パターナリズムとケアの本質
皆様は、パターナリズムという言葉はご存知ですか?これは、権威がある者が相手の相談に対し、専門的な見知や自身の経験などをもとにとるべき方向を指導するという考え方です。
別名権威主義(父親主義)と呼ばれる前近代では主流であったこの考え方がいまは物議をかもしています。
現代では、「自己決定権」の考え方が普及し、自分のことは権威ある他者が決めるのではなく、自分自身が決める風潮になっています。
そのため、前近代的な一方的なパターナリズムは現代社会とは性格が合わないものとなっています。
相手をケア(=支援)する際には、すべてを説明するのは難しいですが、このような意識は必要となるでしょう。