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美しい心は、たわいない所作に現れる
都立木場公園の南口の山茶花が、日を浴びながら花びらを散らし初め、「山茶花の優しき赤に
日のかほり」で誘われるまま入りました。
山茶花は、ここに植樹された経緯や何年にも渡る色々なお世話の人の美しい心があって、今日、赤々と美しく咲くまでになったのです。
山茶花は、赤い唇のような花びらを道へ向けて声をかけているように見えます。
山茶花は、少しずつ散り、少しずつ咲いて、寒い季節を温かくしてくれます。
美しい心は、たわいない小さな花のように所作として現われて、見る人を癒やします。
美しい心は、所作として零れ落ちます。