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姉妹仲(前半)

このところ、更年期と生活スタイルの変化とその他諸々のストレスで,体にも不調がでてます。
左半身だけ謎の蕁麻疹がでていて、おそらくストレスだろうと…。
しんどい!!!

兄姉から受けるストレス、若い時ほどじゃないにしろ、いまだにストレスになる出来事が定期的に起こるんです。
もうこれは、絶縁でもしない限り、彼らが死ぬまで続くのだろう…と諦めています。
が…!少し吐き出しをしたいと思います。
外に出すことで、気持ちが少し楽になるので。

私には年の離れた兄姉が数人います。(何人いるかは、ぼかしますが)
その中の一番年の近いすぐ上の姉(と言っても一回り離れている)のこと。

この姉とは子どもの頃は、あまり関りがなかった。
私が物心ついたころには、親と喧嘩して家を出てしまっていたし、姉が大人になって一時帰ってきたこともあったが、二年ほどして結婚して家をでてしまった。
実質、私が小学生の時に帰ってきたその二年の間だけしか、一緒に暮らしたという記憶はない。

その二年間の暮らしで、この姉に思ったのは、〈きつい人〉〈好きじゃない〉でした。
最初は、たまにしか合わない姉が帰って来るということで、期待と嬉しさがありましたが(年に一度くらいしか帰ってこない姉だったので、姉のことをよく知らなかった)、見事に期待を裏切られました。

子どものウザがらみが嫌だったんでしょうね。
(嬉しくてウザがらみした記憶があります。)
キレられて
『うるさい!!あっちに行け!』
と怒られ、以降、顔を見ると嫌な態度や物言いをされました。
『私の物を勝手に触るな!』
と怒鳴られたりも。
他の兄姉がいると私を責めるようなことしか言わないし、《あぁ、期待していたような優しいお姉ちゃんじゃなかった…。》とがっかりしました。

その後は、なるべく関わらないように生活していましたが、それでも度々嫌な気持ちにさせられました。

今思い返すと姉は、上の兄姉たちが邪魔にしている私という存在を攻撃することで、自分の居場所を確保しようとしていたんだろうなぁと思う。
ジャイアンに媚びを売るスネ夫、まさにあんな感じです。

親と大喧嘩して、中卒で住み込みで働きに出てしまった人なので、実家での自分の居場所を確保するのに必死だったのだろうと思います。
実家に帰りたいと言っても、母が自分に悪態をついたことをなかなか許さなかったので、姉は家に帰れずでした。
戻ってきて、家族の輪に入れさせてもらうのに必死だったんだろうなぁとは思います。

そんな姉との生活が姉の結婚により、解消されることになって安堵しました。
本当にね、怖いし嫌な気持ちにさせられるしで、早く出て行ってくれ…と思っていたのです。

物理的な距離が出来たし、姉にも別の居場所が出来たことで、格段に関りも薄くなり、嫌な思いをする回数も減りました。
全くなくなったわけでもないんですけどね。
たまに来ては、わかってもいないのに口をはさみ、私に嫌な言い方をしたりもあったのだけど、黙ってやり過ごしてしまえば家に帰ってしまう人なのでマシでしたね。

やっといなくなって、もう必要以上に関わらないですむとこちらは思っているのに何故か姉は、私と母を新居に呼びたがるってこともありましたね。
ずっと嫌がっていたんですけど。私も母も。
母も気を遣うようなところへ行くのが好きじゃない。
あまりにも遊びに来てと言われ、断り切れなくなった母に
『おまえが行かないとお母さん1人で行かないといけないし、気を遣うから嫌だよ。一度行けば気が済むだろうから我慢して!』
と夏休みに無理やり連れていかれました。

姉の家は、実家に比べたら都会。
団地群やマンションしかない場所。
昔なので、エアコンなんて姉の家にあるわけがない。
暑くて暑くて、早く家に帰りたいと思ったことしか覚えていない。
実家あたりは、田舎なので涼しかったんです(当時はね)。

姉は新居に呼んで、おもてなしをしたつもりなのだろうけど、母が思いのほか喜んでいないことがわかったのだろう、それからはしつこく誘ってこなくなりました。
母はね、気を使わずに自分の思うように生活したい人だから、たとえ子供の家とはいえ、行きたがる人ではない。
まして『こんな所に住んでいるのねぇ~。』なんて感慨にふける人でもない。
今思い返すと、親とも一緒に暮らした期間が普通より短くて、親のことよくわかっていなかったんだろう。

そんな姉とは私が中学高校と年齢があがるごとに益々関りが薄くなった。
というより、私が逃げるように避けていた。
顔を合わせなきゃいけない時はひたすら黙って、やり過ごす。
そのうち姉にも子どもが出来て、年の離れた妹どころではなくなったようでした。

こちらも大人になり、結婚して実家を出たので、それまで以上に関わらなくなったけれど、それでもたまに出しゃばってきては〈カチン!〉とくる物言いをされました。
『おまえに言われなきゃいけない事じゃないわ(# ゚Д゚)』
と心で思って、ひたすらスルーです。

大人になってからは、ごくたまに嫌な気持ちにさせられることもあるけど頻繁に会うわけでもないから…とわりと平和でした。

関わり方がまた変化してきたのが、親が亡き後。
どうしても関りが増えるのです。
法要だなんだ、集まって何だかんだ。

ここでも姉が色々と余計なことをして…。
上の兄姉とこの姉がゴタゴタ。
その不満を言いたかったのだろう。
姉に食事に誘われて、上の兄姉の愚痴を聞かされました。
こんなこと初めてでした。

過去何度も『あ、仲良くしてくれるのかな?』と思うと嫌な気持ちにされ…というのを繰り返し、心を開かないまま何十年。
この年になってやっと姉妹として認めてくれるようになったのかな…とちょっと嬉しかったんです。
『うんうん。そうだよね。』
と話を聞いてあげ、最後には気持ちもすっきりで、お互い気持ちよく別れたんですよ。

正直、姉のほうがちょっと…と思う部分もあったけど、そこは話を聞いてあげることに徹してあげて、言及せず。
聞いた話も、誰にも言わずに心にとどめて。
揉め事にはしたくないので。

それからはコロナが始まり、そんなに顔を合わせることもなく、たまに親戚の冠婚葬祭で顔を合わせる程度で、数年が経ち…という感じでした。

それが、今年に入って姉と交流を持つ機会が出来たのです。

長くなってしまったので、ここから後半へ…。

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