2024/10/6の野鳥(カケス、コサメビタキ、エゾビタキなど)
今日は、山の中の公園に行きました。
職場にスマホを忘れてしまい、朝に取りに行かねばなりませんでした。休日に職場へ往復するだけというのもつまらず、かといってまだお店も開いていない時間帯ですので、少しだけ足を延ばして野鳥を見に行きました。
今日も目的はエゾビタキです。見つけ方について少し思いついたこともあり、それも確認したくて、フィールドへ行きました。その結果、エゾビタキを見ることができました!上手くいって、自分でも少し驚きです。
カケスの鳴き声がいたる所で聞こえました。
あと、クロツグミらしき鳴き声と影が見えましたが、確認はできませんでした。
カケス
ヒヨドリがものすごく多く飛び回っていたのと、曇り空の逆光でみんな黒く見え、鳴き声が聞こえる方に野鳥がいても、遠目にはカケスかヒヨドリかは見分けられませんでした。
そういう群れを何度か見た後、ヒヨドリの群れから少し離れて変わった動きをする個体がいたので、なんとなく撮ってみたら、カケスでした。
このままエサをくわえて、すぐ飛び去ってしまいました。
コサメビタキ
今日もコサメビタキに会いました。道の両脇にある茂みから茂みへ飛び移っていましたが、ときどき樹の上の方に出てきてくれました。
識別のためには、羽の初列風切が突出の短さも確認したいのですが、葉に隠れてしまっていますね。
ただ、下の写真で嘴の付け根の山吹色も目立つので、サメビタキではなくコサメビタキだと思います。
エゾビタキ
『プロバードガイド直伝 旬の鳥、憧れの鳥の探し方』は、月別に見られる野鳥が4~5種ピックアップされていて、その探し方が見開き2ページで丁寧に解説されています。とても分かりやすい本で、よく参考にさせてもらっています。
その中にエゾビタキも入っていて、エサをフライングキャッチするときに飛び回るのには開けた空間が必要なので、公園等の広場の木等を探すとよい(127頁)と紹介されています。
この開けた空間で周囲に樹木があるという条件に、それほど大きくない自然公園の駐車場や登山口の駐車スペースが、まさに当てはまるのではないかと思い付きました。
そこで、普通車なら5~10台程度しか止められず、その周りに木がある公園の駐車スペースに行くことにしました。
駐車場に着いて数分で、やや離れた木や電線の上を行き来する小鳥が見えます。
この時も曇り空かつ逆光なのであまり良く見えません。カメラで撮って拡大して確認すると、下面に縦斑がしっかり見えるヒタキです。
アイリングが目立たず、下部の縦斑が明瞭ですので、エゾビタキだと判断しました。
見つけたいとは思っていても、見つけるのがここまでうまくいくと少し怖くなります。
しばらく見ていると、今度は電線の上に移動しました。ここでも逆光なので、写真的には少し残念。
図鑑によると、エゾビタキは12~14cmで、先ほど見たコサメビタキは12~13cmなので差は1cmくらいですが、エゾビタキは少し大きいなと感じました。
エゾビタキ②
調子に乗って、もう一か所エゾビタキを見つける条件に合致しそうな駐車場に寄りました。
車から降りて、一度見まわした時にはいませんでしたが、駐車場から離れて公園内を少し散歩して駐車場へ帰ってきたら、駐車場の近くの電線の上になんと一羽いました(上のカケスなどの野鳥の写真はこの散歩中に撮ったものです)。
モズ
ちなみに、調子にのって、もう少し駐車場の周りをチェックして「3匹目か」と思ったら、モズでした。
カメラのモニターで写真を確認するために一瞬目を離した次の瞬間、エサをくわえてました。さすが小さな「猛禽」。
Bird of the Day
今日はエゾビタキが思うように見つけられて、大満足の探鳥でした。
ここにこういう野鳥がいるのではないかと想像して、そこで見つけられたときが私のバードウォッチングの最も楽しい瞬間の一つです。
ただ、F1のレースのDriver of the Day のように、勝手にBird of the Day を選ぶとすると、今日は一番頑張って鳴いていたのはカケスなので、カバー写真はカケスです。
ちなみに、Amazon のAlexaには「今日の野鳥は?」と尋ねると教えてくれる機能がありますが、「今日は動物です」と答えが返ってきました。なんなんだ!という気がしますが、楽しい休日の朝でした。
今回もお読み下さり、ありがとうございました。
参考文献
石田光史『プロバードガイド直伝 旬の鳥、憧れの鳥の探し方』文一総合出版、2023
永井真人『♪鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670』(第3版、文一総合出版、2019年)
頂きましたサポートは、佐伯区・安佐南区で野鳥撮影前にたまに行っているゴミ拾いの際のゴミ袋や手袋代・長靴代に充当させて頂きます(結果は「つぶやき」でご報告します)。それなりの金額に達しましたら、大型のゴミ(自転車、冷蔵庫など)の処理も検討し、その一部にさせて頂くかもしれません。