うなぎアングラージョコの釣り紀行2


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うなぎアングラージョコの釣り紀行
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シーズン本番と活性は、必ずしもリンクしない
これが悪魔の囁きというものだろうか。

平穏な週末を過ごすボクに一通の携帯メールが。


「今夜は何処へ?」


行くと決め付けてるし…。


発信者は、我がチームリーダー。


という訳で出撃となった。

6月大会を見据えてポイント調査もしたいしね。


実は先日、今年初のボウズを喰らった。

今年初めて纏まったドバが捕れた釣行で。

気温、潮汐、完璧と思われる条件と読んだのだが、外道一匹すら掛からぬまま終了した。


ちょっとしたショック。

でも、心当たりもある。

気温、水温上昇時期に、梅雨入り本格時期までの間にある低活性。

昨年もたしかにあった。

ぱらまたさんから、ホーム河川周辺の地形的な条件で起こる、公的調査機関の調査資料を提示され納得に至ったのだ。

水温上昇による、溶存酸素の低下。

大雨や台風等の水面の撹乱によって解消されるらしい。

八月中頃にもある低活性もこれが原因なら説明もつく。





なので今回は、なるべく潮通しの良いポイントを選択すべく、中紀の河川への遠征を決めた。


オープン戦にも使ったこの川なら、安心だろうと。

刺し餌は、ドバとアオイソメの二本立て。

満潮深夜の小潮。


アナゴの巣窟とも呼ばれるこの川でも、ドバ使用である程度は、かわせるだろう。

しかし、小潮のせいか潮の動きが悪い。
水面が鏡の如くの状況が多かった。


潮の悪い代表的な外道である、フグにゴンズイ。

ほんの少し、潮が動いた時のみがチャンスとなる。

潮目にぶち込んで釣れたのは、エンピツと60程度のうなぎだけだった。


アオイソメには、やっぱりアナゴ…。

30センチ程のキビレ二枚は、潮目の中から出たが、コイツだけは、ドバでもかわせない。



最近は水面を見るだけで、釣れるか釣れないかが解るようになった。

もちろん、潮汐域限定ですけど。




ただ、解らない事が一つある。

潮の大少に関わらず、良く動く時と動かない時があるのは、どういう事か?

タイドグラフ曲線も、現場とは適合しない事が多いのだ。


これが解れば、苦労せんのだけどなぁ。



[ うなぎ釣り ] 10/06/07 (月) 11:28 コメント(3) この記事のアドレス

丹後組臨時ヒラ構成員としての5月大会


実は、うなぎ釣行の重要な足である車が現在無い。

故障と買い替え納車待ちが重なっているのだ。

「まっ、しゃ~ない…。」

という理由で、5月大会出場は諦めていたのです。


しかたなしに日常の足としては、ベスパを引っ張り出して乗っているが、さすがにこれでは、行く気にもなれんし。(笑)


ボクのエントリーが無いのを気にしてくださったのか、ぱらまたさんからTEL。


「なんやとう~、ほなら、丹後に来いっ!そのかわり臨時ヒラ構成員として、丹後組に貢献せんかい、ワレェ~!当日迎えに行く。」



という訳で、5月大会は、丹後組のホームである、日本海での参戦となったのである。



5月15日、昼過ぎにぱらまたさんが自宅近くに来る。
荷物を積み込んで一路日本海を目指す。

他の丹後組メンバー、トモエ兄さんとフーチンさんは、別の車で行っているようだ。



夕方、釣り場に到着。
数ヶ所のポイントを下見する。



河口エリアは、程良い濁りが入っており、水温を計ってみると21~20℃はある。

田植えが始まった影響か、今日の良好な日照に温められたのか、なんにしろ、期待の持てる条件ではある。

トモエ兄さん、フーチンさんと合流、各自ポイントを公平に決め、戦闘を開始する。





実は、ここで竿を出すのは二度目である。

一昨年の晩秋、ぱらまたさんに招待され、半夜だけ釣りをした。(翌日仕事の為)

