美しい心は、無職が死ぬほど寂しいことを知っている
冬至の頃の月は、空を越えるほどの高さに 居て、窮屈に押し込まれいる様に小さくなって、枯枝のすき間から見ると、まるで私の4年前のようで、「寂しさに縮んだ心冬の月」と詠みました。
実は、その頃の私は、無職の暇人として娯楽のみを追いかけていました。最初の2年間ほどは、料理教室、観光ガイド教室、渓流釣り、友達の趣味の手習い、遠方の友人宅訪問などで幸せそうな振りをしていました。
しかし、内面では次第に、無職でいることに困難を感じ、この先の希望もないのなら、このままでは死んでもいいかなと思うほどでした。
同時に反面では、現役当時のように仕事したい病症候群に罹っていました。
この間7年間は、自分に対する怒り、悲しさ、辛さ等の内的な経験をしたことが、動機となって、広い分野の読書や見聞を通して生きる意味を真剣に考え、信念を持ち運命を導く期間となりました
今では、運命を自分の信念によって見える化できて、使命感を持っています。
眺める視座が逆転しましたので、他者視線の「美しき高き心で冬の月」で自分を大切にできる美しい心を持つまで成長できました。
美しい心になれたのは、自分を支えてくれている人々や、自然の摂理である空気や水が、私を守ってくれていると思うと、大きな余裕を感じ感謝できる様になったからです。
美しい心は、強靱です。