やっと来たいつか

いつか写真を撮る人になってみたいと思ったのはいつの頃だったでしょうか。

自分の事なのに、写真が好きだった事など忘れていました。

社会人になり、結婚して親になり、自分が生まれ育った街とは別の場所で暮らす年月の方が長くなり、私は自分の事など忘れていました。

そうやって、私は別の人になってしまったのでしょうか。

娘がカメラを買って来ました。
卓球の国際大会で好きな選手を撮るためだけに。

いつか写真を撮る人になりたい、と思っていた自分の事を思い出しました。

私は別人になったのではありませんでした。
「写真を撮る人」それは心の中にずっとあったのです。40年の間。

いつか、は40年後にやってきました。

私は写真を撮る人になりました。

EOS を手に、空を、木を、花を、猫を、娘を撮っています。

ありがとうございました。
また明日。


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