鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 考察 まとめ−01。
おはようございます michio★★★です。
私は都内を中心にデジカメでいろんなものを撮りながら散歩日記を投稿してます。
また映画鑑賞や考察も好きで《 東京デジカメ散歩 》とは別に映画考察を投稿してます。
私の映画考察記事
たくさんの方に読んでいただき
感謝してます。
本当にありがとうございます。
今回から映画《 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 》
考察 まとめ としました。
まとめでは2022年7月16日（土）から
10月16日（日）まで開催された
東京都現代美術館のグループ展
《私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ》が《 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 》と
同じ内容であるという考察となります。
なんで2年前の現代芸術家のグループ展が
ゲゲゲなの…
いったいどういうこと？？
確かに意味不明ですね。
ところが 読んでいただくと
あ なるほど！！となると思います。
よろしくお願いします。
私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ
《私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎み》
は東京都江東区にあります
東京都現代美術館で
開催されたグループ展です。
現美（東京都現代美術館）の学芸員が出す
問いに4人の精鋭作家
大久保ありさん、工藤春香さん、高川和也さん、良知暁さんが
完全新作で答えるというものです。
この2年前のグループ展に
映画《 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 》が
隠されています。
龍賀の正しさは幽霊族の悲しみあるいは憎しみ
映画《 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 》は
龍賀一族（人間）による幽霊族（他の種族）の大量虐殺を描いています。
幽霊族＝他民族と捉えることができます。
人類は歴史上これまで多くの過ちを
犯してきました。
映画《 鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 》は
《 龍賀一族の正しさは幽霊族の悲しみあるいは憎しみ 》に置き換えられます。
劇中 龍賀一族は謎の血液製剤Mの材料として
幽霊族を捕まえて その血を搾取します。
これは当然まともな行為ではありません。
ところが龍賀一族は自分たちの蛮行を
1ミリたりとも悪いことだと思っていません。
それどころか幽霊族が地底に
隠れているのを見つけてあげて
結果
人間のために役に立っている…
むしろ感謝しなさいくらいのことを
龍賀家の長女乙米が言っていました。
カルトによる洗脳が人を壊していく
龍賀家の長女 乙米もまた残虐行為を
これっぽっちも悪いことと
認識していません。
幼い頃から 父時貞のカルト宗教を受け
洗脳され続けてきた乙米は
まともな人間ではありませんでした。
普通に考えれば分かることもカルトの
マインドコントロール（洗脳）で分からなくなってしまいました。
近親者による娶せ（めあわせ）もごく普通の
ことだと思ってます。
カルトによる洗脳の恐ろしさです。
亡き父親の夢を叶えることが乙米の最終目的でしたが父時貞はこの国のためと
口では言っていましたが
実際は私利私欲のためでした。
カルト宗教二世の乙米の悲劇も
伝わってきます。
では ゲゲ郎の復讐はいいのか…
映画《 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 》は同胞を
ほぼ全員虐殺されたゲゲ郎が龍賀一族に
復讐をする物語です。
殺生を禁止されたゲゲ郎は
水木やゲゲ郎の妻や
龍賀沙代を使いリモート復讐を成し遂げていきます。
最後 全人類への復讐は鬼太郎とご先祖様の
活躍で阻止されます。
そんなゲゲ郎の復讐は許されれる行為なのでしょうか…
やられたらやり返す…
2年前に開催された
《私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎み》
は全ての人を納得させる正しさは
存在しないということを伝えてくれます。
では《 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 》まとめ
シリーズの第１回目は
このあたりで終了します。
次回は現代作家 高川和也さんの作品
《そのリズムに乗せて》（2022）と
《 鬼太郎誕生ゲゲゲの謎 》の関連性を
探ります。
最後までありがとうございました。
何分 2年前の展覧会を思い出しながら
ですので…
ほんのちょっとお時間ください。
続きます。
