鬼太郎誕 生ゲゲゲの謎 考察まとめ−05.2。
こんにちは michio★★★です。
東京都江東区にあります東京都現代美術館
で開催されたグループ展
《私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ》（2022）が映画《鬼太郎誕 生ゲゲゲの謎》に
つながっていく…という記事を書いています。
前回記事の続き
大久保ありさんの《No Title Yet》です。
この作品は大久保さんが過去に発表した
13作品を編纂したインスタレーション作品です。
大久保さんは過去に発表した作品を
全て新たなインスタレーション作品として
その中にさり気なくふたつのシルエット写真を忍び込ませました。
それは手首を背面で縛られ正座させられている人に見えます。
大久保ありさんの《 ビルケナウ 》です。
実はこのふたつのシルエット写真は
南京で撮影されたものだそうです。
あ これってもしかしたら …
ゲルハルト・リヒター展（2022）から
ドイツ最高峰の現代芸術家 ゲルハルト・リヒター氏の《 ビルケナウ 》（2014）です。
第二次世界大戦時ナチス・ドイツのアウシュビッツ収容所で撮影された凄惨なホロコースト写真に向き合いようやく辿り着いた
作品です。
大久保ありさんの《Not Title Yet 》に込められたメッセージ《 作品タイトルはまだ先 》は
まだ自身の中で決着が着いていない …
と感じました。間違いないです。
全部さらけ出す。
私は2022年8月20日（土）の関連イベント
アーティスト トークに参加しました。
高川和也さんは欠席でしたが工藤春香さん
大久保ありさん 良知暁さんから貴重なお話を
聞くことができました。
工藤さんが被害者尾野一矢さんの部屋で
使われたスニーカー他のアイテムをご自身で
探したことは このイベントで知りました。
3人とも隠さず全てをさらけ出しました。
特に大久保ありさんは本当に全部自分のことを包み隠すさらけ出したのには驚きました。
全てを語って下さったので
《 Not Title Yet 》の本質に近づくことができました。
また もうこんな大きなところ（東京都現代美術館）で出来ないから…と語っていたのが
1番印象的でした。
もうひとつの《 Not Title Yet 》
2022年に東京都現代美術館で開催された
グループ展
《私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ》の大久保ありさんの作品《 Not Title Yet 》にはもうひとつの意味があります。
《 Not Title Yet 》はタイトルはまだこれから
です。
これは今回のふたつのシルエット写真の
新作が
ひとつは映画《 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 》
（2023）のゲゲ郎が長田に
取り押さえられて斧で処刑されそうに
なった瞬間です。
そして もうひとつは
《あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。》
（2023）で津田寛治さん演じる警官に日本刀で切られそうになる水上恒司さん演じる特攻兵佐久間彰だと考えられます。
大久保ありさんの《 Not Title Yet 》の作品の
発表時には《 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 》も
《あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら》
は公開されていません。未発表です。
なので
《 Not Title Yet 》
作品名はまだまだこれから
もう少しお待ち下さい
となります。
もっとも《鬼太郎誕生ゲゲゲの謎》に
近いです。
大久保ありさんの《 Not Title Yet 》は
4人の作家の中でもっとも《 鬼太郎誕 生ゲゲゲの謎 》に近いです。
今までの作品を全て出しながらも
全く新しい見せ方をしてます。
お待たせしました キーワードです。
では最後 大久保ありさんの作品に
込められたキーワードにいきます。
他にもいろいろ（悪いこと）やってるんでしょ！！
この際全部さらけ出しなさい！！ です。
3人をまとめますと
いい加減 隠していないで本当のことを
吐き出しなさい（高川和也さん）
そして過ちがあったら
素直に非を認めなさい（工藤春香さん）
さらに もっといろいろ（悪いこと）やって
いるんでしょ
この際全部さらけ出しなさい
（大久保ありさん）
こんな感じになります。
そしていよいよアンカー
良知彰にバトンが手渡されます。
アーティストトークの大久保ありさんが
素晴らし過ぎましたので今回の記事は
このくらいで終わります。
最後までありがとうございました。
続きます。
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