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チャリで日本一周中に西成で日雇い労働した話 part.1
どうも。自転車で日本一周中の20歳です。
今回は西成で日雇い労働をした時の体験談を記そうと思います。
拙い文章ですが是非最後まで読んでいただきたいです。
なぜ西成で日雇い労働をしたのか
最初に言っておきますが、お金がなくて日雇い労働をしに行った訳ではないんです。
ただ、「西成のディープな部分を自分の目で見て体感したかった」から。
西成を知るには、街を歩くだけでは表面上しか知れないと思い、日雇い労働をすることによって深いところまで知れるのではないだろうか。
その想いで今回日雇い労働をしてきました。
西成に対してのイメージ
大阪府の隣の兵庫県で生まれた僕は、高校に入る頃にはもう大阪の西成区は危ないところだというイメージがありました。
このイメージは今文章を読んでくださっている皆さんも同じイメージなのではないでしょうか?
ですがすぐにそのイメージは少し和らぐことになります。
なんと西成には「星野リゾート」があるのです。
そう。あのかの有名な星野リゾート。
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そんなジャブを打たれながら西成区に入って行きました。
この時の時刻は23時49分
西成の夜はどんなカオスな光景が広がっているんだろう。とオドオドしながら歩いていたけど、意外にも人がいなくてとにかく静かでした。
それもそのはず西成はとにかく朝が早い。
早朝4時ごろから仕事の募集が始まって6時ごろにはほとんどの仕事の募集がなくなるようです。
翌日の朝がめっちゃ早いことは知っていたのでこの日はTHE西成な超安宿に泊まろうとしていました。
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安すぎるやろ
時刻は日付を越すか越さないかくらい。
どこも受付が最終でも22時でやっていない。
どうしようかなー、、
と街をふらふら歩いていると美味しそうなホルモン焼き屋さんを見つけた。
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そうだ!この人にまだ空いている安宿を聞こう!
注文と同時に、
俺:「この辺でまだチェックインできる宿ありますかー?」
と聞いてみた。
おっちゃん:「いやーもうないよ!普通のホテルしかない!」
俺:「普通のホテルかーー(金ない)」
おっちゃん:「あー24時間やってるスーパー銭湯ならあるでぇ!」
そして今日の宿は決まった。
ホルモン焼きご馳走様でした。
そしてなんとラッキーなことにそのおっちゃんは知り合いの職場を紹介してくれた。
朝の4時過ぎに教えてくれた場所に行くと斡旋してくれるらしい。
これでとても安心した。
その後先程教えてもらったスーパー銭湯に行って寝た。
仕事当日
寝坊した。
起きたのが6時前。
めちゃくちゃビビっていたので、仕事があってほしいけどあってほしくないという複雑な心境だった。
外に出ると周りは作業服を着たおっちゃん達がまばらにいる。
ちなみに僕は作業着ではない。
ユニクロのカーキ&黒ウルトラライトダウン、黒のスポーツ用のズボンにトレッキングシューズだ。
前日にドンキで強そうな手袋だけは用意しておいた。
西成で働こうとしている人の格好ではなく、立ちんぼしているおっちゃんからも話しかけられない。
前日教えてもらった場所に行くと、作業着を着た男性2人がいた。
俺:「おはようございます、現金ありますか?」
男性:「あ〜、もううちは現金ないわ!飯場やったらあるで!」
ここで出てきた2つの現金と飯場という言葉について説明する。
現金・・・その日だけの日雇い労働
飯場・・・ある程度の期間同じ現場で働き、宿舎やご飯が用意される労働形態
前日にググって知った言葉をすぐ使った。
紹介してもらった職場の募集はもう終わっていたが、「ここまできたらやらないと」という謎の使命感に駆られて立ちんぼしてるおっちゃんを見つけにいくことにした。
少し歩いていくと、ニコニコしたおっちゃんが僕に目を合わせてきた。
西成で人材派遣の仕事をしている先輩がいる僕は、絶対に乗っては行けない車のナンバーを教えてもらっていた。
その車に乗ると山奥に連れて行かれ、所謂タコ部屋に入れられ2週間ほど軟禁されるそうだ。
まさにカ○ジの地下労働のような感じ。
車のナンバーだけはしっかりと確認して、話しかけてみる。
僕:「現金ありますか?」
おっちゃん:「あるよ、ほな車乗りぃ」
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あとからよく見るとちゃんと仕事の詳細が書いてあった
この二言だけで西成日雇い労働の一日が始まるのであった、、、。
次回、
初めての現場仕事、ティモンディ○岸似の上司にブチギレられまくる編
乞うご期待下さい