受容と非受容②
受容と非受容②
例えで出した親子の話しでいうと、両者共に非受容の状態になっています。
非受容とときに使いがちなのが、ユーメッセージ。
「あなたは何考えてるの!」
「お前が悪いんだろ!」
「あなたがそんな事言うから」
焦点が自分以外に当たりがちです。
ちなみにアイ(私)メッセージ、ユー(あなた)メッセージです。
社会はユーメッセージで溢れています。
おまえがあなたが君があいつが、、、他人を裁いているときは楽です。自分が変わった方が早いということは分かっていてもついつい相手を変えようとします。そんな時にアイメッセージを使えたら達人です。例の親子の場合お母さんがアイメッセージを使うとこんな感じです。
お母さん
行動→いきなり働くって言われると
影響→今までの頑張りが無駄なような気がして
感情→虚しい、悲しい
こんな感じでしょうか。
ここから!大切なひとこと
「なんで働こうと思ったのか、話せる範囲内でいいから教えてほしいな」
お子さんもなぜ働こうと思ったのか。その理由があります。どんな気持ちでこの言葉を吐き出したのだろう?どんな想いでこの答えに至ったのだろう。
聴く側としては
「なぜそうせざるを得なかったのか」という思考を持つと落ち着いて対応することができます。
お子さんの本当の思いはどうだったのでしょう。
お母さんが自分の為に頑張ってくれているのが申し訳なくなり、いつまでも大変な思いをさせたくない。自分がお金を稼いで早く楽になってほしいという理由がありました。
お互いがお互いを想っていたのです。
コミュニケーションとは
情報と感情の相互の伝達。
その中でも感情の伝達はとても重要です。
伝えるのに言葉は不完全な道具ですが、アイからユー、なぜそうせざるを得なかったのか?という事を知るだけでも良いと思います。
アイメッセージはもちろん万能ではありませんが
意識して使ってみるとコミュニケーションがより良くなっていきます。