FF15をグラフで年代を見ていく(20代以下が約半分のゲーム)

はじめに

FF15は年代によって反応が分かれると思ったので、グラフを元に年代を調べて見ました。
※FF15に関するエピソードを交えて話しているのでネタバレ注意です。



FF15の年代

アクティブタイムレポート引用(2017年5月〜6月、12,372人)

式 ((クリアユーザーと未クリアユーザーの男)+(同条件の女))÷2
※大体の数値であって誤差は出るものとする。
12〜19歳 
((7.8+5.8)+(3.9+4.8))÷2=11.15%
(13.6+8.7)÷2=11.15%
20〜24歳 
((12.2+7.8)+(9.8+10.1)÷2=19.95%
(20+19.9)÷2=19.95%
25〜29歳 
((10.8+8.4)+(11+10.6)÷2=20.4%
(19.2+21.6)÷2=20.4%
30〜34歳 
((12+12.2)+(10+9)÷2=21.6%
(24.2+19)÷2=21.6%
35〜39歳 
((8.1+10.6)+(5.6+5.4))÷2=14.85%
(18.7+11)÷2=14.85%
40〜44歳 
((4+7.8)+(2.2+3.9))÷2=8.95%
(11.8+6.1)÷2=8.95%
45〜49歳 
((1+1.4)+(0.8+1))÷2=2.1%
(2.4+1.8)÷2=2.1%
50〜54歳 
((0.2+0.4)+(0.6+0.8))÷2=1%
(0.6+1.2)÷2=1%
55〜59歳 
((0.05+0.2)+(0.1+0.1))÷2=0.225%
(0.25+0.2)÷2=0.225%
60歳〜  
((0.1+0.05)+(0+0.05))÷2=0.1%
(0.15+0.05)÷2=0.1%

年代データ画像引用

NHK全ファイナルファンタジー大投票引用(2019年12月、468,654票の中のFF15)

〜19歳  11.9%
20〜29歳 38.7%
30〜39歳 35.1%
40〜49歳 11.8%
50〜59歳 2.1%
60歳〜  0.4%

年代と男女比画像引用

FF15は約半分が20代以下のFFであり、FFの中でかなり若い人達が中心のゲームだったと思います。

また、ゲーム本編で作品は完結していますが、アニメや映画、DLCなどで補完する形は人を選び、若い方の方がそういったものに抵抗感が少ないと思います。

余談
映画やDLC(中止になったものではない)は主にノクトが知らなかった視点が描かれています。ゲーム本編でのプレイヤー視点はノクトに合わせて作られていて、ノクトに感情移入させる尖った作りとなっています。


4人の関係性

FF15はノリがちょっと…男4人で距離近くね?って言うことで苦手としている人もいると思います。
特に30〜40代あたりの男性(自論)
筆者は男でプレイした当時は20代でしたが、距離が近いのは男社会的に好みが分かれると思っています(特に上の層は苦手とする方が多いイメージ)

ノクト達の関係性を知っていれば距離が近いのもある程度わかると思います。
グラディオのアミシティア家は親の頃から家族絡みの付き合いがあり、ちょい歳の離れた兄貴かよく遊ぶ親戚のにいちゃんくらいの立ち位置。
イグニスは幼くして母を亡くしたノクトの身の回りのお世話を担当。親か親代わりの兄弟の様なもの。
2人は実質身内で距離が近いのも納得ですね。
プロンプトは彼は彼で生まれながらに大変なものを背負った人間です。時折お前距離感どうしたん?急に距離遠のくやんってなりますが彼の事情を知っていればそうなるのもわかります。アニメではネタバレにならない様にしながらその姿を描いています。ゲーム後半になれば大体は分かりますが、詳細はDLCで向き合う事になります。
その微妙な距離感故に苦手な方もいれば微笑ましくも映る様な若さが見えると思います。

余談
普段の雰囲気を知りたい方はアニメを見るとより一層と理解が深まります。


年代による物語の在り方

FFの主な世代の時の作品は理不尽な運命を突きつけられた時その枠で考えるのではなく、あらがって第三の選択をして乗り越えるという物語が多かった様に思います(ゲームや漫画等)
更に上の年代ではあらがってあらがって理不尽な相手に勧善懲悪で倒して、自分の主張を貫くといった作品が多かったと思います。

FF15の物語では、ノクトの前に都合の良い選択肢は現れません。ifの話も、エピソードイグニスのifでは物語中盤でのイグニスの選択がキーに、小説ではゲームが始まる前のアーデンの選択がキーになるのであって、ノクトは自分の運命と最後まで向き合います。
この在り方は上の層では避けられてきた表現で、ジェネレーションギャップがあると思います。

ハンターハンターで例えるなら、母と娘どちらかしか救えないとしてどちらを選ぶ?という話で、答えは沈黙とクラピカが答えた様に第三の選択肢を考えるのが今までの流行り。最後までどちらかしか選べないとしたらどうするか悩み続けたゴンがノクトになります。

余談
エピソードイグニスのifや小説は、過酷な運命を背負わされたノクトにもしもがあって欲しかった人達に届ける物語となっております。


FF16の年代

※このデータは非公式アンケートINSIDE(2023年10月631人)によるものです。
公式アンケートよりデータとしての信用が落ちる事に充分注意して下さい!(求む公式データ)

19歳〜  2.5%
20〜29歳 14.6%
30〜39歳 34.5%
40〜49歳 34.8%
50〜59歳 11.3%
60歳〜  2.21%

比較対象としてFF16の年代を調べました(ちなみに筆者はまだプレイしていません)
20代以下が2割弱となっており年齢層がFF15よりかなり上という結果になりました。

ただ、この結果はさまざまな要因が考えられます。
このアンケートが出た時は発売直後、フルプライスで買う若い人は恐らく少なく、CEROが上がったこと、PCに人が流れたこと、主人公の年齢等の理由で年代が上になったと思います。
ストーリーに関しては筆者は未プレイの身なので実際にプレイしたユーザーで考えていって欲しいところです。


FF16公式の情報

FF16の公式アンケートはFF15みたいに詳しくは開示しておりません。その中でわかっているのがこの記事。

吉田まずうれしかったこととして、宣伝チームで行った調査の結果では、ダウンロード版で遊んでくださった方の10%以上が、いままで『FF』シリーズを遊んでいないという、10代後半から20代前半でした。僕たちが目指していた「あらゆる年齢層に遊んでもらいたい」という部分はある程度達成できつつあると感じています。


これは10代後半から20代前半の人が10%なのではなく、プレイしたことのない10代後半から20代前半が10%以上いたということです。
つまりプレイしたことのある人を含めればもう少し多くなるはずです。
できれば全体の年代毎のデータが欲しいところですね。


まとめ

・FF15は20代以下が約半数、若い人中心の作品
・FF16は20代以下が2割弱(比較対象)

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