幸運にも4本の釣果に恵まれ、キロクラスも出た。

それは長さにおいても、その年のボクの最高サイズだった。

これは一年間、モンスターを追い求めて徘徊する、太平洋側ホームの釣り人には、嬉しさと敗北感が入り混じった複雑な体験として記憶に残った。


僕らが集う、うな研公認サイズの上位は、すべて丹後組の釣果であるのを知る以上、そのポイントに立つ時は、他では無い緊張感に包まれる。


この日の条件と、このポイントの得意性も考慮して仕掛けサイズを選ぶ。


深夜に満潮を迎えた一昨年とは違い、下げスタート。
水深を求めて、深いであろうとおぼしき所に投入する。


日本海側ポイントを理解するのは、時間がかかる。

大潮とは言え、少ない潮位と緩慢な潮の動き。

良好な水温もこの低水位では、たちどころに外気温低下の影響を受けるだろう。
急激な水温低下は、イコール低活性。

それでも潮で喰わす太平洋パターンもここでは、通用しそうもない。

日没時水温を計る。

19℃…。

早い時間勝負かも知れない。

花武さんと電話中、上流側の竿に大きなアタリが!

慌てて、竿をホールド、しかし早アワセは禁物。

ラインスラックを取り、突っ込みを確認してから、大アワセ。

乗った!感覚としては、今年最大か?

気持ちだけ、ドラグを緩めて寄せていく。

ぱらまたさんがタモ入れをサポート。

取り込んだ!

「70オーバー!」

ぱらまたさんが対岸のメンバーに伝える。



もちろん、このサイズで安心出来ないのは、過去の大会で幾度か経験している。


しかし、早い時間の一本は、その後の釣りに心の余裕が持てるのは、間違いない。








だが…、あきまへん。



22時前の干潮を挟んで現場は、干潟状態。




キャストしたオモリも、心なしか鈍い着水音。(笑)



満ち潮を待ってみるも、日本海の緩慢な潮では、状況変化も乏しい。



ポイント移動を決断。



かの有名な94ポイントにてラストチャンスを待つ。



さすがに水深があるだけに、明け方の満潮前後に潮が動き出すと、活性が上がる。

マルタにフグ、カレイ。


しかしそれもほんの僅かな時間だけ。

うなぎらしきアタリもあったのだが、ソッコーで根に喰われて高切れを起こした…。




ピタリと潮が止まって撤収となった。





幸運にも今回は、ボクの一本が型の部トップになった。

ホントにラッキーだったとしか言いようが無い。



しかし、まぐれ待ちで安定した釣果が望める程、釣りは甘く無い。



たゆまぬ努力と研究のみが身を結ぶと信じている。




納竿時、ぱらまたさんから丹後組名誉会員として、チームステッカーをいただいた。(笑)



ぱらまたさん、トモエ兄さん、フーチンさん。


本当に、ありがとうございました。





次回からは、チームICUとして全力でいきまっせ~!


[ うなぎ釣り ] 10/05/19 (水) 09:34 コメント(17) この記事のアドレス

オープン戦開幕!


昨日は、うな研主催のオープン戦にエントリーしました。

シリーズ戦と違い、ノーポイントマッチなんですが、約、半年間のシーズンオフを経て開催されるので、お祭りと言えど力が入る。

それに、時期的には多少難しい釣りになるので、それはそれで面白い釣りが出来る。





昨年にICUメンバー、花武さんが見つけた早期限定の型揃い爆釣ポイントは、昨年とは違う気候変動により、今だ爆発せず、ゆったりと構えていた我々は大慌て。(笑)

それでも、気候さえ良ければ普通に釣れるポイントはいくらかあるのだけど、オープン戦数日前から気温はさらに急降下、さぁ、どうする!!



前日の海水温を調べると、紀淡海峡から南はまずまずの水温が表示されている。

おまけに黒潮が潮岬に接岸し過ぎて引っ掛かり、紀伊水道に反転流まで入っている。

このパターンは最盛期には爆釣になる事が過去多くあり、ボク自信は潮汐よりも重視している。

それと、早期は小さい潮の成績がなぜか良く、デカイ上げ潮と下げ潮の水温変動が逆効果になってるんじゃないかと思っている。

ただし、小さくても潮の動きは重要。
盛期は地形で喰わす。
早期と晩期は潮で喰わすのがボクのたどり着いた釣行パターンになった。


黒潮南下作戦をとったのがボクらICUと…なんと宿敵、丹後組である!
日本海メインの彼らはホームでの参加は絶望的な結果と判断したようで、我々よりも更に南を目指していた。(笑)




