大阪添い寝リフレレポ
大阪旅行2日目
就職で大阪に行ってしまった後輩と久々に遊ぶ事になったので、その日は朝8時半から集合してユニバで思い切り遊んでいた。一通りアトラクションを回った18時頃、メイドのコスプレをした女性とすれ違う。
……メイド喫茶行かね?
仕事の日よりも早くに起きて園内を歩き回り、楽しかったが2人とも大変疲れていた。座りたかった。何ならちょっと飽きていた。しかし、久々に会ったのでもうちょっと遊びたかった。あと可愛い関西弁の女と喋れたらいいなとか思っていた。
日本橋に着いたのは大体18時半を過ぎた頃だろうか。電車の中で調べていたメイド喫茶に向かう。が、とても混んでいる。仕方なくオタロードを散策し、気になったメイドさんに声を掛ける作戦にチェンジ。しかし散策中に後輩がある店に気付く。「…添い寝リフレめっちゃ行ってみたいんですよね」
そこには妹系添い寝リフレの看板。よく分からないが『女の子と添い寝しながら会話出来る』ぐらいのあやふやな知識しかない。でも席に座るより寝転がれるこっちの方が楽じゃね?財布の中に2万ちょっとは有るのは確認したので了承。まあ2万あれば余裕でしょ。
店の前でタバコ吸ってたおじさんに招かれて店内へ。白を基調とした綺麗な店内。待合室のようなスペースに通されソファーに座った所でセーラー服の女の子が2人現れる。
「2人とも今日面接したばかりなんですけど可愛いでしょう?」
マスクしてるから目元しか分からないが確かに可愛いオーラを感じる様な気がする…って面接したばかり???どういう事だってばよ。
「面接終わってさっきまでオムライス食べてたんだけど…何ならまだ合否も聞いてなくて〜」
本当にどういう事だよ。
ここで、俺の担当になった娘をA、後輩担当の娘をBとしておく。
初めてだからという事で女の子2人と一緒にシステムの説明を受ける事に。以下システムをざっくり書いておく。
・30分6000どり〜む、60分9000どり〜む、90分12000どり〜む
・客と女の子の間で敬語禁止(使ったら500どり〜むの罰金+ビンタ)
・接触系オプション(膝枕、ハグ等)以外で客から女の子にお触り禁止。女の子から触るのは可。
・女の子が席を外す場合はタイマーが止まるが、客がトイレやコンビニに行く等で席を外す場合にはタイマーは止まらない。
・1どり〜む=1円
大体こんな感じの説明を受けている最中、腕に違和感を感じた。Aが俺の腕をしれっとホールドしていた。明らかに手慣れている。認識が甘かった。既に戦闘は始まっており、相手は恐らく似たような店で働いた経験があるのだろう。このままでは我々のような初心者は狩られてしまうのではないか。あっ女体柔らけえぇ。
せっかくだからという事で90分コースを選択。我々も女の子達も初めてという事で、15分サービスしてもらい合計105分になった。やったぜ。
一通り説明が終わった後に部屋、と言うよりもカーテンで仕切っただけのブースに案内され、さあスタートという所でおじさんから最後の説明が入る。
「オプションにビンタや壁ドン+囁きって言うのがあるんですけど、プレゼントと言う形で500どり〜むを払って頂ければ、Bちゃんに後輩さんをシバかせる事も出来ますよ。逆も当然出来ます。」
両陣営に突然武器が手渡された。
「それではこれからおかえりの儀式を始めます!お互い向かい合って座った状態で3秒見つめ合って下さい!」
あのおっさん悪魔か何か?ていうかおかえりの儀式って何だよ聞いてねえぞ。情報の整理が追いつかないまま布団に座り見つめ合う。
「「3、2、1!おかえりー!!!」」
Aに押し倒される。ほーん成る程ね。おらワクワクして来たぞ。
そしてカーテンが閉められ、添い寝…ではなく作戦会議が始まった。
「何させよっか?」
渡された武器をどう使うかの会議だ。
会議の結果、後輩に何か恥ずかしいセリフをBに囁かせ、そのアンサーとしてBに後輩をシバいて貰うという物に決まった。後は囁かせるセリフを決めるだけ、という所でカーテンが開けられた。
「お兄さん、ちょっと外に出て貰っていいですか?」
へ?外???
なんか知らぬ間に俺やらかした???
店の前に丸椅子をセッティングするおじさん。
え?マジで何?
「後輩さんからビンタのプレゼントがございました!!!」
……いや、外でやるとは聞いてないが???
