車の運転、気をつけて
richblendさんのこちらの投稿を読ませて頂いて、激しく同意!
タクシードライバーをしていたころは、常に事故と隣り合わせでした。
タクシーはお客さんが道路で手を挙げているのを見つけたら
スーッと左に寄せて、(昔なら)ドア開閉のスペースを開けて、お客さんから少し先で停車をする。
少し先って言うのは、ドアが開いた時にお客さんが乗りやすい位置でってことね。
今はJPN TAXIが主流になってドアがスライド式に変わったから
昔ほどスペースを開けなくてもよくなった。
左寄せ&ドア開閉は、左側をすり抜けていく自転車やバイクが突っ込んでくる危険が常にある。
実際そのタイミングでの事故はとても多かった。
そもそも論になるけど、流しでお客さんを探すってことは、常に左前方を見ていることになる。
もうその時点で周囲の安全確認が疎かになりがちだ。
都内のように明らかにタクシーが飽和状態だと、お客さんの争奪戦の様相でとにかく血眼でお客さんを探す。
わりと前方で手を挙げているお客さんに向かって速度を緩めながら近づいていくと、
後ろの個タクが追い抜いていき、お客さんの前で急停車して乗せてしまうなんてことも結構あった。
お客さんの前で停車したにも関わらず、お客さんと車両の間を強引にすり抜けていく自転車や原付もたくさん居る。
気づかずにドアを開けてしまったら大事故だ。
こちらはもちろん余裕を持って方向指示器を出して寄せていき、ハザードをたいて停車しても、平気ですり抜けをしていく。
richblendさんの投稿にある、
合流時にわざとスピードを出してこちらを入れないようにする行為。
これもそう。心のゆとりがないのもそうだし、意地悪(語彙力笑)のようにも思う。
別にそこで詰めてこなくてもいいのに。
逆もありますよね。
後続車も居るし、タイミング的に合流してあげられない時に、ギリギリで入ってくる車とか。
んで、こっちがわざと入れてあげなかったみたいに逆ギレして、
前でやたらとブレーキ踏んだりゆっくり走ったりと、嫌がらせをしてくるとかさ。
運転すると人が変わる、ってわりと聞くけど、運転の上手い人ほど、安全運転をするもの。
レーサーは公道で決してスピードを出さずに模範的な安全運転をするそうだ。
果たして世の中のタクシードライバーもそうかと言うと、はい、そうです!と胸を張って言えないところはあるけど…、
私はタクシードライバーを経験したことで運転がとても慎重になったのはまちがいない。
常にあらゆるところに気を配り、危険を想定して走るようになった。
じゃないと怖くて運転ができなくなった。
探偵のころは、そりゃ無茶苦茶してた。
信号守って止まってたら尾行にならない。
いま、おおいに反省してます。
どうもその節はご迷惑おかけしました。
さいわいこちらが過失の事故は起こさなかったのがせめてもの救い。
荒い運転の車を見かけると、よくここであんな運転ができるなぁと驚く。
毎朝、制限速度40kmの対面通行の道路を60~70kmくらいのスピードを出してすっ飛ばしてくる白い外国車が居る。
運転しているのはアラフォーくらいの女性で、車もそうだがあたしセレブ感を全面に押し出していて、いけすかない(笑)
その辺りはオフィス街とは言え、住居もそこそこある地域で朝は小さなお子さんと親御さんが二人で歩いたりしている。
スクールバスでも待っているんだろう。いずれにしてもハイソなエリアか(笑)
狭い道路を毎朝必ず結構なスピードで突っ走っているので、見ていて本当に危ない。
ある朝、わたしがちょうど横断歩道を渡るタイミングで、
遠くからこちらに向かってくるその車を発見した。
この道路をそのスピードで飛ばすことがどれだけ危ないか
わからせてあげようという余計なお世話の気持ちもあって渡り始めた。
まぁ予想はついたことだが一向にスピードを緩める気配はなく、プロレタリアートの私に向かってまっすぐに走ってきた。
階級は関係ないか(笑)
横断歩道を渡り終える手前でわりと近くまでせまってきてて、最後はパッシングを浴びせて風圧がくるくらいの距離で走り去っていった。
だいぶイカれた運転だ。
あの勢いで自転車や歩行者に接触したら大惨事だ。小さい子どもも歩いてんのに。
セレブオババが自損しようがなんとも思わないが、誰かが犠牲になるのは許せないし、理不尽すぎると思うのだ。
みんながみんな譲り合いの気持ちで運転したら事故は減ると思う。
事故を無くすことは難しいかもしれない。もらい事故だってあるしね。
でも、少しだけ心にゆとりを持つだけで、自ら事故を起こしてしまうことは、減ると思う。
運転技術ももちろん大事かもしれないけど、危険を予測することと、心のゆとり。
毎日車通勤の方は特に、同じ時間、同じルートでついつい気も緩みがちになると思う。
ほんと、気をつけてくださいね。
事故は当事者も被害者も不幸になるだけだから。