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2025/2/3の野鳥記録(クサシギなど)

 こんばんは。

 大雪のニュースがひっきりなしです。
 今年は、自宅前などはまだ積もったことはないですが、今回はどうなのでしょう。
 これまでにも、自宅付近は雨で済んでも、遠くの山が吹雪いているのはよく見ましたし、山肌が白く見えることも多いです。

 今年は雪が少なそうと思って冬タイヤに替えなかったので、雪降る山へ行くのにクルマが使えません。

 車を使わないと行けない、山の中の公園への探鳥も断念です。
 ここまで我慢したので、今から冬タイヤに替えるのもなぁ。

 ということで、今日は夕方に病院へ行ったついでに、八幡川水系の川の中流域で探鳥兼散歩です。

 あまり来ない場所ですが、過去にここで見た印象的な野鳥は、カワガラスクサシギノスリヒクイナヒバリルリビタキでしょうか。
 田んぼの間を流れる地形的にはクイナ、タシギ、チョウゲンボウ、フクロウあたりもいそうなのですが、数か月に1度来るか来ないかの場所なので、会える確率は低そうです。
 上のうち1種類でも見れればいいと思ったら、クサシギが見れました。

 西の空は晴れていましたが、上空は黒い雲が覆い、1時間も経たずに雨が降って、探鳥は終わりでした。
 遠くに見える山は、やはり吹雪いてそうでした。


シジュウカラ


 他の鳥との混群を作るとき、先頭バッターとなるシジュウカラ。
 先陣をきってくるこの鳥は脅かしてはいけない。
 見ると、いつもこの言葉が脳裏に浮かびます。
 今日はシジュウカラだけの4~5羽の群れに見えましたが、エナガの鳴き声もどこからか聞こえてたので、混群だったのでしょうね。

なんか少し幼い雰囲気?

カワラヒワ

 いつも群れがいます。

30羽少しですね。

ジョウビタキ

こういう感じの、何かを求めて上を見ているような写真が好みです。野鳥でも人でも動物でも。

セグロセキレイ

黄昏の、絶滅の縁の最後の1羽みたいな雰囲気ですが、ここの川はセグロセキレイが多くて、嬉しいです。

ヒドリガモ

 ここの川はなぜかカモが少なく、今日見かけたのもこのヒドリガモの群れだけでした。

こういう段差がある場所ってよく水鳥が採餌していますね。

クサシギ

 ヒドリガモの採餌を見ていたら、その向こうに尾を振って動くシギチドリらしき姿が見えます。

これは一番近づいて撮った時の1枚

 イソシギも尾を振り、大きさもクサシギより少し小さいくらいなので、直ぐには2つの種の区別は付きません。よくいるイソシギかなと思ってカメラのファインダーを覗きました。
 そうしたら、イソシギ(下の写真)の特徴である翼の付け根の白い部分がありません。

 クサシギでした。

 クサシギはそれほど珍しい野鳥ではないと言われていますが、私はここ以外で見たことがありません。

ですので、会えて嬉しい!

先ほどのヒドリガモの群れと一緒に採餌。
カモって大きいですよね。

 そういえば、2年前にクサシギを見たのもここの近くでした。
 ただ、その時見たクサシギはもっと大きかったので、別の個体でしょうね。

シギ独特の動き
追い払ったりしないで平和ですね。よく見ると、イソシギより嘴が長い。
2年前も今回も人をあまり恐れない印象です。
クサシギの特徴に、頭に縦の斑が挙げられていますが、見えませんね。
クサシギは群れを作らず、いるのは水田、川、用水路など淡水の場所で、干潟には滅多に入りません。
だから、イソシギと違って干潟に行っても見れないんですよね。

 観察していたら、短い距離ですが、カモのようにつつーと流れに水の流れに乗って移動するような動きを見せてました。
 これはイソシギにはない動きなので、面白いですね。

「都会の星空」?


 ところで、クサシギと識別が難しいとして挙げられるタカブシギという鳥がいます。

https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4645.html

 漢字だと「鷹斑鴫」。 鷹の斑のような羽根模が特徴で、名前の由来になったとか。
 『♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670』(第3版)304ページには、クサシギの背中の模様は「都会の星空」、タカブシギは「満点の星空」にたとえられています。

ちょっと目つきが悪く見える「都会の星空」

 クサシギの「都会の星空」も十分綺麗ですが、鷹のような模様とか満点の星空に例えられるタカブシギは是非見てみたい野鳥です。

 いつか見られるでしょうか。

 今回もお読み下さり、ありがとうございました。

おまけ

川沿いで咲いていました。早咲きの桜でしょうか?
(上部中央やや右のボケが少し小鳥の亡霊っぽく私には見えます。)

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K.Y.
頂きましたサポートは、野鳥撮影後にたまに行っているゴミ拾いの際のゴミ袋等の諸費用に充当させて頂きます(結果は半年~1年くらいごとに記事でご報告します)。でも貴重なチップでなくてもコメント等だけでも、十分嬉しいです。