てっきり店内でやるとばかり思っていたので完全に虚を突かれた。
「いやー昼間だったらもっと沢山人が集まるんですけどねー」
鬼ですか?
椅子に座らされ、対面にAが立つ。
「よーし!」腕グルグル
幻影旅団に居る腕グルグル廻す奴ぐらい廻してますやん。
「じゃあお互い見つめ合って下さいねー。目ぇ逸らしちゃ駄目ですからねー。」
なんかさっきも見つめ合った気がするな。めっちゃ良い笑顔してるじゃん…。視界の端を通り過ぎて行く人達がこちらを見てるような気がする。ちょっと恥ずかしい。
「じゃあ指が引っ掛かると危ないんでお兄さんはマスクを外して目瞑って下さい。逃げたらやり直しですからねー。」
あっ目瞑った途端にめっちゃ怖え。しかもおじさんが後ろから俺の右頬に手を添えて逃げられないようにしてやがる。
「それでは行きましょう!3、2、1……」
振り抜かれた右手はこめかみと頬の中間辺りに炸裂。凄い良い音がしたし、しっかり痛かったです。
カランカランカランカラン🔔
「おめでとうございまーす!」
何でハンドベルを振っているのか、何に対してのおめでとうなのか全く分からない。でも最高の旅の思い出をありがとうございます。
公開処刑が終わって店内に戻り、すぐさま反撃の一手を考える。『壁ドン セリフ』で検索して出てきたセリフから「俺じゃダメ?」というセリフをチョイス。これを後輩に言わせ、その返答代わりにBにビンタをして貰う事にした。1000どり〜むを払うと両陣営のカーテンが開かれる。
「後輩さんから壁ドン+囁きのプレゼントがございました!」
いや追撃してくるんかい。
何を言わされるのかと身構えていたが、どうやらAが俺に壁ドンしてセリフを言うらしい。中途半端に優しさ見せてんじゃないよ。
壁に背を付けて座りAに壁ドンされる。Aは膝立ちしてるから見上げる構図になる。ちょっと圧あるかも。
「私じゃなくて他の子ばかり見てたでしょ?」
詰問されるシチュですね。今日どんだけ見つめ合ったと思ってんだ。俺にはもう君しか見えないよ。
正直壁ドンの良さはあんまり分からなかったけど、良い匂いがしたんでOKです。
さて、いよいよこちらのターン。今度はBが壁に背を付けて座り、後輩が壁ドンする。しかしここで大きな誤算が。俺の構想だと『後輩が囁く→即ビンタ』の流れだったのだが、飛沫防止の為に囁く時はマスク着用、逆にビンタされる時は指が引っ掛からないようにマスクを外さなければならないので、実際の流れは『囁く→マスクを外す→両者構え直す→ビンタ』という風にテンポが悪くなってしまった。
ちょっとモヤモヤしつつも、お互いに1000どり〜むを払ってのシバき合いが終わり遂に添い寝フェイズへ。そう、既に20分以上経っているのに全く添い寝していないのである。
添い寝リフレに来たのに添い寝しないなんておかしいですよ!カテジナさん!!!
とはいえ戦争は終わった。遂に添い寝する時が来たのだ。もう朝から歩きっぱなしで早く寝たいんじゃ。
「コスプレ何にするー?」
What the f◯ck?なーに言ってんだお前?
布団の横に積んであったコスチュームの入ったタッパーを漁るA。
「見て見て!これとか凄いギリギリじゃない?」
わーすごーい前も後ろもバックリ開いてる!じゃあないんだよ俺の財布もギリギリなんだわさ。
どうやら3000、4000、5000どり〜むの価格帯があり、値段に比例して露出度も上がるらしかった。
この速度で金が溶けてくなんて完全に想定外。ていうかコスプレに手を出すの早くね?後継機に乗るのは大体折り返しに入ってからでしょうが。あっ3000どり〜むだけど、こっちの衣装も胸元開いててコスパ良くない?
「ホントだ!じゃあこれにする?」
お願いします(-3000どり〜む)。
避けられないのならシールドして被ダメを軽減する。EXVSの経験が活きたな小僧。そうかな?そうかも。
しかしこのペースで消費して行くと確実にATMに行く羽目になってしまう。明後日まで滞在するのに旅費を搾り尽くされて観光出来ないなんて事態は避けねばなるまい…
「おまたせ〜!」
ピンクのメイド服っぽい衣装、胸元にジョルノ・ジョバァーナの服みたいな穴が空いており、そこからブラが覗く…というよりガッツリはみ出してない?大丈夫かこれ?
