選挙
なんだか元気がでないのは、
暑いからなのか、疲れがたまってるから
なのか、先日の事件が衝撃的だったから
なのか。
とりあえず選挙にはいってきましたと
報告しておこう。
現在、主人の祖母と同居しているが
足腰が悪く家の中でも杖をついて、
やっとやっとで歩いている。
祖母はとてもじゃないが
投票所にはいくことができない。
病院や施設に入っていれば代理投票が
できるらしい。
家で暮らしている場合でも、
身障者手帳有りや
戦争で怪我を負った人、
要介護5なら代理投票の対象になるそうだ。
それ以外は投票所まではいかなければ
ならない。そこまで辿り着くことが
できれば、家族が付き添ったり、
投票所のスタッフさんが
付き添ったりしながら代筆はできる。
とはいえ、段差が多い入口、会場内を
歩き回らなければばらないこと、
つまずいて怪我をしたりすると本人も、
まわりも大事になる。
結果、不投票を選ぶことになる。
祖母は未だに要支援もとっていない。
まだ認知能力はそこそこあり、
しっかりと話すことができる。
足腰だけが弱っている状態。
この支援や介護の資格をとってしまうと、
認知症のかたが、大部分をしめる
デイサービスの方の利用になる。
会話も噛み合わないところで1日すごすことに
なるため、支援や介護をとらずに、
元気なまだ若い層が多い予防介護がメインの
デイサービスを祖母が希望している。
私もその部分ではそのほうがいいと思う。
とはいえ、身体的には支援くらいは
とっておいたほうがいいくらいだ。
実際、医師からも前回入院した時に
アドバイスをいただいた。
祖母のプライド的なものもあり、
これからも慎重に話す必要がある。
祖母にかぎらず、私の住む地区は
祖母のようなタイプも多く
近くに駅もバス停もない。
コミュニティーバスはあるが、
バス停まで歩く必要がある。
病院、スーパー、銀行なども
近くにないため若い世帯がいない所は
タクシーを使わなければならない。
いつも使っていると結構な料金になる。
大丈夫かな?と思う高齢者が自転車を
よろよろと、いつ倒れてもおかしくない
状態でこいでいる。
一番危ないのは、その状態での車の運転。
マニュアル車の軽トラを空ぶかしで、
エンストしながらゆっくりすすんでたり、
運転がゆっくりなので、交差点に黄色で
進入し赤になっても信号を抜けきれないなど、
かなりひやひやするそんな光景を見かける。
高齢者ほど都会に住むべきだと思ったりする。
私が住む地区は今の日本の縮図だろう。
私達が祖母の歳になった時に、
果たしてどのような状況に
なっているのだろうか?
粗食で体をしっかりと動かして生きてきた
祖母ほど長生きできる自信がまずは、
ないのであるが..。
ローカル番組でも投票率が半分で
投票率があがらないといっていたが、
我が家の祖母のようなタイプが
潜在的にどれくらいいるのだろうかと
知りたくなる。
世の中は超高齢化社会なのだから、
祖母のように投票所に辿り着けない
高齢者も多いのではないかと予想している。
選挙権があるのに投票にいけないのは
勿体ないことだなと、使われない祖母の
葉書をみつめて考える選挙日だった。