空き家に人が!プチ混乱した話
窓から見える一軒の空き家
昔は本屋さんだった建物は
今はもう、住む人がいなくなってしまった。
何年もその状態が続いていた。
窓から見えるのは、その家の裏側で
玄関先は全く見えない。
ところがある日、ふと窓から空き家を眺めると…
窓が開いていた。
えっ!どうしたの?
誰かいるんだ。
何?…何?…
プチ混乱した私は
そこからカーテンをぴっちり閉め、
でも、少しだけ開けた隙間から空き家の様子をのぞいていた。
さながら、張り込みをしている刑事《でか》のようだった。
結局その日は人は確認できなかった。
玄関が見えないから
人の出入りを確認できなかった。
そしてその日から数日間、空き家をついつい観察するようになった。
今日はどうかな?と・・・
しかし、あれ以来窓が開くことはない。
思えば、あの日は秋晴れの気持ちの良い日だったから
近くに住む親族?の人が換気に訪れたのかもしれない。
良からぬ妄想をいろいろしてしまった。反省…。
古い家だが、まだ住めるし、
元本屋さんだから
何なら別の「お店」として開業できそうなのに。
もったいない。
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