選択したポイントは中紀の河川。
昨年の団体戦で10月というのに2時間余りで10本近い釣果(すべてエンピツ)があった不思議な川である。

去年は打倒丹後組の一念で苦し紛れで急遽、ポイント移動で立ち寄ったのだが、この機会にじっくりと調査もしたかった。


16時過ぎに現地到着。
左岸、右岸と調査開始。
水温測定、潮通しの差で最大2℃の違いもある。

テトラ護岸の無い場所でも、巨大な自然石が隈なく沈められており、取り込みは早めに浮かせて長竿で抜かないと根に喰われる可能性が高い。
広大なようで、案外やりづらい川だとの印象を持った。

釣座を決めてから、うなぼうずさんと待ち合わせの場所に向かう。

頼んでいたアオイソメ1500円分を受け取る。

うなぼうずさんは、隣接して流れる得意の小河川を選択したようだ。

互いの健闘を祈り合い、別れる。



現場に戻り、防潮堤を超え、えっちらおっちら荷物を抱えて第一の釣座へ。(笑)

18時半、釣り開始を各地のメンバーにメール発信。
さぁ、今年も始まった!



開始早々、20センチ程のキスが来る。

まぁ、アオイソメ使用だから仕方ない。

その後、うなぎも釣れるがアナゴが混ざる。

というかアナゴが圧倒的に多い。

針とハリス交換が頻発して規定の5本の竿が常に2~3本の稼働率。

こういう展開は苦行の如くの作業で本命を拾っていかなければならない。

ポイント選択ミスも頭をよぎった。


上げ潮が始まる前にポイント移動を決める。

200メートル程、上流の川幅が狭まったポイントである。

流れの変化も複雑で、状況も変わるかと期待した。

しかしながら、ここではアナゴに加えてキビレが交ざる。

アナゴのサイズも60を超えてきた。

ここは底石が荒いらしく2~3秒間、魚の感触を感じた直後に根に潜られて抜ける事態も続発する。


だが、本命3本目にしてようやくエントリー確実サイズが来た。

その後、竿の稼働率1本という最悪の状況にもなった。

それにしても、圧倒的多数の外道の中から、ぽつぽつと本命を拾う釣り程疲れるものは無いな~。


たいした寒さでは無いものの、さすがに水温も低下してきたのか、ゴンズイにフグの比率が増えて来た。


実は1500円分のアオイソメに加え、現地でも購入したアオイソメ500円にミミズ一箱もあったのです。


それらすべてが無くなりました。


高活性を狙った今回のポイント選択は、外道ラッシュという、招かざる客も呼んでしまいました。


うなぎ釣り…、ある意味、釣りのセオリーが通用しない部分もある、悩ましくも楽しいこの釣りに、まだまだはまり込み続けそうです。





[ うなぎ釣り ] 10/04/25 (日) 19:49 コメント(6) この記事のアドレス

シーズン本番突入!


またもや気温20℃アップ!
仕事中も頭の中はうなぎ釣りに占拠される。(笑)

明日は本格的な雨。
週末はオープン戦。

これは、行くしかないでしょ~!

仕事を3時過ぎに切り上げ、車を飛ばす。

オープン戦を控え、どうしても知っておきたい事が幾つかある。

現在の河口の水温。

早期のバチ抜けメソッドは本当か。

低活性時における、小針、細ハリス、軽オモリ、軟調子竿の優位性。


今年の課題の一つに、細ハリスがある、シーズン通して使う事によって、自分の釣りがどう変わるのかを見てみたい。

裏目に出るかも知れないけど、何かもう一つ、抜け出したいのだ。

喰わせ優先で細ハリスを選択するのは、釣りのオーソドックスなセオリーである、取り込みは喰わせて初めて考えられる事である。


そのため、今期からは細いハリスはグランドマックスを使う事に決めた。

クレハ最強のハリスを選択して駄目だったなら、諦めもつくし。(笑)



フカセの頃、0・2号単位で劇的に変わるハリスの釣りをやってきた。


無理矢理、うなぎにも当て嵌めるっ!


