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わたしのための備忘録 1/13

わたしは、映画を見に行こう!と思っているうちに上映が終わってしまって、行けずに終わるということを繰り返している。
行けばいいじゃん、と言われるのだが、
夫とこどもを置いて映画見にいくことに
かなり罪悪感を感じる。
わたしが映画を観ることが、彼らにとって有意義でなければならないのでは、と思ってしまうと、一歩踏み出せない。

だから、Netflixなどで映画を観れるのはとても助かる。

今日は、窓際のトットちゃんを観た。
映像がとても綺麗だった。
また、戦前のお金持ちの自宅の様子がとても興味深かった。
何より、お話が素晴らしかった。素直な子供の目線からみた戦争がどんなものだったか。戦争なんてよくわかんない子供である黒柳さんの目線から描かれている。
出征のバンザイも一つの風景でしかない。
お腹が空いているのを我慢できずに泣いてしまう。
そんな子供から戦争が何を奪って行ったのか、はっきり描かれてはいないが、痛烈に感じ取ることができる。

それだけでなく、子育てについても考えさせられる。トモエ学園では、その子に合わせた教育をしている。今でいう療育に近そうにも思えるが、発達障害だけでなく、小児麻痺などのお子さんも通われていたらしい。いわゆるギフテッドのような子もいたのだろう。子ども一人一人に合わせた教育を戦前から行なっていたことに驚いた。
校長先生が、先生の指導を注意しているところに、教育者の矜持を感じた。

物語の最後の方、生徒がそれぞれ自分の将来の夢などを発表するシーンがあるのだが、物理学者になりたいと話している生徒がいる。
トモエ学園から本当に物理学者を輩出しており、
このような学校が今でもあればいいのにな、と思う。