憧れのブーツ

クリスマス前になると、お菓子売り場に並ぶブーツ。
銀色でサンタのシールが貼ってあって、中にお菓子が入っています。

子どもの頃、親戚の叔父さんが必ず届けてくれました。
それがとても楽しみでしたが、子どもは3人なのに、ブーツは1つでした。

中のお菓子は3人で分けていたと思います。

空になったブーツは部屋に飾ってありましたが、いつのまにか無くなっていました。

子どもの頃、あのブーツを履いてみたいと思っていました。

毎年1つ手に入るなら、母に処分される前に自分で保管していたら、翌年には2つになるから履ける、と考えた事もありましたが、クリスマスの賑やかさに、その考えもすぐに忘れていました。

この時期は、今でも憧れのブーツに目が行きます。

今なら自分で2つ買う事も出来ますが、もう履く事は出来ません。

ありがとうございました。
また明日。

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