【群馬・ドライブ】あかがね街道ドライブ〜足尾銅山エリアを探索
あかがね街道とは?
2024年6月11日、足尾銅山の廃鉱山関連施設の写真が撮りたくてみどり市大間々経由で足尾までドライブしてきました。
大間々〜足尾間の渡良瀬川沿いの道はは古くは足尾銅山から産出された銅を伊勢崎市境平塚の利根川河岸まで運んだあかがね街道。
今は国道122号、そんな道をドライブしました。
自宅出発。
天気は快晴、絶好のドライブ日和。
自作のオールディーズのプレイリストを流しながら気持ちよくドライブ。
大間々宿・街中散策
自宅から1時間ほど運転しみどり市大間々に到着。
みどり市大間々庁舎駐車場に車を止め街中を徒歩で散策開始!
あかがね街道の主要宿場町だった大間々、至る所に当時を偲ばせる建物が現存していて宿場町の雰囲気十分。
現在も周辺地域の中心地としての役割を果たしており街中は現役そのもの。
程よい感じで現在と過去が共存している。
醤油蔵の岡商店は元々近江商人とのことでお店近くに"三方良しの井戸"がある。
自らが掘った井戸を近隣住民に無償で提供、こんなとこにも"近江商人の三方良し"が根付いているとは。
引き続き街を歩き大間々駅に到着。
わたらせ渓谷鐵道の駅、内外装やプラットホームがとてもクラシカルなステキな駅舎。
小一時間ほど大間々街中散策。
古き良き宿場町の面影を色濃く残す大間々の街歩き、楽しかったです。
あかがね街道・足尾までのドライブ
再び車に乗り足尾を目指し国道122号を北上。
国道122号とほぼ並行してわたらせ渓谷鐵道の路線が通っている。幸運にも運行中の列車を見ることができた。
今年こそわたらせ渓谷鐵道のトロッコ電車、乗れるかなあ。
足尾まで行く途中いくつかのスポットで休憩しました。
① 丸美屋 自販機コーナー
以前から立ち寄ってみたかったレトロ自販機のお店。
昔懐かしい自販機の数々、昭和の自販機コーナーそのものの店内で天ぷらうどんを食べた(美味‼︎)。
②草木ドライブイン
こちらも昭和感満載の古き良きドライブイン。
子供の頃に親に連れてって貰ったドライブを思い出した。
③草木ダム・草木湖
巨大な重力ダム。結構迫力があります。
ダム湖を暫し眺めつつ休憩。
足尾鉱山施設、旧鉱山街探索
大間々を出てから1時間ほどで足尾町に到着。ここから今日の目的、足尾銅山の鉱山施設や鉱山街の廃墟を目一杯散策した。
かつて鉱都と呼ばれて大正時代には3万8千人もの人口を抱えた足尾。鉱山が閉山して半世紀、今や1600人ほどの方が静かに暮らす街となっている。
当時の鉱山関連の施設が廃墟化しつつ現存。
かつては住居や商店街や映画館、果ては娼家等一通りの都市機能を備えた街も完全に跡形もなくなり土台や基礎にわずかな痕跡を残すのみ。
※栃木県ホームページ引用
そんな足尾のかつての姿を想像しながら隅々まで散策しました。
①通洞地区〜足尾駅
日光市役所足尾庁舎や足尾銅山観光、足尾駅を中心とする地域。少しだけ街中を散策した。
街中はひっそりとしてあまり人気がない。
時が止まった様な街をゆっくりと歩いた。
当時の建物がよく現存している地区。
近くの足尾の迎賓館・古川掛水倶楽部が見学できなかったのは残念。それでも明治大正昭和を通した雰囲気を味わうことができた。
②間藤・松木・本山
再度車に乗り国道122号を田元交差点で左折、松木や本山等の足尾銅山の深奥部を探索。
目につくのは朽ち果てた鉱山施設群。
サイバーパンク感溢れるなんとも言えない趣があった。
近隣には鉱山住宅の基礎のみ残る跡地が点在。
森林に侵食されて城跡の様な、ファンタジーの世界の様な雰囲気。
本山地区へ。
かなり大規模な鉱山街があった様子。
神社や小学校跡、共同浴場跡など遺跡化していた。
③小瀧地区
一旦足尾の町の入り口まで引き返して小瀧地区方面へ。このエリアにも多数の廃鉱山施設や鉱山住宅跡が点在。
以上で足尾銅山界隈の散策完了。
当時4万人弱の人々が働き、都市機能の発展した街が存在し、鉄道とケーブルが山を縦横に走り、まさに活気にあふれていた過去の足尾。
風雪にさらされ風化しようとしている施設や廃墟と化し自然に飲み込まれつつあるかつての住居、それらから往時を想うのみである。
誰かバーチャルやオープンワールドで当時の街並みを再現して体験施設を作ってくれないかなあ。
足尾銅山観光限定で流せば鉱山トロッコ体験以上の呼び物になるんじゃないかなあ。
そんなことを考えました。
緑と静寂に包まれた足尾を満喫、素敵な一日になりました。