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『秋に記す夏の印象~パリ・ジョージアの旅』

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2022年8中旬から9月中旬までおよそ1か月、私はジョージアを中心にヨーロッパを旅してきました。 フランス、ベルギー、オランダ、ジョージア・アルメニアを訪れた旅。 その最大の目的…
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2024年11月の記事一覧

『秋に記す夏の印象 パリ・ジョージアの旅』~ドストエフスキーとトルストイを学ぶ旅

はじめに2022年8月中旬から9月の中旬までおよそ1か月、私はジョージアを中心にヨーロ…

【パリ旅行記】パンテオンでフランス人の雄弁をからかうドストエフスキー~そして私は…

パリにはとてつもないほど観光名所がある。その全てを回ろうとすればいくら時間があっても足り…

【パリ旅行記】ナポレオンの墓があるアンヴァリッドへ~文豪達も憧れたナポレオンとい…

パンテオンでルソーやヴォルテール、ゾラ、ユゴーのお墓参りをした後に私が向かったのはアンヴ…

特濃コーヒーを愛飲したバルザックのコーヒーポットに感動!パリのバルザックゆかりの…

はじめに前回の記事でナポレオンの墓についてお話ししたが、今回の記事ではそのナポレオンの…

パリの下水道博物館を訪ねて~レミゼファンにぜひおすすめしたい穴場!

今回のパリ散策において、マニアックながらもぜひおすすめしたいスポットがある。 それが今回…

パリのゾラゆかりの地を訪ねて~『ナナ』の劇場やファンにはたまらない様々なスポット…

はじめに今回の記事では私が尊敬する作家エミール・ゾラの代表作『ルーゴン・マッカール叢書…

サクレクール寺院から見るパリの絶景~ゾラ後期の傑作小説『パリ』との関係についても

前回の記事ではエミール・ゾラの『ルーゴン・マッカール叢書』ゆかりの地をご紹介した。 そして今回の記事では『ルーゴン・マッカール叢書』を書き上げたゾラが満を持して執筆した「三都市双書」の最終巻『パリ』の主要舞台となったサクレクール寺院をご紹介したい。 サクレクール寺院はモンマルトルの丘の上に立つ教会だ。 こちらは凱旋門から見たサクレ・クール寺院。小高い丘の上に立っていることがわかると思う。 モンマルトルの丘周辺は観光地としていつも賑わっていて、お土産屋やカフェも多い。ち

パリのオペラ・ガルニエでファントムの5番ボックス席を発見!『オペラ座の怪人』ファ…

パリと言えば『オペラ座の怪人』を連想する人も多いのではないだろうか。かく言う私もドストエ…

ルーブル美術館のマニアックな楽しみ~ドストエフスキーも愛したクロード・ロランを堪…

パリといえばやはりルーブル美術館を思い浮かべる方も多いだろう。 ミロのヴィーナスやダ・ヴ…

ルーブル美術館の『サモトラケのニケ』が美しすぎた件について

前回の記事ではルーブル美術館でプッサンやクロード・ロランと出会ったお話をした。 そして今…

モネの『印象・日の出』は立体⁉パリで私の1番好きな絵画!パリのマルモッタン・モネ…

マルモッタン・モネ美術館はパリの西側にあり、ブローニュの森のすぐ近くだ。以前紹介したバル…

パリ郊外のエミール・ゾラの家を訪ねて~文豪も愛したセーヌの流れに癒される

ゾラについてはこれまでの記事でもお話ししてきたが、いよいよこれからパリ郊外のメダンにある…

パリ滞在を終えてドストエフスキーに思う~なぜラスコーリニコフはラスティニャックに…

一週間ほど滞在したパリでの日程もいよいよ終わりを迎える。 『秋に記す夏の印象』ということ…

ユゴーが『レ・ミゼラブル』完成のために訪れたワーテルローの古戦場の大きな意味とは

パリからオランダに向けて出発した私はその途中、ベルギーのワーテルローという地に立ち寄りました。 私がそこへ向かったのは何を隠そう、『レ・ミゼラブル』の存在があるからです。 今回の記事ではそんな『レ・ミゼラブル』成立に大きな影響を与えたワーテルローの古戦場を訪れた体験をお話ししていきます。では、早速本編へと入っていきましょう。 パリを出発した私が向かったのはベルギー国内にある古戦場ワーテルローの地。 ベルギーの首都ブリュッセルからはバスでおよそ1時間ほど。 ブリュッセ