島の大鷲
皆様、おはようございます。note の3回目を更新です。今回は、「島の大鷲」というタイトルにちなんで紀行文を書いていきたいと思います。
社会人になってはじめての年の冬、沖縄へ行きました。沖縄県は、最初から日本の領土であったわけではないため、日本古来の文化というよりは、様々な文化が融合したものとなっています。
例えば、「国際通り」というものがあります。ここでは、沖縄が創り上げてきた歴史が、色濃く反映されています。独自の食物や衣類、果物等、観光客を魅了するには十分すぎるほどのものがそろっています。現地のオリオンビールを飲むためにわざわざ沖縄まで足を運ぶ人がいるそうです。
沖縄を旅行していて、大変良いと思ったのは、住んでいる住民が、自分の地域の文化を大切にするのみならず、観光で来た人たちに対しても彼らを尊重し、積極的に共存しようとしているところでした。これは、なかなかできることではありません。
沖縄以外の島でも同じような状態かというと、意外とそうでもありません。自分たちの地域の文化を「正解」だと思い込み、それ以外の考えを持つ者は「よそ者」として排除しようとする地域もあります。だから、観光に携わる仕事をする人は別ですが、観光客とそれ以外の住民が対立してしまうということはよくあります。それどころか、例えば地域の立場が偉い人が飲酒運転しても、訴えた方が悪であると地域から評価を受けてしまうため、黙認しなければならない、ということもあります。飲酒運転が日常化しており、誰も咎めようとしないなんていう地域は現在もあります。逆に今までずっとそのポストを担ってきた人が何らかの原因で急に退き、外圧によって新しい立場の高い人がきたとき、不正が一気に発覚し全国レベルのニュースになるなんてこともあります。
「燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや」という考えが歴史書にあります。これは、「大きな鳥が掲げる高い志は小さい鳥にはわからないだろう」という感じの意味です。タイトルにもある「島の大鷲」、沖縄にはたくさんの「大鷲」がいるからこそ、観光客とも共生できる素晴らしい地域になっているのかもしれませんね。
以上3回目でした!結構内容がヘビーになってきましたかね?(笑)よければご覧ください!