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学生さんにこそ知って欲しい「やさしい日本語」:幸せなファーストコンタクトを生むために
こんにちは、うがいまさみです。
このnoteでもよく取り上げられていますが
みなさんはどのぐらい「やさしい日本語」について
知っていますか?
実は、この言葉にはまだまだ誤解がつきものです。
「失礼な表現だ」「変な文章だ」
なんて思われることも少なくありません。
でも、本当は外国人だけでなく、日本語学習者や高齢者、
さらには日本人同士でも使える、
相手に優しいコミュニケーションツールなんです。
そこで今回は、なぜ「やさしい日本語」が必要なのか、
どんな場面で活用できるのか、
そして若い世代が使うことでどんな未来が待っているのか
についてお話しします。
1. なぜ「やさしい日本語」が必要なのか
■増え続ける外国にルーツのある子どもたち
私が子どもの頃に比べて、今の日本には
外国にルーツのある子どもたちが増えています。
でも、残念ながら多くの子どもたちは
日本語を十分に学ぶ機会がないため、
学校生活で感じる壁は想像以上に大きいのが現状です。
例えば、
・先生の言っていることが理解できない
・クラスメイトとの会話に入れない
・授業の内容が分からないから、勉強が苦手になる
こうした状況は、
彼らの自己肯定感を下げたり、
社会とのつながりを感じにくくさせたりする
原因にもなっています。
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■日本人の子どもたちもとまどっている
一方で、日本の学校では、
外国籍のクラスメイトと一緒に勉強したり
遊んだりする機会が増えています。
でも、とまどっているのは
外国にルーツがある子どもたちだけではありません。
日本人の子どもたちも、
「どうやって話しかけたらいいのか分からない」
「自分の言葉が通じるのかな?」
「失礼にならないかな?」
と、不安を感じていることがあるんです。
お互いが遠慮して、距離ができてしまうのは
もったいないですよね。
2. やさしい日本語の具体的な活用例
■学校生活での活用
やさしい日本語があれば、こんな場面で役立ちます。
・自己紹介: 「私の名前は〇〇です。好きなことは△△です。」
・休み時間の会話: 「一緒に遊ぼう。何がしたい?」
・授業の質問: 「先生、もう一度教えてください。」
特に、簡単な言葉で、ゆっくり、はっきり話すことで、
「相手が理解しやすくなる」
「緊張がほぐれて話しやすくなる」など、
コミュニケーションのハードルが下がります。
先日、こんな動画を紹介されたので、シェアします。
実際にやさしい日本語を使ったコミュニケーションが、
どんなふうにはじまるのかを
イメージしてみてください。
■「幸せなファーストコンタクト」を生む
先日、
「日本人と外国人の幸せなファーストコンタクトが大切」
という言葉を知りました。
最初に接する情報がネガティブな内容ばかりだと、
誤解や偏見が生まれやすくなりますよね。
でも、もし最初に聞くのが、
「一緒に遊んだことがあるクラスメイト」
「隣の席で、一緒に給食を食べたあの子」
といったポジティブな体験なら、
自然な相互交流が生まれるはずです。
その最初のきっかけを作るのが
「やさしい日本語」なんです。
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3.やさしい日本語が拓く未来
特に中高生や大学生は、これからの日本社会を支えていく世代です。
彼らがやさしい日本語を使いこなせるようになることで、
次のようなメリットがあります。
①対話する機会が増える
やさしい日本語を使うことで、
外国語が話せなくても、
日本語でコミュニケーションが可能になります。
外国人との距離がグッと近くなり、
誤解や偏見を超えた対話が生まれやすくなります。
これは、「幸せなファーストコンタクト」の大きな一歩です。
② 相手に配慮した伝え方を学ぶ
シンプルで分かりやすい表現を意識することで、
相手に配慮したコミュニケーション能力が身につきます。
これは、将来の職場や社会生活でも大きな強みになるでしょう。
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4.やさしい日本語に触れる機会を増やすには?
じゃあ、どうすれば若者がやさしい日本語
触れる機会を増やせるのでしょうか?
① 多文化共生のワークショップ
中高生が中心となった
多文化共生のワークショップや
留学生との交流会を増やすことで、
やさしい日本語を体験できます。
② SNSでの発信
今の時代、もちろんSNSからの発信は欠かせません。
もちろん、面白くて、かっこよく発信するのが
ポイントですよね!
③ 学校教育への導入
そして、一番効果がありそうなのが
学校の授業で取り入れること。
例えば、総合学習や道徳の授業で
やさしい日本語を学ぶことができれば、
より多くの若者が自然に触れる機会が増えるはずです。
NHKの高校講座 現代の国語 の科目の中にも
このような動画を見つけました。
まとめ:やさしい日本語が未来をつくる
「やさしい日本語」は、
「失礼な表現」でも「変な文章」でもありません。
それは、相手に配慮した、
思いやりのあるコミュニケーションの形です。
特に今の若い世代がやさしい日本語に触れることで、
幸せなファーストコンタクトを生み、
多文化共生社会の基盤を築くきっかけになります。
今はまだ誤解されやすい言葉かもしれませんが、
若者たちが使うことで
「当たり前のコミュニケーション手段」になれば、
もっと優しい社会が作れると信じています。
それでは、また