運気のからくり
私が毎日の生活を送る中で、モットーとしていること。
それは、
「どんな小さなモヤモヤやイライラも逃さない」
ということ。
そして、それを取り除くための努力は最大限行う。
何も大層なことではない。
例えば、指の先にできた”ささくれ”。
これが何かをするたびに引っかかり、モヤっとする。
こういうことを、そのまま放置せずにすぐに対処する。
こんな小さなことから始まる。
私は、運気という、言わば目に見えない不確かなものを
かなり信じているところがある。
運気アップにつながると言われていることは、
ほとんど試してみた。
そして、いろいろやってみてあることに気づいた。
「運気アップ=日々の小さな違和感をことごとく取り除くこと」
なんじゃないか、ということだ。
風水や家相を例にとってみる。
家相では、三叉路のどん詰まりやカーブの内側に家を建てるのは
あまり良くないと言われている。
「気」の流れが停滞する場所だかららしい。
風水で、トイレの蓋を開けっぱなしにするのは良くないと言われる。
これも「悪い気」が家中に充満してしまうかららしい。
この「気」というものは目には見えない、とても曖昧な概念だ。
気=人間の感情の集合体だ。
三叉路のどん詰まりやカーブの内側は、人や車が突進してきた場合、
逃げ場がないのが特徴。
トイレなどの水場は、昔は現代のように排水設備が整っていなかったことから、
細菌やウイルスなどの病原体が多い場所だった。
だから、家の中では離れた場所に作られていた。
こういう危険の概念が、常に頭の片隅に、心の奥底に、棲みついている。
そしてそれらが、本人ですら認識できないような小さなモヤモヤとなって、
日々感じながら生活しているとすると・・・。
実際にそういう事故や病気にならなかったとしても、
そうなるのではないか、という不安定な気持ちが
運気をダウンさせているんじゃないか。
これを、全ての「運気をアップさせること」「運気をダウンさせること」に
当てはめてみると、ほぼ説明が付いてしまう。
金運を上げるためには、黄色い長財布にして中をすっきり綺麗に保ちましょう、というのはある程度有名な風水。
黄色はお金を連想させる色だし、ビタミンカラーで元気になる。
気分は爽快になる。
中がごちゃごちゃだと、いざお金を出すシーンでなかなか思うようにお金を取り出せず、
自分の行動がまごつくことに、モヤモヤイライラする。
長財布は、新札が手元にやって来た場合に、
折ったり曲げたりせずに収納できるから、
モヤモヤしないで済む。
こんなふうに考えると、
運気をアップさせるためには、
日々の生活の中の、小さなモヤモヤやイライラなどの
自分の中の違和感を無くしていけばいいことなのでは、
ということに行き着いたのだ。
この洋服、少し毛玉ができているな、
髪が伸びてスタイルがなかなか決まらくなってきた、
このお皿を取り出そうとするたびに引っかかる、
鏡がくすんでいる、
など、うっかりするとそのまま流れてしまって
気づかないような小さな日々のモヤモヤはたくさんある。
ただ、それに気づかないほど疲れ切ってしまったり、
気づいたにもかかわらず見て見ぬふりをしたり、
そういうことが運気ダウンを招くのだと思う。
だから私は、どんな些細なモヤモヤも
すぐに対処するように努めるのだ。