ふれすか、香立を買う
40年以上生きてきて初めて、香立というものを買いました。一緒にお香も。
フラフラと歩いていた東京駅・八重洲地下街にある香の専門店「香十」さんにて。
このね、ガラスの香立の紫色に目を惹かれたのですよ。
暗い青みの紫で「良い色だな。好きだな」って。
水墨画のようなマーブル模様も素敵。
他にも白やとても綺麗なブルー、黄色など明るい色もありました。
でも私の目を釘付けにしたのはこの紫!!
お香。香水やアロマオイルは使うけど、お香というものを人生において炊いたことがありません。
線香しか使ったことない。
でもお寺の匂い、白檀や沈香、伽羅など知ってはいました。蘭奢待とか。名前くらいは。
寺の匂い、好きだし。
香立、本当に使うのだろうか?
という疑問が湧いてきて、2日くらい考えました。
でもやっぱりあの美しいガラスの紫が忘れられない。
「これからの私の人生に、自分の部屋に、生活に、あの美しい紫の、ガラスの香立を置いておきたい」
心からそう思ったので、購入すると決めました。
いざ買いに行って、さて、なんの香りを立てようか?と店内のテスターをくんくん嗅ぎまくりました。
この香立の近くに並んでいた「いろは」というシリーズがいろいろな種類があって値段も手頃で良さそうでした。
「玄関先のおとめ椿」とか、「檜の木漏れ日」とか「あの曲がり角の金木犀」とか、ネーミングも文学少女的。
美しい色の香立に、ピンクや辛子色、ターコイズといったカラフルなお香を挿して置いたらインテリアも楽しげになりそう。
「寺の匂い」も良さそうでしたが、香りは直感が第一だと思ったので、一番好きだなと感じた「朝露に蓮の花」というやさしいフローラル調の香りを買ってみました。
色が紫に紫でかぶってしまったけど、大好きな色だからまあいいや。
使ってみて良かったら、他の香りも買ってみよう。
ジャスミンや蜜柑もいいなと思ったし、本格的な「寺っぽい香り」も炊いてみたいし。
この香立は水洗いができるそう。
紫はラスト1個でした。やっぱり買おうと思い立って良かった〜
で、いざ使ってみようと思ったら、家にチャッカマンがなかったというオチ…
マッチもライターもありません。
たぶん家人が持ってるんですけど出張で不在で…あとで100均ででも買ってこようと思います。