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#2【印刷推奨】(期間限定お試し無料)計12問の良問で受動態と助動詞を得意に

期間限定で通常は有料で販売しているこちらの記事を無料にしてみました。お試し期間は突然終了させて頂く場合がありますので、記事が気になった人は早めに読んでみてください。

システムの都合上、有料に設定されていますが、最後まで無料で見れるので気にしないでください。

紙にプリントアウトしたほうが見やすいです笑

問題を解いてください。選択肢を選び、空欄を埋めて、和訳も書きましょう。その後に解説を読んでください。

受動態は文型と関わりが深いため、文型に不安のある人はこちらも確認してみましょう。

ではどうぞ解いてみてください。

受動態、助動詞の小テスト

1.       The cat (     ) Cinamon by my sister.
①    has named
②    was named
③    named
④    names
和訳
__________________________________________________________________________________                                       

2.       The Tokyo Olympics (   ) in two years.
①    will hold
②    will be held
③    will held
④    are hold
和訳
__________________________________________________________________________________                                       

3.       You can’t use the library because it (   ). 
①    renovates
②    has renovated
③    is being renovated
④    is renovating
和訳
__________________________________________________________________________________                                        

4.       He has won the Nobel prize and (      ) other scientists. 
①    is looked up to by
②    looks up to
③    looked up to
④    is looked up by
和訳
__________________________________________________________________________________                                         

5.     彼の性格を考えると、彼が殺人犯のはずがない。
He (   ) be the murderer, considering his personality. 
①must not
②cannot
③will not
④need not

6.       My daughter (   ) be in that room because I can hear her voice even from here.
①    shall
②    must have
③    has
④    must
和訳
__________________________________                                          

7.       You (   ) follow his advice but you might regret ignoring it later. 
①    don’t have to
②    don’t have
③    have not to
④    have not
和訳
__________________________________

8.       You (   ) smoking. Your chronic headache will get worse.
①    have better to stop
②    have better stop
③    had better to stop
④    had better stop
和訳
__________________________________                                          

9.       My sister (      ) with the boyfriend as I saw her crying in her room.
①    might break up
②    may have broken up
③    should break up
④    must have to break up
和訳
__________________________________                                        

10.    When I lived in Australia, I (     ) (      ) go to the beach.
解答______ 、_________

11.    It is required that a child (     ) a helmet. 
①    wears
②    wearing
③    wear
④    wore
和訳
__________________________________                                          

12.    You (   ) be too careful when you drive.
解答________    
                                       

解説


1.       The cat (     ) Cinamon by my sister. 

by my sister「私の姉によって」とあるから、「その猫は私の姉によってシナモンと名付けられた」という文を完成させればよいと推測する。受動態の形を作る。

受動態(SがVされる)は能動態(SがVする)の文の目的語(O)を主語にして、動詞をbe動詞と過去分詞にすることでつくる。受動態をみれば第何文型の受動態かわかるようにしよう。
今回の場合、第5文型 name O C 「OをCと名付ける」の受動態。
能動態に書き換えると
My sister named the cat Cinamon. 
「私の姉(妹)がその猫にシナモンと名付けた」
能動態と受動態の書き換えもできるようにしたい。



ちなみに第4文型で主語にならずに残った目的語を保留目的語、第5文型で残った補語を保留補語という。



① 間違い    has named →現在完了。能動となりby my sister「私の姉によって」と合わない。
② 正解   was named →受動態の過去形。第5文型の受動態。
③ 間違い   named →過去形。①と同様。
④ 間違い   names →現在形。①と同様。

和訳
その猫は私の姉(妹)によってシナモンと名付けられた。                                     


2.      The Tokyo Olympics (   ) in two years.

in~は「~後」という未来の表現。選択肢をみるとhold「~を開催する」という他動詞が使われている。「東京オリンピックは2年後に開催される」という受動態の形をつくろう。今回は助動詞がついているがbe+過去分詞の形は変わらない。受動態の助動詞付きバージョン。


① 間違い   will hold→能動であり東京オリンピックが何かを開催するという関係になってしまう。他動詞holdの目的語もないため文法的にも不可。
②  正解  will be held→助動詞を用いた受動態
③ 間違い   will held→助動詞willの次は動詞の原形が来るからheldはおかしい
④ 間違い   are hold→holdは原形でありbe動詞の後に来ることはない。

和訳
東京オリンピックは2年後に開催される                       


3.       You can’t use the library because it (   ).

選択肢をみると、renovate「~を改装する」という他動詞が使われている。it(図書館)が何かを改装する(能動関係)のではなく、図書館が改装されているという受動の関係にしたい。今回は「~されている」という進行受動態をつかう。難しく聞こえるが、単に受動態の進行形バージョン。



