Pentaxのカスタムイメージ「夏天」で似島(にのしま)を歩く①
はじめに ―「夏天」と「アニメ風」RAW現像―
夏にしたいことの一つとして、Pentaxのカメラのカスタムイメージ「夏天」で瀬戸内の島の風景を撮ることがありました。
夏好きな私にとって、夏向けのカスタムイメージ(Nikonだと「ピクチャーコントロール」、Sonyだと「クリエイティブルック」にあたる機能)があるだけで使いたくなります。
私は白と青が引き立つ「夏天」の絵は好きです。
ただ、「夏天」は、アスファルトの濃い部分がまるで日陰のようになるくらいコントラストが強いです。そのクセが強さは、人によっては好みが分かれるような気もしてきました。
同じ画像を違うイメージでRAW現像した写真も掲載して「夏天」と比較すれば、夏天の絵作りの特徴が引き立つと思い、今回は『デジタルカメラマガジン』2023年8月号23ページの「明暗差を小さくしてアニメ調に仕上げる」にしたがってRAW現像した写真を下に並べてみました。
ペンタックスのカメラやRAW現像に興味ある方に読んでもらえたらと思って、書きました。
今回の記事の写真は2枚1組でご覧下さい。
今回カメラを持って訪れたのは、似島(広島市)です。
広島港からフェリーで20分、第二次世界大戦中は原爆の被害者が運ばれた地としても有名です。
ですので、8月中旬に訪れたかったのです。
慰霊碑等も訪れましたが、今回は景色の紹介が中心です。
それでは、「夏天」の絵作りを見つつ、似島の散歩にお付き合い下さい。
広島港
広島港へは市街地から広電で来ました。
乗船して船の上から夏っぽい雲を見つけて撮りました。
船からお隣の桟橋を。
まず「夏天」、つぎに「モダン10」の写真の順で並べています。
似島港
広島港から似島港まで約20分ですので、すぐ着いてしまいます。
ですが、船旅の風情は十分に味わえます。
最近は乗り物酔いしていないのですが、私は以前乗り物酔いが激しかったので、船酔いしないよう、船内では一切余計なことをせず、写真も撮りませんでした。
似島港に着くと、まず目に入るのは山です。
空をトビが舞っています。
港近くにはおしゃれなバームクーヘン屋さんがあります。なぜかは別の記事でご紹介できればと思いますが、似島は「日本のバウムクーヘン発祥の地」とされています。
8月中旬しかも午後でしたので、猛烈に暑かったですが、景色の良さにシャッターを切りまくりました。
似島には北に安芸小富士(278m)・南に下高山(203m)の2つの山があります。
思わず登りたくなりますが、真夏の低山、しかも道具も靴もないので、無理です。今回、未練を断つため、山の方はあまり見ないようにしました。だから、山の写真はありません。
散歩のルートは、まず海沿いに南に進んで下高山を回り込むようにし、ちょうど島の真ん中あたりとなる、下高山と安芸小富士の間の道を通って港に帰ることにしました。
外周道路を歩く
外周道路を歩いていくと、自転車に乗って砂浜に向かう子供や若者とすれ違いました。
しっかり挨拶してくれます。清々しくなります。
雲は好きなのですが、天気が崩れないか少し不安になります。
これから進む道を見ます。
来た道を振り返ってみます。
ここも広島市ですが、足元の水が綺麗です。
後ろの景色もきれいで、ついつい振り返ってしまいます。
島の南へ
島の南へ出るためにいったん海沿いを離れる道へ入ります。
坂道を登っていきますが、木陰が心地いい。
再び外周道路
再び海に出ます。小さな入り江のような場所で、牡蠣筏があるのが広島らしいです。
写真の話だと、遠くの山並みみたいなのは「夏天」の方が深みがある感じで好きです。
カーブミラーみたいなのはシャドウを上げた「モダン10」の方がいい感じに思えます。
少し長くなりましたので、今回はここまでです。
次の記事で残りの写真をアップロードしたいと思います。
今回もご覧お読み下さり、ありがとうございました。
機材
PENTAX K-3 Mark III
HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR
かなり高価なレンズで買うのに勇気がいりました。