので、私のオマタにはパンツから飛び出すほどわんぱくなマングローブが広がっていた。
そう、数分前までは。
離婚してから私は決めたのだ。この密林にメスを入れることを。。。
正直、抵抗はあった。
しかし、あまりにもお客様に
「生えてないんでしょう?当然デスよね?」
と言われ、「まだやり途中でェ〜」というのが苦しくなってきた。
だめんずに至っては「今度見せてくださいよ」とまで言われるので「もぅ〜すぐ焦るんだからァ〜」と適当に返していたが、だんだん飽きてきた。
今のところだめんずと寝る気はないが、人生何が起こるかわからない。慈母愛がくすぐられるだめんずが現れたら、ヒューマニズム溢れる私としてはひん剥かれて一巻のオワリである。
そのときに言われることを想像してみてほしい。
「何だよ、ボーボーじゃねえか」
散々だめんずをおもしろがり、見下し、うんざりしていたこの私が、私が大切に保護してきた密林オマタをディスられる羽目になるのだ。
寄りにもよってだめんずなんかに。←
、、、、由々しき事態である。
38歳シングルマザー。
誰がためにオマタをツルツルにするのか。
大切なのあの人のためでもなく、
自分の美の追求でもなく、
どちらかと言えばだめんずから自分のプライドを守るためという、まったくよくわからない動機でツルツルにする決意をする。
しかし、いざやってみると、なかなかいい感じだ。
なかなか可愛い私のオマタである。触ってみると柔らかくていい感じだ。ずっと密林に守られてきたと思うと、ラピュタの中心部にある巨大な飛行石のようで、愛しくなる。何だか感慨深い気持ちになってきた。
今夜はパンツを履かないで寝てみよう。この開放感を味わおう。
今後まぐわいを避けて孤高に生きるという自称オナニストを志した私。
新たなオーラルセックスの幕が開けた今夜を懐かしく思う時が来るのだろう。(オーラルセックスはセックスではないのでオナニストとしてはセーフ)