① 間違い   renovates→能動。図書館が何かを改装するという関係になってしまう。他動詞であるrenovateの目的語もないため文法的にも不可。
② 間違い   has renovated→現在完了。能動であり目的語がないため不可。
③ 正解   is being renovated→進行受動態
④ 間違い   is renovating→現在進行形。能動であり目的語が無いため不可。

和訳
図書館は改装されているため使えないよ。 

                                       

4.       He has won the Nobel prize and (      ) other scientists. 

今回はlook up to 「~を尊敬する」という群動詞(いくつかの単語がまとまって1つの動詞とみなす)の受動態を作る問題。難しく考える必要はなく、look up to~を一つの他動詞と考えて、過去分詞looked up to に直すだけ。looked up to by というように前置詞toとbyが連続するため間違っているように感じられるがこれが正しい形。

「~を見下す」はlook down on~。前置詞がonにかわるので注意。
other「他の」とついているのはHeも科学者だから彼を除いている。

ちなみにノーベル賞は、科学者ノーベルさんの遺言が由来。彼はダイナマイトを開発して、ダイナマイトは建設や炭鉱掘削などに有効利用されたが、次第にダイナマイトが戦争に使われるようになり、それを悔やんだノーベルさんは遺言に「人類の幸福に貢献した人達に私の財産を与えて欲しい」と記したそうです。

① 正解  is looked up to by → look up to~「~を尊敬する」で一つの他動詞とみなす。過去分詞はlooked up toと表現する。
② 間違い   looks up to  →能動形。「彼が他の学者たちを尊敬している」となり文意的に不自然。
③ 間違い   looked up to →能動の過去形。
④ 間違い is looked up by  →look up toで一つの他動詞。toがない。

和訳
彼はノーベル賞を受賞したことがあり、他の学者たちから尊敬されている。  


5.      彼の性格を考えると、彼が殺人犯のはずがない。

ここからは助動詞の問題。
canは「できる」という訳で覚えている人が多いと思うが、「可能性がある、あり得る」という意味をプラスで覚えておきたい。
例 It can rain tomorrow.「明日は雨が降るかも」

ちなみにcanの「できる」は「できるだけの能力をもっている、でき得る」という意味で実際に試したかどうか別の話であるのに対して、be able to doは実際にできることに使う。 例えば、「高校生の頃はこれぐらいの量の肉は食べれたよ」と言うときに、「食べようと思えば食べれた」はcouldが適切であるのに対して、「実際にこれぐらいのお肉は食べたことある」というときはwas able to ~が適切と言える。

今回はcan'tと否定形になっており、「可能性が無い」→「ありえない」という意味になっている。

ちなみに覚えとくべき犯罪系の単語は
murder「~殺害する」→murderer「殺人犯」
rob「~を奪う」→robber「強盗」
swindle「~を騙す」→swindler「詐欺師」(「地面師たち」の英訳はTokyo Swindlers)
crime「犯罪」→criminal「犯人」
kidnap「誘拐」→kidnapper「誘拐犯」
fraud「詐欺」、pickpocket「すり」、the suspect「被告人」
など

① 間違い must not →禁止「~してはいけない」
② 正解 cannot →「~の可能性はない、~のはずはない」

③ 間違い will not →「~するつもりでない」
willは主語の意思を表す助動詞。これが否定形won'tになると「どうしても~しない」という頑固さを表すことがある。無生物主語でもOK。
My PC wouldn't start. 
「私のパソコンはどうしても起動しなかった」

④ 間違い need not →「~する必要はない」


6.       My daughter (   ) be in that room because I can hear her voice even from here.

because I can hear her voice even from here「ここからでも娘の声が聞こえるのだから」とあるから、その部屋にいるに「違いない」のmustが正解。evenは副詞で「~でさえ」。

ちなみにhearは「聞こえる(耳に入ってくる)」で、listenが「(集中して)聞く(耳を傾ける)」である。同じように、seeが「見える」で、watchが「(集中して)見る」である。

①  間違い  shall →様々な意味があるが覚えておくべきは、以下の3つ。

1相手の意向を問う
Shall I open the door? 「あなたは私にドアを開けてもらいたいですか?」 
2契約書などのお堅い文章で「~するものとする」
You shall not kill. 「殺してはならない。(聖書のことば)」
3強いwill、「必ず~する」(信念)
I shall survive. 「必ず生き残る」

