
#010 読書記録(2035 10年後のニッポン)②お金・経済
「2035 10年後のニッポン」(堀江貴文著)第2弾は「お金・経済」である。この章は、普段からお金の勉強をしているため、さらっと読むことができた。自分にとって真新しいことは、あまりなく自分の知識の確認となった。堀江氏が予想する10年後の未来に向かってしっかり準備ができていると確認でき、嬉しかった。今回も堀江氏の著書をもとに自分が大切で伝えたいと思ったことをまとめている。
がん保険は、不要
がん保険は、不要である。そもそも保険とは「起こる可能性が低いが、もし起こったときに損失が大きいもの」に対して備えるものである。損失が大きいとは、自動車事故や火災など起こってしまったときに貯金では賄えないため保険で数千万、数億を保証してもらう。そのため、多くの保険加入者で出資し合いごく一部、起こる可能性が低いが起こってしまった人に保険金が支払われる。だから、成り立つのである。
がん保険をはじめとする医療保険は、起こる可能性はそこそこある。特に、がんに関しては「2人に1人がなる。」とうたい宣伝している(実際にそうだが)。2人に1人がなるということは、2人で1人分の保険料を支払っているようなものだ。自動車保険など起こる可能性が低いものは、何千人、何万人で1人分のお金を出資しているが、がん保険は2人で1人分のお金を払うのだ。こう考えるとバカバカしい。
また、がんになったときの損失はそこまで大きくない。入院したり働けなくなったりする期間はあるが、今の医療技術だと保険適用内で十分治療も受けられる。万が一、死に至るケースもあるが、死亡保証は別。自分が死亡して、家族に負担をかける場合は、別途生命保険に加入しておけばよい。
年金は絶対に破綻しない
「年金はもらえない。」「今は、自分で老後のお金を確保する時代。」などといい貯蓄型の保険や個人型年金などのセールスを受けた方もいるだろう。私もこの種の話にのり保険会社の薦める保険に入ってしまったことがある。
しかし、日本の年金制度は絶対に破綻しない。現にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)による運用によると98兆円もの利益を上げている。2001年からの運用のため、リーマンショックや東日本大震災も経験している。これは、すごいことだ。専業投資家になってここまでの成績は絶対に出せない。理由は、幾つもあるが一番の理由として、一般の投資家で、そこまでの出資金を準備できない。 GPIFは年金という仕組みの中で多くの出資金が集まり、その上で専業投資家のような人間がリスクヘッジをしながら運用している。破綻するはずがない。そんな運用実績を上げている年金制度に「信用できない」などと頼らないのは間違っている。
少子高齢化の影響で、受け取れる金額は減るが年金を当てにして老後の計画を立てておけばよい。そのため、老後の金銭的準備は、次に述べる「NISA」や「イデコ」くらいで十分だ。
資産形成の鉄則「長期・分散・低コスト」
資産形成の鉄則は「長期・分散・低コスト」である。結論、私は「eMAXIS Slim 全世界株式、eMAXIS Slim 全米株式」を楽天証券で買っている。もちろん積立NISAで買っている。
長期継続投資をするために、生活に影響が出ない程度の金額を毎月投資している。現在は、満額の3万3千円を投資しているが、2024年以降はNISA制度が変わるため、7万円を投資する予定である。
分散投資は、全世界株式を選ぶことでおおよそ大丈夫だ。もう少し、純資産が増えてくると債券なども考えようと思っているが、現状仕事を辞めるつもりはないため、株式一択だ。
低コストは、ネット証券の楽天証券を通してeMAXISシリーズを購入していることで達成できている。また、NISA制度をフルに活用することで非課税で運用できるのでコストも大幅カットできる。
私の予定では、この調子でいくと60歳手前で早期退職し、退職金で住宅ローンを返し、あとはフルFIREだ。体が動く元気なうちに夫婦で海外旅行にたくさん行きたいと考えている。
まとめ
今回は、主にお金に関することをまとめた。無駄な保険に入らず、浮いたお金で国が用意したNISAを活用し、投資をする。生活資金6ヶ月分は貯金し、あとは無駄に貯金せず今を楽しむ。年金ももらえ、投資もしているため、老後も安泰。お金の不安に苛まれることなく今も未来も精一杯楽しむ構図の出来上がりだ!