愚痴を聞く

誰かの、愚痴を聞く時、
同じエリア内に入り込んでしまわないように、少し遠くから見る感じで聞いている。
いつから、そうするようになったのかは、覚えていないが、自分が大嫌いだった若い頃はそうではなかった。
いろいろな、思いもして、少しずつ自分はこれでいいんだと、思えるようになった頃から、誰かの愚痴に一緒に埋もれてしまわなくなった。
愚痴を聞くと、一緒になって腹を立てたり、
たとえば相手がいるような内容の愚痴だったら、その相手の人の事を、愚痴を言ってる人の目線で見てしまっていたりした。
自分で、その人と話した事も一緒にいた事もないのに。

自分の、感じ方。自分の見方を信じられなかったのかも知れない。
この頃思う事は、愚痴は聞くけど。私はあなたではないから、聞くだけだよ。
と、思いつつ、聞いている。
意見も言わない。
アドバイスなんて、できない。
あなたの愚痴は、あなたの物だから。そう、思いながら。でも、共感できる所は、そうだね。
と、思う。
ただ、ただ、愚痴を聞く時。
一緒になって、その愚痴の沼に溺れて行かないように、気を付けたい。
少し、視点をずらしながら、受け止めて行こうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?