②  間違い  must have →must have beenであれば「~だったに違いない」となり過去の事柄に対する推量となる。
同じように過去の事象に対する推論表現は以下の通り。
should have done「~すべきだったのに(しなかった)」
should not have done「~すべきでなかったのに(してしまった)」
need have done「~する必要があったのに(しなかった)」
need not have done「~する必要はなかったのに(した)」

③  間違い  has 
④  正解  must →「~に違いない」。現在の推量。

和訳
ここからでも声が聞こえるから、私の娘はあの部屋にいるに違いない。

    

7.      You (      ) follow his advice but you might regret ignoring it later.

have toで一つの助動詞扱いであり、意味は「~しなければならない」。その否定はdon't have toで「~する必要はない」の意味になる。
ふつう助動詞はその直後にnotを置いて否定形にする(例 may not, cannot, will not, need notなど)。しかし、have to はとても動詞っぽい変化をする特殊な助動詞であるため、否定形はdon't have to であり、過去形はhad to 、三人称単数は has to と変化する。

ここでhave to とmustの違いも押さえておこう。
辞書にはhave to が「客観的拘束」であるのに対して、mustは「意思や命令」を含んでいると説明されている。
具体的にみてみると、例えば「学校に行かなければならない」と言う時に「今日は学校ある日だから学校に行かないと」という場合は自分の意思ではなく客観的な拘束によるものなのでhave to、「今日は楽しみにしていた体育祭があるので学校行かないと(行くべきだよね)」という場合は意思がこもっているのでmustといったかんじ。
have toが「仕方ない」という消極的な理由による「しなければならない」であるのに対して、mustが「~した方が良い!」という積極的な理由による「しなければならない」と覚えると良いだろう。

否定形だと両者は明確に異なり、don't have to は「~しなくてもよい(してもよいけど)」なのに対して、must not 「~してはいけない(禁止)」になる。
客観的拘束が無い、「仕方なく~する必要はない」→「~しなくてもよい」
積極的な理由から「~しないようにしよう」→「~してはいけない」(禁止)

覚える際はmustのほうが強いと覚えとけば間違えにくい。

なおmustには過去形、未来形、完了形などがないため、had to(過去形)、will have to(未来形)、have had to(完了形)などを代わりに用いる。

ちなみに今回の問題文にあるmightはmayよりも可能性の低い「~かもしれない」という意味。

wouldやcouldやmightを過去にしか使わないと思っている人も多いが、そうではない。たしかに時制の一致などによって過去形にはなる。

He said he could see a ghost.
「彼はおばけを見ることができると言った」

しかし、現在でも用いることはある。
It could be true.(可能性)
「ひょっとしたらそれは本当かもしれない」
Would you tell me the way to the library?(依頼)
「図書館までの行き方を教えてくださいませんか」

過去の助動詞を使うと可能性が低くなったり、丁寧になったりする。可能性や態度が「控え目」になると考えよう。


①   正解 don’t have to →have toは他の助動詞とは違い動詞みたいな変化をする。一般的な助動詞は助動詞の後にnotをつけてshould not みたいにするが、have toは一般動詞みたいにdon’tやdoesn’tを前につけて否定する。過去形はhad toとなる。
②  間違い  don’t have →have toで一つの助動詞。
③ 間違い   have not to →たしかに不定詞はnot to doの形で否定にするため何となく見覚えはありそうだが、助動詞have toの否定はdon't have to。
④ 間違い   have not →②と同様。

和訳
彼のアドバイスに従う必要はないけど、ひょっとしたら後でそれを無視したことを後悔するかもよ。    

                                

8.       You (     ) smoking. Your chronic headache will get worse. 

気をつけたい助動詞の問題。had better はこれで一つの助動詞であり、have to みたいな変化はしない。have toだけが変化すると押さえておこう。なので現在のことでも主語が三人称単数でもhad betterのままであり、助動詞だからその次に来る動詞は原形となる。canやwillと同じように使えばいいだけのこと。
ちなみに意味は「~したほうがよい」と習うことが多いが、実際はhad betterだとキツイ言い方になってしまい「~しなさい!さもないと大変なことになるよ」というかんじ。「~した方が良い」とやさしく言いたかったら、you better stop smokingみたいにbetterだけで使うらしいです。

acheは痛み 
head(頭)+ache(痛み)→headache(頭痛)
tooth(歯)+ache(痛み)→toothache(歯痛)
stomach(お腹)+ache(痛み)→stomachache(腹痛)

① 間違い   have better to stop →had betterで一つの助動詞なので、その後には動詞の原形を置く。hadは変化しない。
② 間違い   have better stop →hadは変化しない。
③ 間違い   had better to stop →助動詞なのでその次に動詞の原形を置く。
④ 正解   had better stop →助動詞+動詞の原形

