DJSODAさんの今後について


パソコンも買ったしなんかネットに文章でも書いてみるかと思ってNOTEを始めてみたけど誰も読みやしないからネットニュースで話題の問題にのっかってやろうと思いました。

最近、ネットニュースでよく出てくるSODAさん問題について、いろんな人がいろんなことを言っていますが、擁護している人も批判している人もどちらもお話として間違ったことを言っているわけではないと思いました。

擁護派の人は、『彼女がどんな格好をしていたとしても触ったりなんかするやつが悪い』と言っていて、もちろんその通りだと思います。

ここでちょっとたとえ話をします。家を出るときに鍵をかけるのを忘れて出かけたら空き巣に入られた人のことを考えてみてください。確かに、鍵をかけ忘れた人に落ち度はあると思いますが、『だれが悪いか』という話になったら、僕は空き巣にはいって物を盗んだ人が100%悪いと思います。

でも、彼女が鍵をかけ忘れていたのも事実です。
なので、『盗まれたくなかったらちゃんとカギをかけろよ』という意味で彼女を批判する人が間違っているとも思いません。
ただ、ああいう場所で『ちゃんと鍵をかける』という行為に値する行動、ふるまいというものが何なのか、全部を見たわけではありませんが、主なネットニュースの記事を見た限りで、彼女を批判している人がちゃんと言えているとは思えなかったのでこの記事を書きます。

批判派の主張①
露出度の高い服を着ていたのが悪かった。
これは明らかに違います。
大きな音と、アルコールと、その他もろもろで知能指数が下がり、ハイになっている無軌道な若者たちにとっては、投げ込まれる生贄の露出度が高かろうが低かろうが関係ありません。

たとえ十二単(じゅうにひとえ)を着ていようがイルカ(名残雪のほうで海の生き物のほうではないです)みたいにオーバーオールを着ていようが、あの環境の中に放り出されたらもみくちゃになってその中の悪い人たちが胸やらお尻やらを触るのを防止するのは至難の技と言わざるを得ません。

批判派の主張②
じゃあそもそも客席に降りていくことなんかないだろ?
これも違います。
彼女にとっては客席に降りていくことはパフォーマンスであり、仕事です。
音楽のイベントなのだから、音楽で勝負すべきであってそれ以外の部分でのパフォーマンスなんて必要ない、というのも明らかに間違いです。
ピエール瀧のいない電気グルーヴ、すっぴんのKISS、ギターを燃やさないジミヘン、うちわ禁止のジャニーズのコンサート、何と呼ぶか知りませんがあの光る棒禁止のアイドルのコンサート、観客を舞台に上げないギターウルフ、生きた蝙蝠をまるかじりしないオジーオズボーン、傘の上で何かを回してるだけで『おめでとうございます』っていう方がいない染乃助染太郎、バックバンドだけのBABYMETAL、一部変なものも混ざりましたがそんなものだれがお金を払って見に行きたいと思いますか?(個人的にはすっぴんのKISSだけは見たいです。お詫びして訂正します)
ということで、彼女が参加するイベントで彼女が客席にいって、ライブに参加してくださった方々と触れ合うのはビジネス的には必要なことです。

話はたとえ話に戻りますが、空き巣に入られないように家に鍵をかけるのと同様に、いかれた兄ちゃんやら姉ちゃんやらにもみくちゃにされず、且つ客席に入っていくという彼女のパフォーマンスをあきらめずに済む方法、それが今後の彼女の活動にはぜひとも必要です。もちろん、運営やらセキュリティがちゃんとしろ、というのもありますが、伝統的な手法として、音楽イベントでハイになった観客にもみくちゃにされないための服装、というものがちゃんと存在するのです。

彼女にはぜひ、パンクファッションでイベントに臨んでほしいと思います。
参考リンク:鋲付き革ジャン - Bing images

初期のパンクスのライブでは、それこそノーフューチャーな若者たちが集まり一触即発の雰囲気だったそうです。また、ライブ会場も狭く、踊ったりなにかしている周りの人との接触は避けらない状態であったようです。
初期パンクにおける鋲付き革ジャンのとげとげは『俺はやばい奴だぞ』という自己主張という意味ももちろんはらみながら、実際に接触すると危ない、という物理的な危険があるため、もみくちゃにされることを避けるためのツールとして実用的な使用がされていた、と先人から聞いています。

ただ、初期パンクの時代から50年くらいたった今、彼女にこれそのものを着ろ、というのはさすがに気が引けます。(今でもこれを着ている人に深くお詫び申し上げます。僕はそういう世代なのですごく格好いいと思いますがさすがに流行の最先端とは言えないと思いますので無礼をお許しください)。
彼女もプロなんだからスタイリストはついているだろうし、スタイリストと相談して、この手の服装の実用的な要素(とげとげとか触ったらケガする部分)を残しつつ、露出度も刺激的な感じで現代の流行に合うようなファッションでイベントにでる、という方向で頑張ってもらいたいと思います。

昔の言葉で、武器になるようなものを何も持たないことを『身に寸鉄を帯びず』と言いましたが、今回のようなことがあって、彼女の心も傷を負っていると思います。そんな言葉はありませんが『身に鉄を帯び』ることによって、彼女自身の心の不安を解消し、『私はとげを身に着けてこの場に立っている、だから大丈夫』という気持ちになってもらって今後も今まで通りの活動をつづけていただけたらいいかと思います。

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