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#66 誰でも読めるMTG英語 level じゃない「レベル」

今回のカード

今回のカードはこちら

《共同魂の刃》

今回も2月10日発売の「Phyrexia: All Will Be One(ファイレクシア:完全なる統一)」の新カードです
名前の「shared」は動詞「share」の過去分詞ですね

また新しいキーワード能力がありますが、そう難しい物でもないので
今回は復習が中心になりそうですね
先に1回テキストを読んで自分が解らない部分を明確にしておくと、話の内容も頭に入って来やすくなると思います

まぁ一番下の「Equip(装備)」に関しては#20でやったまんまなので大丈夫でしょう

それでは、残りの効果を訳していきます


for Mirrodin! と Rebel

まずは新キーワード能力

For Mirrodin! (When this Equipment enters the battlefield, create a 2/2 red Rebel creature token, then attach this to it.)

For Mirrodin!」は、そのまま「ミラディンのために!
ミラディンは今回のセットの舞台となっている次元なので、かなりフレーバー色の強い名前ですね
解りやすくて覚える様な事がないのは、読む側としてはありがたいですね

それじゃあ、その内容も訳していきましょう

「When」から始まってるので誘発型能力を示す「とき」
「this Equipment」なので「この装備品」
そこに「enters the battlefield」と続いてるので、これは#1でやったETB能力ですね

動詞「create」は#15でやったトークンの時の「生成」
数は「a」なので「1つ」、スタッツは「2/2」
色は「red」でサブタイプは「Rebel」の「creature token」

サブタイプの「Rebel」は見慣れない単語ですね
日本語カードでは、そのままカタカナで「レベル」となってますが
これを訳すとしたら意味は「反逆者」となります
ストーリー的には、現在ミラディン次元は新ファイレクシアが支配しているので
それに対抗する「解放軍」や「レジスタンス」の様なニュアンスです

「then」はつなぎの「その後」
動詞「attach」は「付ける」なので「attach this」で「これを付ける」
「to it」は「それへ」
この「it」が示すのは、さっき「create」した「token」ですね

まとめると「ミラディンのために!」は
「この装備品が戦場に出たとき、1つの2/2赤レベルクリーチャートークンを生成し、その後それへこれを付ける」
となります


復習 remain と使役動詞

お次は、真ん中のちょっと長めの効果

Whenever Blade of Shared Souls becomes attached to a creature, for as long as Blade of Shared Souls remains attached to it, you may have that creature become a copy of another target creature you control.

「Whenever」も誘発型効果の「たび」
カード名は「これ」と訳して、動詞「become」の意味は「になる」
「attach」の過去分詞「attached」は「付けられた」となるので
「Whenever これ becomes attached to a creature」は「これがクリーチャー1体に付けられるたび」となります

「as long as」は#8でやった「の間」
動詞「remain」は#45でやった「であり続ける
なので
「for as long as これ remains attached to it」は
「これがそれに付けられ続けている間」

助動詞「may」は「してもよい」
動詞「have」の意味は色々ありますが、その後に目的語動詞の原形が続いているので
これは#30でもやった「○○に~させる」の使役動詞ですね
目的語「that creature」は「そのクリーチャー」で
「become」はさっきもでてきた「になる」でそれを「させる」なので「にする」
「you may have that creature become ~」までで
「あなたはそのクリーチャーを~にしてもよい」

「another」は「他の1つの」なので
「a copy of another target creature you control」は
「対象のあなたがコントロールする他のクリーチャー1体のコピー」
となって、まとめると
「Whenever Blade of Shared Souls becomes attached to a creature, for as long as Blade of Shared Souls remains attached to it, you may have that creature become a copy of another target creature you control.」

「これがクリーチャー1体に付けられるたび、これがそれに付けられている間、あなたはそのクリーチャーを対象のあなたがコントロールする他のクリーチャー1体のコピーにしてもよい」
となります

英語に合わせた訳だと、ちょっとごちゃごちゃした文章になっちゃいましたが
MTG慣れしてる方なら挙動は問題なく理解できる範囲かと思います


おまけのhomework と corrupted

今回のおまけ問題はこちら

《感染肥やし》

これも「Phyrexia: All Will Be One」の新カードです
名前の「feed」が「餌」、「infection」が「感染」を意味します

新しい能力語「corrupted(カラプテッド)」の意味は「堕落
「堕落させる」の「corrupt」の過去分詞で「堕落した」って感じですね
概ね「opponent has three poison counters」かどうかを参照する能力です

では、このカードの効果を出来る範囲で訳してみてください

出来たら各自公式のギャラリー↓等で答え合わせしてください

それでは、また次回

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