#10 ひとり時間
お昼にカレーをたんまり作りました。
キーマカレーでもスープカレーでもない、オーソドックスなカレー。
自由が約束された安心感から、気持ちが高ぶり次々と欲望が溢れ出します。
さぁて、読書しようか、映画観ようか、ゆっくり湯舟に浸かるのもいいなぁ~。
わたしは、ひとりが好き。
だから自由なこの時間こそ、できることならひとりで味わいたいと思っています。
無音の空間で。
しかし生きている限り、息遣いや鼓動、何らかのノイズが入り込んでしまうため無音の空間は作れない。従って、ここでは”無音”ではなく”静寂”という言い回しが適切かしら。
静寂なひとり時間は、どこに行くわけでもなく、好きに囲まれた安心感と、心地よさに包まれる、わが家で過ごすことが多い。
カフェで過ごすなんて高嶺の花!
カフェはもっぱらテイクアウトで、いっつも同じ商品ばかりを頼む全く冒険しない女です。
正直なところ、気になる商品あったとしても、圧力を感じてしまって、言葉に詰まる。すると口がオートマチックに『ソイラテ』をオーダー。
少々、話が逸れました。
えー、ここのところ優しさが枯渇していたので、そんな心を潤いで満たすように、この時間を堪能しようと思います。
ご機嫌な自分を維持するためにも、とても大切にしたい『時間』。
今夜はベランダでアウトドアチェアに腰をおろし、航空障害灯を眺めて過ごそうか。
無意識に赤の点滅をカウントする。
なんと無意味な時間を、それでいてなんと贅沢で平和な時間を。
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