エアリービーチ オーストラリア
東海岸南下編(2)
アマルフィ感。ハイソでオシャレかも!?。ウイットサンデーありきの街。
1日目 到着
バス旅は続く
タウンズビル〜エアリービーチ間の休憩も一回だけ。今度は海沿いではなく、だだっ広い荒野?というか草原?の中にポツンとあるガソスタ兼コンビニが休憩所。ガソスタとコンビニがくっついてるのは、オーストラリアあるある。洋画とかでもみたことがあったので、最初に見たときはちょっと感動した笑。
朝飯も昼飯も食べてなかったので、コーヒーとサンドイッチを食べて外で一服。ガチで周りには何もない。道路が一本走ってて、そこをたまにゴツいトラックやらピックアップトラックやらが通りすぎていくだけ。ほんまに一直線。空も土地もよくこんな広々してるもんだと感心する。
町並みはまさにアマルフィ!?
なんとか陽の明るい時間に到着した。行きたい場所の一つだったので、期待が高まる。地図を見てみるとビーチが多そうなので、さっさとホステルにチェックインして荷物をおいて夕陽でも見に行こう。
穏やかなヨットハーバを通りすぎる。水面に夕陽が反射してピースフル。ヨットやクルーザーが沢山、整然と停泊していて圧巻。ハイソサエティーな人々はこんなころに船を持ってて、週末やバケーションになると海での優雅な生活や趣味を楽しんでるんだろなー。
大きい通りに出ると、丘の斜面上に建物が並んでいるのが見える。アマルフィ行ったことないけどこんな感じなんかな。一つひとつの建物もデカくて綺麗そうで、隔世の感。斜面上の街が大好物の変態なので、時間ある時に探検してみたい。「ケアンズ以外にも色んな町があるんだな」という、そりゃそうだろと突っ込みたくなるような感想だが、なんとなくそんなことを思った。色んな場所を訪れることで、もっと色んな所に行ってみたいという欲が高まっていく。
大通りを外れるとすぐに海岸に出る。折角だし海岸沿いを通ってみる。早速、夕陽の淡い色合いを帯びたビーチが出迎えてくれた。日没時間と宿までの距離を考えると、チェックインしてからではサンセットには間に合わない。ってことで、バックパックを降ろし、夕陽のビーチでゆっくりしてからチェックインすることに。いやー、なんとも穏やかな景色。ホリデーで来ている人が多いのだろう、みんなどことなく心とお金に余裕があるように見える笑。もちろんバックパッカーっぽい人もいるが、それぞれが自分の時間を楽しんでいるように見える。
再び大通りに戻る。オーストラリアの夕暮れ。陽が沈むに従って空は複雑な色彩を帯びてくる。太陽が沈む直前に、紫色っぽい色になるのが不思議。今まで生きてきて見たことない。同じ空なのに、なぜ日本と違うんだろう。夕焼けのグラデーションも、空自体の近さや広さが全然違うように感じてしまう。オーストラリアは紫外線が強いというが、もしかしたら関連性があるのかも。
まるで住宅街なホステル
ホステルに到着。とりあえず2泊で予約した。なんか、受付は旅行代理店の受付みたいな感じやけど、どこに部屋があるんやろ。と思っていたら、案内図を見せてもらって驚いた。これまでいろんなホステルに泊まってきたけど、建物型じゃないホステルは初めて!敷地内に離れ?みたいなのが沢山あって、そこに泊まるようになってる。こりゃーワクワクするぜい(笑)。とは言っても、ドミトリーはただのドミトリーなので、特に変わったことは無い・・・。友達たくさん連れて泊まれば、部屋も独占できるし、建物じゃ無いから外で色々できそうで良いかもね。ただ、俺の部屋誰もいないし、誰もチェックインしてこなさそうだから、今日は、実質シングルルームやでい!ラッキーーー!
