悩んだときに使える。「分けること」は「分かること」
あなたが今、何かに悩んでいる、問題を抱えているとします。
そんなとき、以下のようなスキルを身に着けておくと、悩みが少しは軽減されると思いますので、シェアしたいと思います。
やり方は、とてもシンプル。以下のようなモノです⤵
「因数分解」って、数学で習いましたよね?
こういうヤツ⤵
まず、因数分解が一切できていない悩みとは、以下のようなモノです⤵
あまりにも漠然とした悩みですが、若い頃と言うのは、ただ生きているだけで不安だったりします。悩みにモヤがかかっている、私はそうでした。
(ちなみに、20代半ばまでは前頭前野が発達しきっておらず未成熟なので、余計に不安を感じやすいらしいですよ。若い人、がんばれ!)
さて、話を戻します。
あなたのその漠然とした悩みを、どんどん細分化していきましょう。
例を挙げます⤵
こんな風にして、まずは第一段階の因数分解をします。(ただ箇条書きにすればいいです)
同じ「人生うまくいかない」でも、人によって中身はまったく違うのですから、何に悩んでいるのか、大分はっきりしてきましたね。
さて、これをさらにひとつずつ因数分解していきます。
例えば、上記20代のAさんの悩みのひとつ「恋愛がうまくいかない」の場合を例にあげます。
恋愛ひとつとっても、100人いれば100通りの「うまくいかない」がありますよね。「好きな人ができない」とか「いつも不倫してしまう」とか。
上記20代のAさんの「恋愛がなんかうまくいかない」は、例えば
だったとしましょう。それを、さらに以下のように分解していきます。
ここまでくれば、
例が、ベタで陳腐になってしまいましたが、ここまでこれたらすばらしい&おつかれさま。
こんな感じで、抽象的な悩みを、細分化・具体化する。
そして自分ができることや変えられる部分を自分なりに考察して、「次に生かそう」「やれることを、やってみよう」と決める。
これでおしまいです。
もちろん、今すぐその悩みが消えてなくなるわけではありません。
しかし悩みは、言語化が終えられた時点で半分は解決したも同然です。
あとの半分は「それを解決するためにできること」を実行するだけです。
「できないもの、変えられないものは、できないし、変えられない」
「できることしか、できない」
まったくもって、その事実を前に、イヤんなっちゃいますけど、それがすべてであり、それ以上でもそれ以下でもありません(涙)
とにかく「今、できることは終わり」ですので、この件で悩むことはいったんストップをかけましょう。(とは言え「ストップがかからない」という、私みたいなタイプの話はまたいつか)
悩むことでは誰にも負けない私の話⤵
ちなみに私の乳がん闘病中の悩みを「因数分解」すると、
とまあ、ざっとこんな感じでしょうか。
当時は、ただ悲嘆に暮れ、悩みを分解してみようとする気分にすらなりませんでしたが、これらひとつずつを細かく砕いて、「消せるところは消せたらよかったのになぁ」と今では思います。
過去の私のように、ずっと不幸に浸っていると、苦しみの中身がぼやけて膨らむ一方になりますので、そうなる前にぜひ悩みを外側に出しましょう。
悩みをパーツ単位で見られれば、「ああ、この部分は悩むことはないんだ」とか「この部分は、こうすれば解決できるな」と悩みの全体量を減らせるはずです。
ちなみに、自分の心の中をのぞく作業は、はっきり言って骨が折れる作業です。悩みを分解している間に、自分の「虚栄心」や「自分のウソ」などに気づいてしまったりするからです。見たくなかった自分の弱さや狡さ、虚栄心、嫉妬心などが浮き彫りになるかもしれません。
しかし、その自分の見たくない部分こそ知っておくと、それが長い人生で「宝になる」と断言しておきましょう。
「よし、やってみよう!」と思えた方、ノートのご準備を! あ、noteでもいいですよね!