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やさしい日本語のファシリテーターになりました
こんにちは、うがいまさみです。
今年の2月から受講していた
株式会社エルロンの
「やさしい日本語ワークショップ
ファシリテーター養成講座」を
修了いたしました~!!
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やさ日については
これまで独学でしたが、
この講座を受講することで、
『やさしい日本語を他人に
伝えるにはどうしたらよいか?』という
新しい視点を持てるようになったと思います。
実はこれまでも、
小さい子を持つ
外国人のお母さん向けに
やさしい日本語で
ブログを書いてみたり、
他のやさしい日本語の
講習会にも参加したりも
しましたが、
どこか周りと噛み合わないことが多くて、
最近はどちらかというと、避けていた分野でした。
(▲当時はこんな記事を書いていました(^^;))
例えば、以前
日本語ボランティアをしていた頃
「やさしい日本語で
赤ちゃんのワクチンのスケジュールを書いてみたいです」
とメンバーの前で提案してみたら、
ファシリテーターの方に
「医療従事者でも無いのに
間違った情報を出したらどうするの?
専門的な質問をされたらどうするの?」
と聞かれて、
シュン…
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じゃあ、試しにと思って
医療関係のやさしい日本語講座に
参加してみると、最終的に
「私達が必要としている人は
やさしい日本語を使う
医療従事者の方々です
(つまり、日本語教師ではない)」
と言われ、撃沈…
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『はて、やさしい日本語って
どう接していけばよろしいのかしら??』
と、脳内の「?マーク」がとれないままでした。
でもこの時は、
日本語教師とやさしい日本語の
距離感や立ち位置の違いが
わかっていなかったんですね。
でも今回、エルロンの講座に参加して
やっと自分なりの答えを見つけました。
それは、
日本語教師には
やさしい日本語を提案することで
日本人と外国人をつないでいく
役割がある
のです。
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もちろん、すでに専門性をお持ちの
日本語教師の方なら、
自ら専門分野を
やさしい日本語に変えることも
可能でしょう。
でも、やさしい日本語の役割は
もはや、単に情報を発信するだけにとどまらず、
行政、医療、教育、公共交通機関など
幅広いジャンルで
必要とされています。
とても、日本語教師だけで
カバーできる情報と範囲ではありません。
だからこそ、
やさしい日本語を
多くの専門家や当事者の
みなさんに使ってもらって
そのメリットを感じてみてほしい。
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それを伝えられることができるのが、
日本語を教えている
私たち日本語教師なんだと思います。
エルロンの講座では
みんなに自分のプレゼンを見てもらい、
よかった点と
「コレができれば更に良くなる」の
i+1を伝え合いました。
もちろん、自分のプレゼンをするだけではなく、
いろんな人のプレゼンを見ることも
大変勉強になりました。
この体験を通して
日本語教師がやさしい日本語を作ったり、
書いたりするだけではなく、
いかにやさしい日本語が
コミュニケーションとして成り立つのか
周知することが大切であることに
やっと気づかされました。
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これから少しずつ自分のスタイルを確立し
やさしい日本語を通して
外国人と日本人をつなぐ
ファシリテーターを目指していきたいと思います。
共通語だけでもなく、
方言だけではなく、
いろんな言葉を大事にしていきます💗
今後ともどうぞよろしくお願いします。
それでは、また。