チェックインも済ませ、荷物も置いたので外に出て飯でも探そう。このホステルはエアリービーチの繁華街の端にあたるみたい。繁華街自体は結構しょぼい。そりゃ、大通り一本に店が並んでるだけだからな・・・。ケアンズのSheridan St.をポツンと置いた感じの雰囲気だ。ただ、ツーリストが多いので、通りには人が歩いているし、レストランとか売店、Pubやクラブもあってタウンズビルより活気がある。そう考えると、ケアンズってほんまツーリストタウンとビジネスタウンのバランスがええなって思う。タウンズビルとエアリービーチを足せばケアンズみたいになりそう。
とはいえ、オーストラリアに来てから、なぜかエアリービーチの名前に惹かれていたし、近くのウイットサンデーのホワイトヘブンビーチにも行ってみたいと思っていたので、一つオーストラリアで行きたいとこの念願が叶った。
飯は結局いつもお世話になっているスーパーのWoolworth様で、適当にパンやらハムやらカップ麺やら買って、BWSでビール(Great Northern)を買ってホステルに戻って食べるという、味気ないものになってしまった。いや味気ないんじゃない。そんなに食べたいものも無いのに面倒臭いからと適当に外食して、無駄金使うのではなく、きちんと自分のお金と気持ちを勘定して合理的な判断ができているということだ。(うるさい)
2日目 ぶらぶら
穏やかな海辺と豪邸
翌朝、昨日は暗くてよく分からんかった宿の全貌を目にした。でけえ、ほぼどっかの〇〇市〇〇丁目的な感じやん。熱帯感ある植物もめっちゃ生えてて、一つひとつが大きいからインパクトがある。あと、鳥のさえずりというか、鳴き声というか叫び声がけたたましい(笑)。まあ、これはオーストラリアあるあるかもしれない(笑)。オーストラリア、日本では見たことない鳥がそこらへんうろちょろしてて、ほんま面白い。形もそうだけど、鳴き声とかも全て独特。
空も突き抜けて宇宙を感じれるくらい青天なので、適当にぶらぶら外を歩いてみた。普通に目の前ビーチがあるこの街にもラグーン(無料プール)があるんかい。まあ、プールで泳いだほうが、クラゲに刺されたりすることもないだろうし、沖に流されたりする心配もないだろうから、安心ではあるけど。
ラグーンのすぐ側は海岸で芝生が敷かれており、多くの人が日焼けをしながらのんびりした時間を過ごしている。海の方に目をやると、山々に囲まれた湾になっており、穏やかな海面には沢山のヨットが停泊している。ヨットや、カヤック、サーフィン、キャンプなどオーストラリアはほんまアウトドアのアクティビティが充実しる印象がある。住宅街を歩いていても、庭でBBQをしていたり、泥まみれの4WDが停まっていたり、敷地にボートが置いてあったりする。俺も、せっかくオーストラリアにいるんだから、何かアウトドア的な経験をしたいなー。あとは、土地柄なのかひとつひとつの家が豪華。このうちの何割かは、別荘だったりするのかな?
趣味ってええよな
結構人通りのある遊歩道があったので、そっちの方を歩いてみることにした。高台からヨットハーバーやホテルらしき建物が見える。コーヒーでも飲みたいので、とりあえず賑やかそうな所を目指してみよう。すると、芝生の大広場で何かイベントをやっているっぽい。映画で見るようなかっちょいい車が並んでいる。どの車も年代物でピカピカだ。愛好家が愛車を持ち寄るイベントみたい。色んな出店も並んでおり、その中にカフェもあったのでコーヒーを片手に、いかにも車について知ってますよ風な感じを演出しながら会場内の車を物色させていただきました(笑)。正直、そこまで車には興味はなかったけれど、何かしら自分が夢中になれる趣味があるっていいよなと感じた。
特に予定もない一日だったが、車博のおかげで結構充実した1日になった。腹が減ったので、一旦繁華街に戻りケバブを買って海辺で食すことに。オーストラリアはどこにでもケバブ屋がある。夜中まで空いているので、飲みの後の〆みたいな感覚で食べる人も多い。アメリカでは一般的ではないらしく、アメリカ人の友人はオーストラリアで初めてケバブを食べたと言っていたので、同じ英語圏の国でも結構違うらしい。因みに、ドイツにはケバブ屋がそこら中にあるらしい。地域によっても違うのだが、大体13ドルから19ドルくらいで買える。まあまあオーストラリアの外食にしては安い部類になるだろう。ただ、アメ横とかのケバブの値段と比べるとかなり高くは感じる・・・。とはいえめっちゃうまい。カモメのクレクレプレッシャーに耐えながら完食。
いざ坂の町へ
疲れていたが、まだまだ明るいのでもうちょっと散策することに。坂の上の地区に一箇所でもいいから行ってみよう。自分が行った所は、案外奥行きが無く、数100メートル登ると行き止まりだった。数軒のコンドミニアムとホテルがあるだけで、坂に立ち並んでる建物のほとんどはホテルの敷地内だった。ちょっと肩透かしな感じだったけれど、まあええっか。
再会
ホステルへ戻ると、ケアンズで会ったドイツ人と偶然出くわした。東海岸を南下して、ドイツに帰るとのことだっが、まさかここでまた再会するとは。思わず2度見してしまった(笑)。
休憩してから、彼の友人と夜一緒に外出することに。アイスを買ってラグーンでお喋りした。青春味を感じる(笑)。会社員時代、赴任した場所はなんのゆかり
もない場所で、人間関係は会社関係の人に限られていたことを考えると、まさに別世界な感じがする。自分の問題もあるだろうが、日本ではなかなか新たな友人や交友関係を築くのが難しかった。しかし、今は、ワーホリという自分の状況と自由な時間があるということもあるだろうが、色んな人達との交友関係を広げれる。オーストラリアは世界各国からワーホリや若い旅人、留学生が集まっており、また、そもそも移民が作り上げた国なので、友人を作ったり、ワーホリしたり、移民したりする際の心理的ハードルの難易度が他の国よりも低いと感じる。
アイスを食べたあとは、クラブへ行き適当に楽しんだ。日本ではクラブへは行ったことがなかったが、ここでは居酒屋に行く感覚で友人に誘われる。慣れないし、うるさいので会話は楽しめないし、つまみなしで酒を飲み続けるだけなので、正直好きではないが、まあこれも異文化交流の醍醐味だ。1軒目は、カバーバンドが洋楽を演奏してくれるところで、割と知ってる曲が多く意外と楽しめた。2軒目は、よくあるテクノ的なやつでよく分からんかった。テクノ系を楽しむ修行が必要やな。