失敗してもいい。



釣り具屋到着。
ミミズ、アオイソメ購入。

現地到着して竿出しの準備をしていると、今日は出撃不可能とメールしてきた花武さんが発作に負けたのかやはり来ると言う。(笑)
お、おそるべし…。






水温測定、17・3℃。

予想外の優秀な数値だ。

まぁ水温は数値よりも、その温度に到る過程が重要なのだが、いやがうえにも、やる気が出るというものだ。

思い起こせば昨年同時期のオープン戦、午前中まで雨が降り、測定水温は14・5℃。
ボディブローを喰らったものの、なんとか3匹掛けた。



また、明日の雨で確実に下がるだろう。
中一日でどれだけの上昇が見込まれるかは判らない。






17・3℃に気を良くして、ハリスは2号をチョイス。

大会を仮定して竿5本。
ミミズ2のアオイソメ3。


遠近投げ分ける。

しばしの沈黙、日が完全に沈んでから、近投にアタリ、エンピツの…アナゴ!


水位は低いながらも満ちはじめの影響か?
それともポイント選択ミス?

しばらくして、同じ竿から、本命!しかしエンピツ…。
少し気を取り直す。


次は別方向の中距離の竿から、50前後のうなぎが出る。


その後、またアナゴ…。



どのアタリも小さい、だが一連の聞きアワセから、送り込みにかけての食い込みは良好。

ぐいぐいと手に感じる絞り込み、本食い確認からのアワセも完璧に決まる。



その後しばしの沈黙が続き、23時。


ド遠投竿から初のアタリが。!


今までと違ってやや、力強い。

ゆっくりとリトリーブして聞きアワセる。

ガツガツと手に感じるが、絞り込まない。

オープンベイルにしてラインフリー。
一からやり直す。

グイッとラインが引き込まれる。


大アワセをくれると久々の重量感。


実は自分で取り込めたのだが、確実を期して花武さんにタモ入れをサポートしていただいた。

花武さん、ありがとうございました。


どうやら、70はありそうである。


本年初のまずまずの型に、記念撮影。(笑)



日付の変わる頃、うなぎ釣り初の外道、深夜カレイを釣って納竿。


帰りに花武さんとラーメン屋で腹ごしらえして帰った。



今回、一定の優位性があるタックルパターンを発見した。

本番は予報ではさらなる低活性が見込まれる。


仕掛けで対応出来そうな気が…。










それとも妄想で終るか!(笑)


[ うなぎ釣り ] 10/04/22 (木) 08:49 コメント(8) この記事のアドレス

オープン戦の下見釣行

昨年見つけた早期爆釣ポイントにチームメイトの花武さんと行ってきた。

週末に控えたうな研のオープン戦、選定ポイントとして使えるのかが気になったのだ。

去年の同時期に花武さんの調査で見つけたこのポイントは、シーズン当初とは思えない型と数を揃えた。
エンピツに苦戦する4月のうなぎ釣りに光明をもたらした驚愕の発見だったのだ。


ただ、シーズン本番になるとこの場所は、変哲のない釣り場となるので、早期限定のポイントと我々は位置付けていた。

うなぎがその月々事に最適な場所に集まるという、認識をボクに与えた出来事でもあった。


しかしながら、気温、水温の変移が昨年度とは大幅に違う。


桜も散ったというのに暖かさが長続きしないので、シーズンを迎えた実感がわかない。



高速を飛ばして日没前には現場に到着。
水温測定、17・8℃。
日中の気温が20℃になったとは言え、やはりここは水温が高い。
南西の風も申し分ない条件と思われた。


昼の暖かさが残る時間帯は、頻繁にアタリがある。
しかし乗らない。

明らかなる食い込みアタリもある。
だが、送っても待っても乗ることはない。

花武さんも同様のようだ。

結果は、居喰いのエンピツうなぎ。
外道で釣れたナマズまで居喰いだった。


この渋い喰いの状況で考えられるのは、気温の不安定さ。

短い周期で入れ代わる寒暖。


さて、週末のオープン戦は難しくなったな。

キーワードは安定した水温なのは解っている。

黒潮影響域への遠征か?

渋さに対抗できる仕掛けの見直しか?

こうなったら、やれる事はすべてやってオープン戦に挑もうと思っている。

[ うなぎ釣り ] 10/04/20 (火) 09:27 コメント(2) この記事のアドレス

小鷹網

さすが、和歌山。

小鷹網が干してあったよ。
実物を見るのは初めて。

投げる所、見てみたいな。


[ 日常の出来事 ] 10/03/24 (水) 22:06 コメント(2) この記事のアドレス


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