和訳
タバコをやめなさい。あなたの慢性的な頭痛がもっと悪くなるよ。

                                          

9.       My sister (      ) with the boyfriend as I saw her crying in her room.

「彼女が部屋で泣いているのを見たので」と過去形なので「私の姉(妹)は彼氏と別れたのかもしれない」という過去の出来事への推量をつくりたい。過去の出来事に対する推量は、6番の問題でも登場したとおり、「助動詞+完了形」であらわす。

①  間違い  might break up →My sister might break up with the boyfriend. だと「私の姉は彼氏と別れるのかもしれない」という現在の推量になってしまう。
mightが過去形で使われるのは時制の一致のとき。
例 He said he might go to the party. 「彼はそのパーティに行くかもしれないって言ってたよ」
 
②  正解  may have broken up →「have+過去分詞」の完了形の形で過去の出来事への推量を表す。
③  間違い  should break up →shouldは「~すべき/~のはずである/万が一~」など。時制が合わない。should have doneは「~すべきだったのに」
④ 間違い   must have to break up →助動詞(must)のあとに助動詞(have to)は来ない

和訳
私は姉(妹)が部屋で泣いているの見たので、姉(妹)は彼氏と別れたのかもしれない。

ここでmayの意味を軽くまとめておこう。
①「~かもしれない」
②許可「~してもよい」
You may help yourself to any food and drink.
「どの食べ物も飲み物もご自由にして良いですよ」
③祈願
May God bless you!
「神のご加護があなたにありますように」
(「May + 文」で「~でありますように」)


10.    When I lived in Australia, I (     ) (   ) go to the beach.

正解 would often または used to

 「オーストラリアに住んでいたとき」と過去ことを述べているが、動詞goは原形で使われている。よって過去を表す助動詞を用いる。過去の習慣を表す表現としてwould (often)「(よく)~したものだ」とused to「以前は~だった」がある。would (often)が「昔は~だったなぁ」と昔の回想するのに対して、used toは「以前は~だった(現在は違う)」という現在との対比である。
I would often go fishing in the river near my house.「むかしはよく家の近くの川に釣りに行った」は昔を回想してるだけで今現在も釣りに行ってるかどうかわからない。
しかし、There used to be the big building near my house. 「私の家の近くにはむかし大きなビルがあった(いまはもう無い)」という意味になる。 

今回の問題では昔の回想でも現在との対比でも文としては成り立つため、どちらも正解である。    


11.      It is required that a child (     ) a helmet. 

「a childが単数だからwearsが正解」と考えると間違い。
「提案(suggestなど)・要求(demandなど)・主張(insistなど)といった内容のときのthat節内の動詞は原形になる」という文法ルールがある。おそらく提案・要求・主張の内容は、事実の出来事ではないから普通の文と区別したいのかもしれない。

I suggested that Tom become a leader.
「私はトムがリーダーになることを提案した」
この文も時制の一致を受けたら過去形becameになるはずなのに、原形becomeのままである。

that節内にshouldが入る場合もあるため、覚える際は「提案(suggestなど)・要求(demandなど)・主張(insistなど)といった内容のthat節内にはshouldが入り、そのshouldは省略することもできる」と覚えるのがわかりやすい。

① 間違い   wears →「提案(suggestなど)・要求(demandなど)・主張(insistなど)といったthat節内にはshouldが入りそのshouldは省略もできる」。a childの後にはshouldが隠れており、助動詞の後の動詞は原形になるから三人称単数のwearsではなく原形wearが正しい。
② 間違い   wearing →現在分詞。that節内の動詞が無くなってしまう。
③ 正解   wear →原形。
④ 間違い   wore →過去形。時制が合わない。

和訳
子どもはヘルメットを着用するように求められている。

                                      

12.     You ( can’t ) be too careful when you drive.

                                        
tooは「~過ぎる」。
ちなみに、too…to~は「~するには…過ぎる」→「…過ぎて~できない」
This coffee is too hot to drink.
「このコーヒーは熱すぎて飲めない」

今回はcan't と一緒にtooを用いており、「~しすぎることはできない」という意味になる。

同じように
I can’t thank you enough. 「あなたには感謝しきれない。(十分に感謝できない)」
His contribution can’t be overestimated.「彼の貢献は計り知れない」
(overestimate「過大評価する」)
といった似たような表現もある

ちなみに
care「気にかける」+ful「いっぱい」=careful「注意深い」
care「気にかける」+less「少ない」=careless「不注意な」
(「ケアレスミス」って日常でも使いますもんね)

和訳
運転するときは注意してもしすぎることはない。                           


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