「どう?」
かわいいよ。僕の視線は君のジョルノに釘付けさ。
「じゃあ…そろそろ寝たいし手ぇ繋ごっか」
…はい。
手繋ぎ3分 -1000どり〜む
手を繋ぎながら並んで寝転がる。
タイマーが動いてからおよそ30分。
よ う や く 添 い 寝 が ス タ ー ト したのだ。
寝転がってしまえば何という事は無くて、ユニバ関連の他愛のない話とかしてた気がする(手は3分経ったらちゃんと離した)。この時間はかなりリラックスしてたと思う。何回も通う人はこういうのを求めて利用してるのかしら。今めちゃくちゃ良い感じなのでこのままガチ寝していいすか?
しかし、20分ぐらい経った頃だろうか。
「失礼しまーす。今日はお兄さんもAも初めてという事で、緊張をほぐす為にこんな物を持って来ました!」
と言って取り出したのは『黒ひげ危機一髪』。以下ルール。
・プレイ料1000どり〜む
・3回勝負して2本先取した方の勝ち
・勝ったらタダでぎゅ〜っとハグ10秒(3000どり〜む相当)獲得
・負けたら2000どり〜むの接触系オプションを1つ頼まなければならない。
もうやめましょうよ!!!もうこれ以上戦うの!!!やめましょうよ!!!お金がも゛ったいだい!!!
と正直言いたい気持ちもあったが、ここで苦しい思いしてるのは相場も知らない癖に2万有れば余裕だろうという自分の見通しの甘さ、それっぽっちしか持ってなかった弱さが原因なのだ。ならば、ここは消費を最小限に抑えつつ最大限愉しむために、Aには悪いが全力で勝ちに行かせて頂こう。
勝負が終わり、僕の身体をAが身体全体で包み込んでくれた。寒くなった懐に沁みる、そんな温もりを背中越しに感じたのだった…
背中から抱きつき3分(-2000どり〜む)
「3分って短いねー。もっと何かした〜い!」
そりゃあ俺だって色々してえよ。でも何故か2000円しか残ってないのよ。
「コンビニあるよ、コンビニ😉」
あっそういえば口座にはお金あるじゃん。
でもよ…!!!シャンクス…!!!旅費が!!!
そうだよ旅費が無いと残り2日間観光出来なくなってしまう。シャンクスのように「安いもんだ」では済まない。流石に後2日をビジネスホテルに引きこもって過ごす羽目になるのは勘弁したい所だ。
オプション表と残り時間を交互に見る。残り20分ちょっと。
…これしかない。
膝枕5分×2(-1000どり〜む×2)
いや〜これでラストでいいっすか?これ以上はもう東京帰れなくなっちゃうんで…ペコペコ
命乞いが功を奏したのATMへのダッシュは免除され、膝枕をしてもらう。うおお脚細え〜。ひょっとしてめちゃくちゃスタイル良いのでは?目の前に広がる白いタイツが眩しいぜ。
かくして10分はあっという間に過ぎ、残り時間は普通に添い寝しながら会話を楽しみ終了。ほぼ同時に終わった後輩と共に外に出る。
「「また来てね〜!!!」」
見送ってくれたAとBに手を振りながら店を去る。懐は確かに寂しくなってしまったけれど、この旅一番の思い出をありがとう。
かなり搾られてしまったな。そういえば後輩は幾ら使ったんだ?
「38000どり〜むです。」
は?
「38000どり〜むです。」
いやいやいやいや何があったんだお前。
「まず5000どり〜むの衣装を着てもらって、その後ハグ10秒が3000どり〜むなんですけど、それを×3セットしてもらって〜」
いやペース早過ぎじゃね?ていうかよくそんなに手持ちあったな。
「あぁ、途中でコンビニ行きましたよ。明日からご飯抜きです。」
覚悟決まり過ぎだろ。
「チェキも撮ってもらったんですよ!ほら!」
うまく形容出来んけどめっちゃスケスケでえっちじゃん…俺も記念にチェキ撮って貰えばよかった…
「いやー超楽しかったっすわ!」
笑顔が眩しい。参りました。お前がナンバーワンだ。
俺も明日を捨てる事が出来たらもっと純粋に楽しめたのだろうか。もしもまた行く機会が有れば、その時は今日よりもさらに楽しく、余裕を持って遊べるといいな。
おわり