朝日杯FS 2024 全頭診断
評価はS A B+ B C の5段階評価です。
アドマイヤズーム A
新馬戦はスローからの瞬発力勝負が向かず4着と敗戦。
前走は前半600m34.0秒のハイペースを2番手から上がり最速を繰り出しての勝利と力の違う内容だった。この時の1:33.9 というタイムは同じようなペースだった阪神 jfと0.5秒差。アドマイヤズームは内回りコースだった事を考えればG1レベルでも通用するタイムだといえる。
母型は中距離で活躍した血統で今の京都のタフな馬場も向きそう。
タフな京都の馬場でハイペースを早め先頭で押し切った前走の内容はハイペースのスタミナ比べになりやすい朝日杯に繋がるものだった。
川田騎手騎乗とはいえ、そこまで人気もしないと思うので妙味もありそう。
アルテヴェローチェ S
新馬戦は次走6馬身差の圧勝、京王杯で1番人気に支持されたヒシアマンに勝利。
前走のサウジアラビアRCはハイペースの展開が向いたとはいえ開幕週で外を回し、直線では一頭馬場の真ん中から差し切る強い内容だった。
折り合い面が難しいためハイペース濃厚の朝日杯では競馬がしやすそう。
札幌デビューで前走の稍重馬場で強い内容だったこともあり今の京都のタフな馬場もこなせそう。
これといった不安はないため人気ではあるが高評価。
アルレッキーノ B+
前走のサウジアラビアRCでは初めて逃げ以外の競馬だったが絶好位から伸び負ける完敗の内容だった。
新馬戦、2走前と逃げを打ったレースでは好内容だが今回はペースが上がりやすく楽に先手をとるのは難しい。
前走の渋った馬場でパフォーマンスを落としたように理想は高速馬場の可能性が高く、今の京都のタフな馬場もマイナス。
1週前追い切りではラスト1ハロン12.1と減速しており関西への長距離輸送もあるため状態面も上昇が見込みにくい。
人気馬では軽視したい一頭だが持っているポテンシャルは高く、3連系には抑えたい一頭。
タイセイカレント S
矢作調教師が「初めて見た時に衝撃を受けた」とコメントするほどデビュー前から期待されていた馬だが、新馬戦では「調教がまだ足りない」とコメントが出ていた通り仕上がりが悪かった中で能力だけで勝利した。
状態が良くなった前走のサウジアラビアRCでは展開が向いたとはいえ、スタートで躓き、遅れをとる致命的な不利がありなから2着と、評価できる内容だった。
ハイペースの持久力戦でしっかり差し込んでこれた点と母父Galileoという点からも荒れた馬場でハイペース濃厚の今回のレースにはマッチしそう。
アルテヴェローチェよりは人気もないと思うので妙味も考えたS評価。
トータルクラリティ B+
前走の新潟2歳Sでは一度差されるも内から差し返すという良い勝負根性を見せる内容。
ただ、2着馬のコートアリシアンは出遅れ+終始折り合いをかく不利があった。そのコートアリシアンが阪神 jfで6着だったこと考えると過剰には評価できない。
新馬戦の負かした相手も勝ち上がっておらずG1級の能力は感じないが力は上位の一頭。
ニタモノドウシ B
新馬戦は内前有利の展開を後方から外を回って差し切る評価できる内容。
前走のクローバー賞も内前有利の展開を外を回しての勝利で評価できる。2着の騎手も「勝ち馬が強すぎた」とコメントしており能力は高い。
初の関西輸送と今のスタミナの求められる馬場での距離延長が不安なためB評価まで。
パンジャタワー A
新馬戦では内前有利の中、出遅れて中団から外を捲り上げての勝利で評価できる内容。
前走の京王杯2歳Sでは外差し馬場の中、外目からスムーズに差してきており着差以上に評価できる内容ではない。ただ、サウジアラビアRC3着のマイネルチェットに勝利してることからもこのメンバーでは最上位の能力があることは確か。
スタミナが求められる今の京都の馬場で更に200mの距離延長が不安なためA評価まで。
ミュージアムマイル A
前走の黄菊賞では京都内回りの荒れた馬場で上がり33.7を繰り出しての勝利で評価できる内容。
マイル戦だった新馬戦では内前有利の展開を出遅れ、後方から外を回っての敗戦で悲観する内容ではない。
デビュー戦からスローペースの経験しかなく、マイルG1で一気にペースが上がる点が不安なためA評価まで。
ランスオブカオス B
新馬戦はスローペースを後方から上がり33.6を繰り出しての差し切り。ラスト2ハロンのラップも11.6-11.1と一気に加速しており底を見せていない。
距離延長に一気のペースアップへの対応、ハンデ無しの吉村騎手など不安要素はかなりあるが人気が全くないなら抑えておいても良い一頭。
その他 C評価
まとめ
S
アルテヴェローチェ タイセイカレント
A
アドマイヤズーム パンジャタワー ミュージアムマイル
B+
アルレッキーノ トータルクラリティ
B
ニタモノドウシ ランスオブカオス
C
その他