関わりは無理しない程度に
社内の不信感、親子げんか、夫婦げんか、兄弟げんか、どうしてそうなるの。
有ってはならない人情沙汰。
きっと、無理して付合い、疲れ果てたのでしょう。
自分らしい関わりを超えて無理をしたからねぇー。
相田みつをの詩に「他人の物指し、自分のものさし、それぞれ寸法が、違うんだなぁ」がある。
交わりとか、関わりは、互いに無理をかけないことが賢明。
相手と物指しが違うかも知れないし。
「君子の交わり水の如し」というではありませんか。
僕は、公私を分けて付き合う範囲を決めている。
仕事の関わりは、共通目標のため我慢して少し無理して関わる。
プライベートは、幸せホルモンの分泌が促される相手と交わることにしている。
初対面では、相手の開放感を引き出すために相手の好きな関心ごとを話してもらうと、共通の対象を見ることできて、共に歩み寄り、関係を造ることができるから。
昔、生命保険のセールスレディは、飴ちゃん攻撃をしていた。些細なプレゼントで幸せホルモンがでるからだ。
初対面では、主導権ほ相手へ委ね、聴き手に回る。
相手が好きな話題で気持ち良く話してくれたら幸せホルモンが絡んで関係ができたかなぁーと思う。
予期せぬ、嫌なことが起きたときには、アンガーマネジメントという方法がある。
「怒り」を感じた扁桃体は、興奮反応が6秒間ほど続くので、眼瞬きを3回ほどして終わるまで待つ。
相手へ指示して直すのではなく「私は○○が嫌いです」とiメッセージで伝えると、相手に従属感を与えない。
人間は眼の上のものが嫌いな動物だから、上から目線はだめ。
感情表現は、相手の扁桃体へ直行して突き刺す危険なもの。感情を相手に直接ぶつけはならない。感情は伝染するという心理上の原理がある。
酒やタバコなどの生活習慣には立ち入らない。助言やアドバイスは相手を否定することになるから。
肥満などには触れないこと、劣等感を刺激し、悩みを増幅する危険があるので。
悩みには、辛いですね、大変ですね、と同情するだけ。
共感の作業は、相手の経験上の出来事と、湧いてくる感情を共有ですること。
共有できた、解ってくれたと知って相手は幸せホルモンを分泌する。
このときの経験は、事実と違う場合もあるが、個人の物指しの違いだ。
言ったことは、受け止めておく。
僕の共感の例をあげると、俳句会で、過去の作品を諳んじて上げると、知っていてくれたと感激して、僕を仲間にしてくれる。
「そんなことがあったんですか」と、思い出を再現し語ってもらうことによって同じ情景を見ることができて、価値観を強く共有し、和むことができる。
上意下達の組織社会にどっぷり浸かった脳の細胞構造は、相手をそのまま受け止める情報伝達細胞が造られていない。覚悟をして練習を重ねるしかないと思う。
共感する情報伝達細胞は練習を重ねて習慣となる。
加齢によるハンディは、努力で乗り越えよう。